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LNJ Logo 韓国:サムスンA/Sニセ偽装請負、証拠隠滅か
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「サムスンA/Sニセ偽装請負会社、サムソンのロゴを消している」

殷秀美、証拠隠滅の疑いを提起「労働部の支援も受けた...こそ泥集団」

キム・ヨンウク記者 2013.06.18 16:24

大規模なニセ偽装請負会社を作り、数千人以上のアフターサービス技術者を不法に派遣した疑惑を受けているサムスン電子サービスが、偽装請負の証拠を隠滅しているという疑惑が提起された。6月17日、殷秀美(ウン・スミ)民主党議員などが関連事実を暴露して一日後だ。

殷秀美(ウン・スミ)議員は、6月18日午後、国会環境労働委雇用労働部業務報告 で房河男(パン・ハナム)雇用労働部長官に「今、私に緊急な伝言が一つきた。 マスコミでサムスン電子サービスの偽装請負が報道された後、各センターでは サムスンのロゴが入ったビラなどを片づけていることが把握された。京畿道の あるセンターでは、サムスンのロゴがつけられた込まれた作業用のチョッキを 協力業者のロゴをつけたチョッキに急いで変えている」とし「昨日、雇用労働部 に特別勤労監督を要請したが、もうこんなことが行われている」と暴露した。

これまではサムスン電子製品のA/Sを申請すると、修理に駆け付ける技術者は、 サムスンのロゴがついたチョッキなどを着ていた。このことが、サムスン電子 サービスが偽装請負業者を運営したという重要な証拠の一つだった。実際に、 現代車や起亜車も労働部の不法派遣調査の前に作業標準書などに入っていた 現代車のロゴなどを削除することが発生した。

[出処:殷秀美議員室]

殷秀美議員は続いて、サムスン電子サービスは協力業者の職員採用にも直接、 関与しているという追加証拠を提示した。殷秀美議員は「大法院では協力業者 の採用に直接介入すれば偽装請負だという判決が多い」とし「サムスン電子 サービスのホームページには、親切に協力会社の労働者採用広告を出して、 教育課程の終了者に限りサムスン電子サービスの協力会社に就職するという 内容を昨夜12時まで掲示していた」と公開した。

殷議員によれば、サムスン電子サービスは協力業者職員の入社願書を直接受け 付け、協力業者の労働者の基本人的事項、学歴事項、受賞経歴事項、自己紹介書 も直接受けとっていた。

殷議員は「サムスン電子サービスは、協力業者が大変かと思って入社願書を直接 受け取り、協力業者に渡していた」とし「書類選考、人性検査まで協力社の 代行をして、あなたは協力社に就職をすると几帳面に案内している」と指摘した。

▲チャムセサン資料写真

「労働部、サムスンの偽装請負に対して職業訓練プログラム支援」

殷秀美議員はまた、サムスン電子サービスが労働部の国費支援を受けて、新入 エンジニアを教育させ、協力会社に入社させる「新入エンジニア養成課程」を 運営していた事実も公開した。雇用労働部がサムスン電子サービスの偽装請負 の成立過程に資金を助成し、むしろ不法状態を助長してきたという指摘を受け かねず、議論が予想される。

殷秀美議員は「サムスン電子サービスは不法派遣や偽装請負も自分の金でなく 国民税金でコソ泥した」とし「雇用労働部がサムスンにいくらの予算を支援し、 何人が教育を行ったのか、緊急に実態を把握してほしい」と要求した。

殷議員は「サムスン電子サービスの不法協力業者の名前はGPA(Great Partnership Agency)で「大規模パートナー集団」という意味だが、事実は 「Great Pilferer Agency」、つまり大規模コソ泥集団のようだ」とし「労働部が 巨大なサムスンの前だけでは尻尾を下ろすという言葉を聞かないように、はやく 特別勤労監督を実施しろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-06-19 11:10:08 / Last modified on 2013-06-19 11:10:09 Copyright: Default

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