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サムスン一般労組、李健煕他、役職員9人を告訴

「サムスン無労組を維持するために組合員を不法盗聴」

ユン・ジヨン記者 2012.11.19 20:49

サムスン一般労組(委員長キム・ソンファン)が三星電子の李健煕(イ・ゴニ)会長 他、関係者9人を組合員不法盗聴の容疑で検察に告訴した。

[出処:サムスン一般労組]

サムスン一般労組は11月19日午前、ソウル中央地検前で記者会見を行って、 「サムスン無労組を維持するために不法な労働者弾圧をさせた李健煕(イ・ゴニ) 会長とキム・スンテク前未来戦略室長など9人を検察に告訴する」と明らかにした。

労組は「蔚山サムスンSDIのサムスン地域対策委に所属するチェ某人事次長が、 4月、労働者の尾行、監視、盗監聴事実を告白し、労働者の盗監聴はキム・スン テク前未来戦略室室長が働いていた2009年まで行われていたと証言した」と明 らかにした。

続いて労組は「また、無労組経営に必要な情報を入手するために、言論記者と 行政官庁などの労働部と警察署情報課、警察庁情報課と国家情報院に定期的な 賄賂を送ったと証言している」とし「特に労働界代表者を買収して盗聴させ、 サムスン一般労組のキム・ソンファン委員長を捉えたと自慢した。この事件で 当時蔚山サムスンSDIイ・ジョンハ工場長が副社長に昇進したと証言した」と 説明した。

これに先立ち、10月28日、MBCの『時事マガジン2580』は、サムスン系列会社が ある地域の人事労務管理者で構成された『サムスン地域対策協議会』の存在と、 彼らがサムスンの無労組経営のために動いているという事実を報道した。

労組側は「MBC 2580で『支対委をご存知ですか?』という題名で放映されたが、 内容が不足しているので、チェ某人事次長が告白した内容を基礎にサムスンの 無労組経営の実体を社会に知らせ、暴露する」と明らかにした。

また労組は2004年7月、サムスンが携帯電話を不法に複製し、組合員を位置追跡 したと検察に告訴したが、控訴時効満了で2009年に事件が終結した。キム・ソ ンファン委員長は「2004年、死んだ人の名義を盗用した携帯電話を不法に複製 した位置追跡告訴事件の延長線で、その犯罪の事実を明らかにするために李健煕 と地域対策委所属関係者を告訴することにした」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-20 02:56:13 / Last modified on 2012-11-20 02:56:14 Copyright: Default

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