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『雇用が希望』 KBS、非正規職には絶望

期間制420人子会社移管および解約予告...「視聴者を愚弄するのか」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2009年06月22日20時33分

KBSで10年間視聴者相談業務を遂行してきた契約職労働者、ホン・ミリェ氏は来 る7月1日で解雇される境遇に置かれた。ホン・ミリェ氏は、少ない月給だが KBS人という自負心を持って働いてきた。ホン・ミリェ氏は10年働いた代価とし てKBSがくれるプレゼントは「とても苛酷だ」と話した。ホン・ミリェ氏は 「KBSは非正規法の趣旨を破り、不当解雇をしようとしている」と述べた。

年中企画で『雇用が希望だ』と叫ぶKBS。KBSで働く期間制労働者は絶望に直面 している。KBSに直接雇用される期間制労働者420人が子会社に離職させられた り解雇される威嚇に置かれているためだ。彼らは最低3年から最長13年、ニュー ス映像編集、受信機術、視聴者相談など50の業務で働いてきた。

『KBS期間制社員協会』という名前で団結した彼らは、6月22日午後12時、KBS本 館前で記者会見を行って「非正規法により、正規職に転換せよ」と声を高めた。

KBS使用者側は6月5日の労使協議会で、非正規法施行以後、2年になった期間制 労働者を解約することを核心とする『非正規職人材運営方案』を提出した。

使用者側の経営改革団は、「非正規法で使用期間が2年を超える期間制と派遣勤 労者は、無期契約にするか契約を解約しなければならない」とし、420人のうち △子会社の業務と重複する業務および外部調達が容易な業務は子会社に移管(159人) △使用期間例外の専門職種は契約維持(32人)、△専門記者および障害者に限り 無期契約に転換(7人)、△222人は7月1日から契約が満了する時点で再契約を中 止という計画を明らかにした。

直ちに7月1日には24人の期間制労働者が解約の危機に置かれている。

経営改革団は6月17日の理事会にこれを報告しようとしたが、理事が見て聴取を 拒否している。経営改革団は24日に予定されている理事会にまた報告する予定だ。

解約を前にした期間制労働者たちは、解雇について直接聞くことができなかっ た。キム・ヒョスクKBS期間制社員協会代表は「うわさや労組を通して解雇の 知らせを聞いたり個人的に上司に聞くのが全て」と話した。

KBS期間制社員協会は記者会見で解雇について「KBS経営陣の無能による経営の 悪化に、経営陣は責任を取れず非正規職に押し付ける回避策に過ぎない」と指 摘した。彼らは「雇用が希望だと放送をしながら、まさに内部では当事者との 対話や合意の努力もなく、一方的に非正規職大量解雇を推進しており、これは 視聴者を愚弄する行為」と皮肉った。

正規職労組のKBS労働組合は、「年俸契約職の雇用危機問題は非正規職保護法の 施行後から予想されていたという点で、使用者側は何をしていたのか恨めしい ことこの上ない」とし「KBSを作るために共に汗を流してきた同僚が使い古した 履物のように捨てられるのを座視しない」と連帯を約束した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-06-25 23:29:09 / Last modified on 2009-06-25 23:29:11 Copyright: Default

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