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江南聖母病院非正規職8人、無期契約で復職

復職したが傷を残した合意

チョン・ムンギョ記者 moon1917@jinbo.net / 2009年05月13日1時17分

契約満了を理由に昨年9月に解雇されてから復職闘争を続けてきた江南聖母病院 (現ソウル聖母病院)派遣労働者の7人が5月1日に復職した。代表のイ・ヨンミ氏 は、事実上3か月の懲戒で8月1日に復職する。彼らの闘争は、非正規職保護法が 非正規職の解雇として悪用されていることを知らせ、『病院業界のイーランド 事態』と呼ばれた。

無期契約職として復職、代表は懲戒的な問責で8月に復職

合意案

1) 組合員7人は5月1日付で無期契約職として復職する。

2) 組合員代表は闘争の責任を取り1か月の社会奉仕、2か月の自粛期間を経て、3か月後の8月1日に復職する。

3) 民事・刑事の告訴告発および仮差押さえは取り下げるが、仮差押さえ額6000万ウォンの一部3000万ウォンは1年後から2年にわたり償還する。

解雇された江南聖母病院の派遣労働者は昨年まで闘争を続け、今年の1月に保健 医療労組と江南聖母病院が4月15日まで平和期間を持つことに合意、闘争が小康 状態に入っていた。労使は平和期間の合意とともに口頭で8人の復職(無期契約 職)、労使告訴告発の取り下げなどに合意した。平和期間中、江南聖母病院の派 遣労働者たちは、連帯活動で闘争を続けてきた。

ホン・ヒジャ氏は「現場に戻るからお茶を一杯おごると言って、自分の事のよ うに喜んだ。みんなご苦労さんという」と話した。彼らは直接雇用無期契約職 として復職した。ほとんどは直接雇用契約職として入社し、2006年頃に派遣業 者の所属に転換されていた。

保健医療労組は彼らの復職に関する職群配置が終われば、契約満了が予定され ている他の派遣職非正規職も無期契約職に転換される道が開かれたと見ている。

当事者が除かれた合意、内部対立などは残る

解雇された派遣労働者は、「闘争の正当性を傷つける合意だが、合意を破棄し て闘う力はないため合意案を受けた」と言う。特に彼らは合意の過程で当事者 が抜けたまま非公式に合意されたことを問題提起してきた。

1日に復職したパク・ジョンファ氏は「代表が門の外にいて、事態が解決したと は言えない。はやく無期契約職職群を解決し、不安に思っている他の派遣職労 働者たちの問題が解決されたら良い」と話した。

[出処:チャムセサン資料写真]

5月12日、ソウル市忠正路の民主労総ソウル地域本部で評価討論会が開かれた。 連帯団体の参席者たちは、解雇派遣職労働者の復職を祝いつつも、保健医療労 組が闘争を率いることができなかったと批判した。

昨年12月26日に、江南聖母病院支部が座り込みをしていた派遣職労働者の物品 を取り除くよう要求し、論議になっていた。ある連帯団体の参席者は「病院側 が座り込み物品を片づける過程で負傷した。保健医療労組はこの問題を回避し ただけでなく、非正規職を同等な闘争主体と考えているのか」と批判した。

保健医療労組が合意に関して「カトリック中央医療院の非正規職問題を解決す る意志表明は、カトリックの理念を具現し、非正規職問題解決の模範になった」 という内容の声明も俎上に上がった。労組が闘争の成果を江南聖母病院の善処 と解釈したという指摘だった。

ナ・ヨンミョン保健医療労組組織室長は「闘争を始める時、内部的になぜ聖母 病院かといった。正規職の組織力が弱く、感情がもつれると何も解決しないカ トリック財団の特徴のためだった。雇用への成果をあげなければならないと思 い、非公式な面談をしてきた。最終合意が1月の口頭合意と違う結果で、ねじれ たのは事実だ。労組が間接雇用非正規職に取り組む契機になった」と評価した。

復職した派遣職労働者たちは、闘争が8人の復職に限られたことを惜しんだ。イ・ ヨンミ江南聖母病院非正規職組合員代表は、「私たちの力が足りなかったとは 言うが、聖母病院非正規職と共に幅広く闘争できなかったのは事実だ。闘争が 長びいて小康局面に入り、闘争当事者問題で視野が狭くなった」と話した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-05-15 02:32:42 / Last modified on 2009-05-15 02:32:46 Copyright: Default

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