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非正規文化祭の途中に警察が乱入

非正規職はキャンドルも持てず、権利宣言もできず

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2008年12月06日20時32分

▲非正規権利宣言キャンドル文化祭に乱入する警官たち

12月7日午後6時45分頃、警察が乱入したため非正規職権利宣言キャンドル文化 祭は乱闘場になった。この日、光化門東和免税店前で開かれたキャンドル文化 祭は、あと10数分を残すだけだった。警察は文化祭参加者がキャンドルを持っ て楽しい公演を続けている間も不法集会だとし、3回の解散警告放送をした後、 実力を動員して、文化祭を解散させた。結局、そこに集まった非正規職労働者 たちは最後に予定されていた『非正規職権利宣言11項目朗読』ができなかった。 警察が10数分だけ時間をくれていれば、平和に非正規職権利宣言11項目を朗読 して解散できたはずだった。

▲文化祭の司会者は、最後の権利宣言朗読だけしか残っていないので兵力を抜くよう警察に要求したが警察はむしろ司会者を検挙すると脅した。

この日の非正規職撤廃キャンドル文化祭は午後4時から始まった『非正規労働者 権利宣言決意大会』を5時30分に終え、それに続く場だった。文化祭の主催側は 6時45分頃に警察が舞台の周囲に乱入すると、「当初鍾路警察署側が7時まで文 化祭を認めていた」と強く反発した。しかし警察側は6時を越えたので日没後の 集会になるとし、無条件に強制解散するよう要求した。その上、警察は文化祭 の司会者がスピーカーで警察に抗議すると、司会者を検挙すると言ったり、音 響装備の周辺を封鎖したりもした。参加者は舞台の周辺で警察と対峙して闘争 の歌を歌い、7時10分頃に文化祭を終えた。

▲非正規権利宣言決意大会の途中に美術行動パフォーマンスが開かれた。

この日の非正規労働者権利宣言決意大会は、1万人の非正規労働者権利宣言を組 織し、新聞広告で権利を宣言し、低賃金非正規労働者の権利を守る共同行動を 計画する席であった。

集会発言をした不安定労働撤廃連帯のヤン・ギュホン代表は、「政府が作った 非正規職保護法は、イーランドの労働者をはじめとする多くの労働者を解雇し、 路上に迷わせているのに、李明博政権と資本はさらに多くを要求している」と 糾弾した。ヤン・ギュホン代表はまた「李明博政権は、非正規職を正常な雇用 形態にする意図を持っている」と非難し、非正規職が正常な雇用形態ではない と明確にした。ヤン・ギュホン代表は「非正規職も人間の権利を持ち、この場 を契機に差別ない政治、社会的権利のための闘争を始めよう」と述べた。

続いて舞台に上がったムン・ジョンヒョン神父は「亡くなった父が貧しい人を まとめてこそ町内が平和になるといった」とし「人は人であって、人を金と思 えばその場が崩れる。労働者は人で、使い捨てのコーヒーではない」と話した。

この日の決意大会には、権利宣言に参加した人々が出て権利宣言に参加した理 由を述べた。コスコム非正規職支部のペ・ウンギ組合員は、「私は世の中を変 える権利があると思う。ここにすべての人々も世の中を変える権利がある。私 は小さな人だが、一人が一つ一つ変えていけば良い世の中が作れる」と穏やか に話を繋いでいった。

▲身を切るような寒さの中でも文化祭参加者は席を守った。

キャンドルネチズンも参加した。ブロガー『子供』氏は「今、非正規職問題は 正規職もいつでも非正規職になり、私の娘、息子、私の友人が直面している問 題」とし、非正規職問題への関心を訴えた。決意大会参加者たちは「非正規職 を一般化して労働の不安定性を強める非正規悪法を廃棄するために実践行動を する」と述べた。

今回の非正規労働者権利宣言は、宣言に参加した人たちが5千ウォンの宣言費を 出して新聞広告と非正規撤廃事業などを進める。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:58:25 / Last modified on 2008-12-14 15:58:26 Copyright: Default

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