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現代車非正規職懇談会、「何かがありそうです」

雇用不安に現場はそわそわ... 組合員も非組合員も全員出席

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2008年12月04日11時30分

連日溢れる放送、言論メディアのニュースは世界経済危機による自動車業界の 減産の知らせだ。

現代車蔚山工場も3工場を除くすべての工場が平日残業と週末特別勤務が中断 し、2工場は4時間だけ生産して4時間は組合員教育を受けている。

非正規職は業者廃業と整理解雇で構造調整が始まった。

現代車には金属労組現代車支部(正規職)と現代車非正規職支会労働組合がある。

12月3日正午、現代車蔚山工場、「6人の希望退職がなければ整理解雇する」と いう告示が貼り出されたある社内下請業者非正規職労働者の懇談会があった。 この会社で働く労働者は50人。30人は非正規職支会組合員であとは非組合員だ。

非正規職支会が用意した懇談会に、非組合員もすべて参加する程、関心が高い。 それだけ雇用不安にそわそわする現場、「もう他人事ではない」ことを語る。 懇談会に参加したある労働者は話す。5日までに希望退職6人の告示に対し、現 在は3人が希望退職書を書いたという。

「希望退職書を書いたとはいうが、社長が一対一でじっくり面談しようと言い 希望退職を強要するのが希望退職か、強制退職だろう」と誰か吐きだす。

また別の人は「年齢順に切るらしい、勤怠の悪い順で切るらしい」と未確認の あらゆる怪談が出回ると言う。「ほとんどが結婚した家族の生計に責任のある 家長だが、ここを出てもまた非正規職として就職するのが難しいことをよく知っ ているから、さらに大変だ」と吐露する。

また「社長が労組にも入らずよく言うことを聞けば不利益はないと個別面談で 言われれば、率直にあるいはとも思う。一方、この時局は何人かがクビになっ て終わるようなものではなく、会社がなくなるかもしれない状況で、労組の話 にも耳を傾けなければならない」と文字通りどうすることもできないと率直な 心情を明らかにした。

懇談会を斡旋した金属労組現代車非正規職支会のチェ・ビョンスン代議員は、 「IMF(国際通貨基金)事態以後、最大の危機とも言われ、98年の現代車整理解雇 闘争の時に約1万人が一度に整理されたりもしたが今、会社は一度に構造調整す る危険を繰り返さない方法を選んだ。すでに非正規職から約1000人ほどが近く の会社の廃業と整理解雇で構造調整が始まり、こうして徐々に全工場に広がる だろう」と話した。

「だから私たちにできることはたった2つだろう。『切られる時に切られても、 声一つあげないか』、でなければ『景気が良くなればまた呼ぶという社長の言 葉を信じて静かに出て行くか』だが、判断は皆さんがすることだが、労組に団 結し、一度戦ってみよう」というチェ・ビョンスン代議員の呼び掛けで懇談会 は終わった。(イム・テミ記者)

▲3日正午現代車蔚山工場. 「6人の希望退職がなければ整理解雇」という告示が貼りだされたある社内下請業者非正規職労働者たちの懇談会があった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-12-14 15:54:34 / Last modified on 2008-12-14 15:54:34 Copyright: Default

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