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ニューコア、「非正規法差別是正のためにアウトソーシング」

ニューコア労組、特別勤労監督の再実施と不法行為の捜査を要求

イ・コンマム記者iliberty@jinbo.net / 2007年06月07日10時58分

キム・ヨンベ ニューコア管理担当理事、「非正規法を守る義務があるからアウトソーシング」

イーランド・グループ系のニューコアが、キムスクラブのレジ係全員を解約し、 アウトソーシング業者の職員を強制的に投入しようとしたことで、6月4日に 労組と保安職員の間で物理的衝突まで発生した中、ニューコアのキム・ヨンベ 管理担当理事が非正規法によるアウトソーシングだと話したことで議論が 増幅されている。

ニューコアのキム・ヨンベ管理担当理事は5日、ある報道機関とのインタビュー で、「非正規職保護法には差別是正に関する部分があって、会社は7月1日から その法を守る義務がある。だから(アウトソーシング)進行している」と話した。

これは、非正規法が通過した時に労働界が『非正規職拡散法』になると憂慮し た点が現実になっていることを再度証明するものだ。キム・ヨンベ理事が言及 した『差別是正』は、同じ業務に従事する場合『賃金と(団体協約、就業規則 などの勤労契約などによる)勤労条件』で差別してはならないという条項だ。

これにニューコアは『同じ業務に従事する場合』を避けるため、レジ係の業種 自体をすべてアウトソースする方法を採択したのだ。これは、経済人総連が発 行した『非正規職法律および人材管理チェックポイント』で差別是正から逃れ る方法として提示されており、ウリ銀行の分離職群制をはじめ、公企業もこの 方法を取っている。

ニューコア労組、「韓国社会の低級で浅はかな資本の態度を黙認」

結局非正規法は、非正規職と正規職の差別を解消するどころか固定する効果を あげている。これに対してニューコア労組は「ニューコア資本は非正規職の大 量解雇と外注転換の理由を実に堂々と非正規職法のためと言っている」とし 「チンピラを動員して物理的な衝突をあおり、これほど堂々としているのは、 韓国社会が低級で浅はかな資本の振る舞いを黙認しているから」と指摘した。

ニューコア労組は、会社の行動は「勤労監督官執務規定19条2項と29条による 捜査の対象」とし、もう一度特別勤労監督をするよう要請した。先月労働部は ニューコアに特別勤労監督を行ったが形式的な是正指示に終わり、労働者から 強く反発された。ニューコア労組は「今も労働庁特別勤労監督は現場で起きて いる数々の不法行為を実効的に制御防止できていない」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-11 07:59:35 / Last modified on 2007-06-11 07:59:39 Copyright: Default

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