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高大医療院非正規職労働者が原職復帰

一方的な契約解除に対抗し、40日間の戦いで得た貴重な勝利

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2007年02月27日13時52分

「非正規職闘争の初の勝戦ニュース」

保健医療労組高大医療院支部

保健医療労組高大医療院支部が、使用側の一方的な非正規職契約解約に反対し、 40日以上の戦いを行った末に、契約解約された非正規職労働者4人全員が原職 に復帰した。保健医療労組は27日に声明でこの事実を伝え、「2007年7月1日の 期間制法施行を控え、非正規職の契約解除と社会的な雇用不安、差別の固定化 が深刻な社会問題になっているなか、今回の高大医療院支部の闘争勝利は今年 の非正規職闘争初の勝戦ニュース」と歓迎した。

高大医療院は1月2日、非正規職臨床病理士4人に06年12月31日付で契約解約を 通知、他の職場を探す期間の2か月後に契約を要求した。これを拒否し、高大 医療院は1月5日付で4人の非正規職労働者を一方的に解約した。

解約された4人の非正規職労働者たちは診断検査医学科で正規職と同じ業務を 遂行し、6〜7年間働いてきた。保健医療労組によれば、彼らは2003年までは勤 労契約書を特に作成せず自動更新される形で働いていた。2004年から使用側が 形式的に勤労契約書を要求し、これを書き続けた。こうした状況で、使用側の 一方的な契約解除は不当解雇と労組側は説明する。

「無期契約の一方的な解雇は不当解雇」

保健医療労組高大医療院支部

これについて保健医療労組高大医療院支部は、1月8日に契約解除された非正規 職労働者と共に抗議書を医院長に伝え、出勤闘争を始めた。そして1月30日、 不当解雇救済申請を地方労働委員会に出した。その後40日間の戦いの末、4人 の非正規職労働者は元職に復職した。彼らは来る2日安岩病院診断検査医学科 に復帰する予定だ。

保健医療労組は「契約期間が満了したので解雇が正当だという使用側の主張に 対して『自動的に反復更新された非正規職は無期契約に値するので不当解雇』 だということを明確に見せた」とし「今年、全国的に広がる非正規職の一方的 な解雇の問題を解決する良い先例になるだろう」と評価した。今回の高大医療 院非正規職労働者の戦いは、7月に予定されている期間制および短時間勤労者 保護などに関する法律の施行を前に、非正規職の2年超過使用時は無期契約と 見なす法条項を避けるために、使用側が長期勤続非正規職労働者を契約解除し ている状況の不当性を示す事例だ。

また今回の結果に重く作用したのが正規職労働者の強い連帯と評価されている。 保健医療労組は「非正規職原職復帰闘争の過程で490万ウォンに達する闘争基 金のカンパなど、正規職組合員の積極的な賛同と美しい連帯は、闘争勝利の原 動力になった」とし「非正規職問題の解決には正規職が連帯しなければならな いということを再度確認させてくれた」と、正規職と非正規職労働者の連帯の 重要性を強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-03-11 22:11:45 / Last modified on 2007-03-11 22:11:46 Copyright: Default

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