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民主労総、「非正規法案廃棄全面再議論」を要求

政府与党、 「4月がデッドライン、4月14日法司委通過させる」強硬立場

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net

イサンス労働部長官、「合意できなければ労働界の承服を前提に対話」

ヨルリンウリ党とハンナラ党が来る14日、非正規関連法案法司委通過に合意し、 24日に臨時国会本会議で非正規関連法案が通過する可能性が高まった。

イサンス労働部長官も4日午前、国務会議の前に非正規関連法案の通過につい て「これ以上先送りできない。4月の臨時国会がデッドラインだ」と断固とし た立場を明らかにした。イサンス労働部長官は労働界との対話の可能性に対し て「無条件にだめだといって、ただ伸ばすことはできない」とし「たとえば、 4月20日まで議論した後、その時もだめなら承服するという前提がある場合に は議論が可能だ」と話した。これは労働界に承服を前提とした対話方式を要求 するもので、民主労総と政府与党間の対話の可能性は薄いと見られる。民主労 総のチョジュノ委員長はこれに対して「承服を前提とするのは対話の姿勢では ない」と話した。

民主労総、「対話の量が問題でない」と全面再議論要求

4日午前に開かれた記者会見で、民主労総は非正規法案は実際非正規職を保護 できるのかの問題であって、議論の量がどれだけ多いかが問題ではない」とし 「実効性のない非正規法案を廃棄して全面的な再議論」を強く要求した。続い て「強行通過時にはゼネストで対抗する」と政府与党に再度警告のメッセージ を送った。

民主労総は記者会見で「四大要求をかけて世の中を変える4月総闘争を展開す る」とし、△非正規職法廃棄全面再議論、△無償教育、無償医療を中心に実質 的社会福祉構築、△ロードマップ廃棄および労使関係民主化方案議論、△国民 的合意のない韓米FTA交渉即刻中断を四大要求として提示した。これに民主労 総は4月10日から14日まで、全面循環ストライキに突入し、全国同時多発的に ヨルリンウリ党前で4日から5月31日まで韓米FTA交渉阻止抗議集会を開催する 計画だ。

しかし6、7日に予定されていた全面ゼネストは、非正規関連法案国会処理が14 日以後に延期され、国会日程によって変わる予定だ。ユンヨンギュ民主労総首 席副委員長は「昨日の闘争本部代表者会議でひとまず6日のゼネストはそのま ますることに決めた」として「しかし6日午前10時まで最終的に強行処理しな いということが確認されれば留保する計画だ」と明らかにした。

民主労総「民主的労使関係方案」を提示

この日の記者会見で民主労総は、労使関係ロードマップの議論の本格化に備え て「民主的労使関係方案」を出した。民主労総の「民主的労使関係方案」は、 △国際的労働基準の保障、△非正規労働者と産別労組の労働基本権保障、△労 使自治の保障、△雇用安定の保障を4大方向としている。また△職権仲裁条項 廃止と緊急調整制度の要件強化、△公務員、教授、教師の労働三権保障、特殊 雇用労働者労働三権保障、△産別交渉保障と産別協約制度化、△複数労組下の 自主的交渉保障、△損賠仮差押さえおよび業務妨害罪適用禁止、△非正規労働 者労働三権保障、△専従者賃金支給禁止条項廃止、△雇用安定保障の八大要求 を掲げた。

民主労総は「民主的労使関係方案」を中心に民主労働党と共に4月内で立法案 を完成させ、立法を推進する計画だ。

2006年04月04日14時36分

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


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