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「警察が『刺身包丁テロ』を傍観した」

目撃者、「加害者は両手に刺身包丁を持ち私服警官を通過」

キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2008年09月09日14時20分

▲銀箔シートの上に当時被害者が流した血痕が鮮明だ

9月9日未明にソウル市鍾路区曹渓寺で発生したアンチ李明博カフェの会員に 対する「刺身包丁テロ」事件過程での警察の対応を批判する声が高まっている。

米国産牛肉輸入反対運動に積極的に参加したアンチ李明博カフェの会員に対す るテロのニュースが伝えられ、ソウル市鍾路区の曹渓寺にはカフェ会員と一般 市民の支持訪問が続いている。特に、被害者と目撃者から事件の情況を伝え聞 いた市民は、当時現場にいた警官の態度に大きく怒っている雰囲気だ。

「警察、加害者の朴氏を制止しなかったか疑問」

この日の未明に現場で事件を目撃したキム・ホンイル氏によれば、当時、私服 刑事3-4人が事件発生現場の曹渓寺内郵政局に近い公園からわずか8mほどのとこ ろで待機していたという。

曹渓寺は手配中の狂牛病国民対策会議関係者がいる場所で、警察は彼らを検挙 するために曹渓寺周辺のあちこちで24時間待機している。

キム・ホンイル氏は「加害者が安国洞交差点方面から曹渓寺に入る郵政局前の 入口階段から、刃物二本を持って入ってきた」とし「まさにその階段には私服 警察3-4人がいた」と話した。

また他の目撃者のイ・ジュヒョン氏も「(加害者は)刃物を隠しもせず、両手に 持って私服刑事がいた郵政局入口階段を通過した」とし「なぜ警察がこの人を 制止しなかったのか理解できない」と話した。

特に、目撃者の証言によれば、当時加害者の朴某氏が振り回した刃物は長さ約 30cmだったという。また目撃者たちは、家庭で使われる一般的な刃物でなく、 いわゆる刺身包丁のように見えたと証言した。そのためこのような刃物を両手 に持って私服刑事3-4人の前を何の制止もなく通り過ぎたというのは、常識的に 納得できない部分だ。

▲警察が事件現場を損傷したため、目撃者が当時の現場状況を復元して出入を統制していた

「警察、事件後に現場を損傷」

警察の理解できない対応はこれだけではない。事件が発生し、被害者の1人が額 に刃物がささる重傷を負い、1人が刃物で刺されて血を流しながら朴氏を捉えよ うと追撃している間も、警察は特別な措置を取らなかったと目撃者は証言した。

キム・ホンイル氏は「私が加害者を追撃し、安国洞交差点付近まで追撃したが、 その時も警察の姿は見えなかった」と話した。ただし金氏は「安国洞交差点を 若干過ぎた場所で、市民か、警察か、確認できない人物が逃げる加害者の足を 打ち倒した」と付け加えた。

一方、目撃者は事件直後の収拾の過程で警察が現場を損傷したという疑いも追 加で提起した。キム・ホンイル氏などの目撃者は「警察に事件現場を保存する ことを要請したが、銀箔シートの上に流れた血を寝袋などでふき、事件現場を 損傷した」と話した。

キム・ホンイル氏は「警察中に誰かが『記者がくると面倒だからはやく片づけ てしまえ』という話を聞き、私が抗議した」とし「それでも警察は事件現場を 片づけてしまった。抗議して警察が片づけた現場の物品を返させた」と話した。

記者が曹渓寺に到着した時、すでに事件現場は壊されていて目撃者が警察から 返させた物品で現場を『復元』した状態であった。

曹渓寺総務院長の車まで検問した警察は、何をしていたのか?

目撃者の証言を総合すれば、この日、加害者の朴氏は刺身包丁を両手に持ち、 私服刑事たちの前をゆうゆうと通って曹渓寺側に進入したし、私服刑事からわ ずか8mほど離れた地点で三人の人々に刃物を振り回し、怪我をさせた。そして 来た時と同じように私服刑事の間を通り逃走した後、安国洞交差点付近で捕まった。

7月末、狂牛病国民対策会議の関係者を検挙するため、曹渓寺総務院長のチグァ ン僧侶の車まで検問した警察を、両手に刺身包丁まで持った朴氏がどう避けた のか疑問だ。

一方、現在捜査を進めている鍾路警察署はこの日の午後3時、今回の事件に対す るブリーフィングをする予定だと明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-09-12 08:43:05 / Last modified on 2008-09-12 08:43:05 Copyright: Default

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