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全教組年次休暇闘争「私たちが歴史だ! 国定化を阻止しよう!」

2015年11月20日(金)ホン・ミリ記者gommiri@naver.com

▲全国教職員労働組合が20日午後、ソウルのファイナンスセンターの前で「韓国史教科書国定化撤回と教育・労働破綻阻止のための年次休暇闘争教師決意大会」でプラカードなどを持って歴史教科書国定化に反対している。(c)ピョン・ベクソン記者

全教組が韓国史教科書国定化を白紙化させ、 教育・労働破綻政策を粉砕して法外労組弾圧を阻止するために、 年次休暇闘争を展開した。

全教組は11月20日、韓国史教科書国定化撤回と教育・労働破綻阻止のための年次休暇闘争を展開し、 ソウルのファイナンスセンター前(韓国史教科書国定化阻止座込場)で教師決意大会を開いた。

教育労働者たちは年次休暇闘争を進め、 △韓国史教科書国定化白紙化、 △法的根拠のない教員評価訓令制定および人事・賃金連係規定の改悪阻止、 △労働改悪粉砕、 △法外労組弾圧中断の4つの目標を掲げた。

全教組のピョン・ソンホ委員長は大会発言で 「言論掌握に続き、親日独裁財閥美化国定教科書を押し通し、 青年未来世代と労働者を仲たがいさせ、 労働改悪を強行する野蛮の政権が今すぐ処罰されるべき朴槿恵(パク・クネ)政権」と話し 「この野蛮の時代を終わらせ、1%ではなくすべての人が幸せな世の中を作るために叫ぶ私たちを、 朴槿恵政権は不法だ、暴徒だという」と吐露した。

続いて「犠牲を甘受しなければ朴槿恵暴力政権の野蛮を終わらせることはできない」とし 「今日の年次休暇闘争は、終わりではなく始まりであり、 私たちが手に握る勝利ののろし火になるだろう」と話し 「歴史は権力が書くのではなく、闘争する労働者民衆、まさにみなさんが歴史の主人」と声を高めた。

▲一日年次休暇闘争をしている教職員労働者たちがプラカードを持って労働改悪阻止と国定教科書反対を叫んでいる。(c)ピョン・ベクソン記者

▲大会発言をしている全教組のピョン・ソンホ委員長. (c)ピョン・ベクソン記者

民主労総のキム・ギョンジャ副委員長は連帯発言で 「教育現場で教師を評価し、賃金と人事制度で足を縛り、何の行動もできなくさせ、 言われるままに教えさせ、子供たちが自主的に考え行動することができなくすることがまさに教員評価」とし 「公務員と公共機関現場でも、このようにして一般解雇の道を開こうとしている」と明らかにした。

キム副委員長は「全教組年次休暇闘争は14日、沸き立つ声を再び燃え上がらせるだろう」と話し 「全教組を守ることが民主主義と子供たち、私たちの過去の闘争と未来を守ることだ」と強調した。

公務員労組のキム・ジュオプ委員長も 「全教組が発足したおかげで公務員労働者も自分の運命を自ら切り開き、 労働者の生活を送れるようになったし、 この社会発展の主体として暮らせるようになったし、 公務員労組もここまでくることができた」と話し 「全教組の仲間たちに尊敬と感謝の言葉を伝える」と挨拶した。

「独裁者の後裔が権力をにぎり、また独裁体制に戻そうとする国定化、労働改悪、公務員労組・全教組に対する弾圧は、 反民族的・反歴史的・反社会的なことだ」と話したキム委員長は、 「金持ち腹が破れて死に、民衆は心中煮えくり返って死ぬ今の状況は容認できず、 ぜひとも誰もが幸せな世の中に変えなければならない」と力説した。

「歴史歪曲・親日独裁美化する国定化を中断しろ!」
「民主主義を破壊する韓国史国定化を直ちに中断しろ!」
「労働改悪を中断して教員評価を廃棄しろ!」

「全教組弾圧を直ちに中断しろ!」
「歴史歪曲・教育破綻の朴槿恵政権は退陣しろ!」
「労働者みな殺しにする労働改悪を粉砕しよう!」

▲「歴史教科書国定化撤回と教育・労働破綻阻止のための教師決意大会」がファイナンスセンターの前で開かれている後ろのソウル新聞の広告看板に「全教組国定化反対年次休暇闘争、教育部は参加教師懲戒の方針」と表示されている。(c)ピョン・ベクソン記者

全教組は闘争決議文の朗読で 「朴槿恵(パク・クネ)政権の反民主・反労働・反教育政策にきっぱりと正面から闘い、 教育の自律性・専門性・中立性を侵害する親日独裁・歴史歪曲韓国史国定教科書を白紙化させる」と宣言した。

また「教員評価訓令制定、賃金・人事連携などの教育労働破綻政策を闘争で粉砕し、 全教組弾圧と法外労組化の企画を終わらせ、 正しい教育を死守して教師時局宣言弾圧に対抗し、 2次時局宣言を力強く組織しよう」と約束した。[→闘争決議文は下の囲み参照]

教師決意大会を終えた全教組組合員たちはファイナンスセンターの前から、 清渓川→広橋→鍾閣駅→鍾路2街→乙支路2街→乙支路入口駅→市庁広場まで、 デモ行進を行った後で集会を終えた。

全国教師決意大会に先立ち全教組の組合員たちは韓国史教科書国定化阻止座込場(ソウルファイナンスセンター前)で革世檄文を貼り、 支部ごとに集まって市民宣伝戦を行った。 またソウル大病院前のペク・ナムギ農民のための座込場、 光化門セウォル号広場、サムピョ本社前東洋セメント座込場、汝矣島プルムウォン高空籠城現場、東和免税店の前ハイディス座込場、曹渓寺などの座り込み現場を連帯訪問した。

高等法院は11月16日、政府の法外労組効力を再び停止させる仮処分引用決定を行ない、 全教組は法内労組の地位を回復した。 11月23日、最終審理が開かれれば12月か1月中に判決があるものと見られる。

この日、教育労働者たちは年次休暇闘争で裁判所に対し、 行政府の不当な全教組弾圧に制約を加える常識的かつ正しい判決を下せと要求し、 正しい教育・全教組死守の決意を示した。

全教組は年次休暇闘争を展開し、 朴槿恵政府の労働改悪に反対する民主労総12月ゼネストと第2次民衆総決起に弾みをつけた。

▲歴史教科書国定化に反対して書いた革世檄文を広げてデモ行進をする教職員労働者. (c)ピョン・ベクソン記者

[闘争決議文]全教組年次休暇闘争全国教師決意大会

韓国史国定教科書白紙化、教育労働破綻政策粉砕、法外労組弾圧阻止のために 憤然と奮い立ったわれわれ教師は、 道をつける前輪になり、それに従う後輪になり、 民主主義を救い出して歴史を進展させる。

暗鬱な時代には義人たちの勇気が必要だ。 全教組に対する政権の攻撃と弾圧がいつより激しいが、 われわれは義に徹した心一つで堂々とここに立った。 教育を正常化し、国を正常化しようとする勝利の道で、 年次休暇闘争により一万歩以上進んだ。 私たちにとって恐ろしいのは懲戒などではなく、 私たちを見る子供たちのきらきらする目だから、道を選択することに躊躇する理由はない。

朴槿恵政権の暴政が極端に駆け上がっている。 自分たちのねじ曲がった歴史観に同調しなければ「敵」として、「魂」が抜けた非正常人と烙印する傲慢この上ない政権は、 激しい反対の世論を無視して韓国史教科書国定告示を強行した。 日本帝国主義に立ち向かった学生独立運動の精神を賛えるべき「学生の日」、 これを嘲弄するかのように親日と独裁を教えようと歴史クーデターを起こしたのだ。 政治権力に教育から手を切れと訴えた教師時局宣言に対しては、告発と懲戒で答えている。

セウォル号の真実は今も冷たい海の中に閉じ込められており、 子供たちの死は「生きた者の借り」になって、私たちを押さえ付ける。 その日の傷は、お金よりも人間が優先される社会、 競争よりも協力を追求する教育に「正常化」しろという教訓を残したが、 政権は今日の「非正常的な社会」を永遠に維持するためにセウォル号の事実を隠し、 老齢の農民に放水銃を照準射撃して生死の境をさまよわせ、 軍事政権式の公安統治をよみ返らせている。 国民の「魂」を思い通りにしようとする偽りの教育に教師を動員するため、 各種の教員統制政策を押しつけている。 法治主義に逆らって、根拠のない教員評価「訓令」を制定し、 人事と報酬を連係させる強力な競争体制に教師たちを追いやり、 徹底した統制の壁の中に閉じこめようとしている。

それだけではない。 同じように働いてもむしろ不当に差別される非正規職を増やし、 働く人々を消耗品のように難なく解雇し、 さらに賃金を削り、労働の価値を安く買うという「労働改悪」の推進は、 明白な「民生破綻政策」だ。 天文学的な社内留保金で財閥の金庫が溢れているが、ごく少数の金持ちの側に立つ政権は、 労働者から人間の尊厳まで捨てるよう強要する。 そしてこれらすべてを批判し抵抗する全教組を「害虫」と見なし、 法の外に投げ出そうとしている。

われわれ教師は教育が政治権力の侍女に転落する状況を黙って見ていられない。 教育労働破綻政策によって人々が奴隷に、道具に転落する現実に目を塞いでいられない。 真実を語る口にはクツワも溶かすというが、 表現の自由を抑圧する政権に対し、われわれはすぐに第2次教師時局宣言で答えるだろう。 さらに民主市民と熱い連帯闘争を展開し、総体的な難局を突破するだろう。 今日の年次休暇闘争で憤然と奮い立ったわれわれは、熱心に道をつける「前輪」になり、 それに従う「後輪」になり、民主主義を救って歴史を進展させることを約束する。

〈私たちの決意〉

一つ。われわれは朴槿恵政権の反民主・反労働・反教育政策に正面から闘う!

一つ。われわれは教育の自律性・専門性・中立性を侵害する親日独裁・歴史歪曲韓国史国定教科書を白紙化させる!

一つ。われわれは教員評価訓令制定、賃金・人事連携などの教育労働破綻政策を闘争で粉砕する!

一つ。われわれは全教組弾圧と法外労組化の企みを終わらせ、正しい教育を死守する!

一つ。われわれは教師時局宣言弾圧に対抗し、第2次時局宣言を力強く組織する!

2015年11月20日
全教組年次休暇闘争全国教師決意大会参加者一同

原文(労働と世界)

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2015-11-22 01:27:35 / Last modified on 2015-11-22 01:27:36 Copyright: Default

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