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米ファーガソンの抵抗激化…人種主義・警察暴力に対抗して市庁・都心・大学封鎖

政府、罪のない黒人10代の命を奪った白人警察は保護、デモ隊は連行

チョン・ウニ記者 2014.10.15 12:41

2か月前、警察の銃撃で死亡したマイケル・ブラウンの事件を契機に触発された 米国の人種主義と警察の暴力に反対する社会運動の闘争がまた頂点を記録した。

米国の独立放送、デモクラシー・ナウ等によれば、 10月10日から13日(現地時間)までの三日間、 米国ミズーリ州の草の根、民権運動と労働組合は 「ファーガソン・オクトーバー(ファーガソンの10月)」デモを行い、 マイケル・ブラウンの死の真相調査と責任者の処罰を要求した。 ファーガソンとセントルイス地域の市庁、警察当局と、 マイケル・ブラウンが死亡した現場などの主要拠点で多様な行動が相次いだ。

[出処:ロイター画面キャプチャー]

ファーガソン市庁の前で人々は「手を上げた。撃つな」、 「反撃しよう」、「もうたくさんだ」といったシュプレヒコールをあげ、 「お前たちはどちらの側か」という横断幕を持って制度的な人種主義と警察暴力に抗議した。 警察当局の前でデモ隊は「われわれは決して退かない」という民衆歌を歌い、互いに腕を組んでデモ行進した。 地域庁舎に向かって腕を組んでデモ行進する形のデモは、 米国南東部のノースカロライナ州の草の根団体「モラル・マンデイズ(道徳の月曜日)」運動が先に始めた方式で、 「ファーガソン・オクトーバー」のデモがこれと連帯して一緒にした。 人々はまた、ブラウンが警察に殺された停留場で、 彼が放置された時間と同じ4時間の座り込みを続け、通りを封鎖した。 デモ隊は都心の交差点もマヒさせた。 セントルイス大学では占拠行動も行われた。 ある活動家は「われわれは体系的な人種主義と白人支配を振り払うためここにいる」と話した。 水曜にセントルイスで警察との疑問の銃撃の末に殺害された10代のヴォンドリット・マイヤーズの両親もこの日の集会に参加して発言した。 彼らは「目覚めて、通りに出て行こう」と人々に訴えた。 俳優のジェシー・ウィリアムスもこの行動に参加した。 この外に多様なフラッシュモブ・デモも進められた。

デモクラシー・ナウは10月13日、こうしたファーガソン・デモに対して 「2月に行ったファーガソン地域の社会運動は、 武装鎮圧に抵抗する一方、ダレン・ウィルソンの拘束を要求して闘争してきた」とし 「彼らの努力の中で、ファーガソンは人種主義と警察暴力に対抗した運動のグラウンド・ゼロ(中心地)になった」と報道した。

米国政府、ブラウンの命を奪った警官は保護...デモ隊は連行

しかし警察はさまざまな地域で地域大学教授と人権活動家を含む50余人を連行し、 相変らず正義を訴える人々の声を無視している。 2か月前に黒人の10代マイケル・ブラウンを殺害した白人警官ダレン・ウィルソンも、 相変らず警察当局の保護を受けている。 来年1月に裁判の手続きが始まるが、地域の人々は彼が他の多くの事件のように正当防衛で解放されると憂慮する。

米国社会運動はブラウンの死後、 人種主義と警察暴力への抵抗を続け、さらに拡大する方針だ。 10月22日には米国全域で人種主義と警察暴力に反対する全国デモが行われる予定だ。

なお、モラル・マンデイズは昨年、米国南東部のノースカロライナ州で始まった運動だ。 2012年の選挙で共和党は、1870年以来初めて両院を掌握し、 共和党のパット・マクロイ候補も州知事に当選して保守主義政策を深めている一方、 地域の社会運動を標的にした弾圧を強化した。 しかし、地域社会運動がこれに対抗して、毎週月曜に逮捕を辞さず政府庁舎進入を試み、 モラル・マンデイズは地域社会運動の伝統になり、一部の地域にも広がった。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-10-15 20:37:01 / Last modified on 2014-10-15 20:37:02 Copyright: Default

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