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ブラジル12都市「権利がなければ、ワールドカップもない」開幕に反対

[ワールドカップに正義のシュートを]政府、催涙弾装備を動員して武力鎮圧

チョン・ウニ記者 2014.06.13 12:26

ブラジル・ワールドカップ開幕日の6月12日、 サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジリアなど最低12の都市で ワールドカップに反対するデモが起きた。

6月12日、ガーディアンなどの外信によれば、 サンパウロでのデモはワールドカップ開幕約2時間前に各地で同時に起きた。 約千人のデモ隊はコパカバーナのFIFAのファンフェスタから10km離れた都心で 「私たちの権利が認められなければワールドカップもない」という横断幕を持ってデモ行進をした。 人々は開幕競技場を占拠してこれを阻止しようとしたが、 現場に駐屯していた軍警特殊部隊のものものしい警備を突破できなかった。 ロボコップのように重武装した警察は、 ゴム銃、催涙弾、閃光弾などの鎮圧装備を動員し、デモ隊を暴力的に解散させた。 警察の追撃戦の中でサンパウロの一部の地下鉄駅は閉鎖され、 複数のホテルが門を閉めた。

▲12日ブラジル ワールドカップ開幕前、サンパウロのコリンチャンス競技場近隣でデモをしたある男性が連行されている。[出処:〈ガーディアン〉画面キャプチャー]

リオデジャネイロでも約千人が「FIFAは帰れ」と叫んで平和なデモ行進を行った。 リオ空港の労働者もストライキに突入し、賃上げを要求して空港の進入路を封鎖し、 教師もストライキをして集会を開き、都心をデモ行進した。 しかし警察は、リオでもやはり暴力的にデモ隊を鎮圧し、多くの負傷者を出した。

南部のポルトアレグレでは、デモ隊は警察との対峙中に警察の車1台を転覆させ、 銀行のガラス窓を破った。 警察は10人以上を逮捕したと明らかにした。

当初、デモは大部分の地域で平和に行われていたが、 警察は一方的な武力鎮圧を続けた。 そのためジャーナリストをはじめ、多くの人が傷を負った。

12日にブラジル警察の発表を報道したロイターによれば、記者をはじめ6人が負傷した。 しかし現場の目撃者によれば、デモに参加した男性は警察のゴム弾に合たった後に逮捕されるなど、負傷者ははるかに多いという。

外信記者も大怪我をした。サンパウロのデモの途中にCNNのプロデューサーは、 警察のデモ隊解散中に足を折ったとCNNが報道した。 AP所属のカメラマンは、近くで爆発した衝撃弾により負傷した。 ベロリゾンチの南東部でロイターのカメラマンは投石にあたった。 ドイツのあるTV演出者は足にゴム弾を受けた。

BBCラジオ5の生放送通信員、リチャード・コヌェイはツイッターに 「警察の措置には特別な理由がなかった」とし 「デモ隊は平和にデモ行進し、シュプレヒコールをあげていた」と記録した。

ワールドカップに反対する多くの団体と組織は7月13日のワールドカップ閉幕まで、 デモを続ける方針だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-14 01:48:40 / Last modified on 2014-06-14 01:48:41 Copyright: Default

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