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スペイン労組はロビンフッド...大型スーパーを急襲、食料品を没収して分配

アンダルシア農業労組、「奪われた民衆による奪った者からの没収」

チョン・ウニ記者 2012.08.09 10:58

スペイン労働組合の活動家がロビンフッドを買って出た。アンダルシア労働組合 の活動家と失職した労働者たちは、2つのスーパーマーケットを急襲し、人々に 食料品を配った。スペインの内務長官は、加担者に法的措置を取るという立場だ。

[出処:http://www.youtube.com/watch?v=rKqNWJPGgFI画面キャプチャー]

8日付のシュピーゲルとlibcom.orgによれば、デモ参加者はエシハ(Ecija)と アルコス(Arcos)にある大型スーパーマーケット・チェーンのメルカドナ (Mercadona)とカルフを襲撃した。その後、活動家たちは牛乳、砂糖、パスタ、 コメなどの食料品を、失業率が高い地域の慈善団体と住民に配った。

アンダルシア農業労働組合(SAT)代表のホアン・マヌエル・サンチェ・コルディヨ (Juan Manuel Sanchez Gordillo)は、これらのスーパーマーケットが経済危機で 苦しむ民衆に責任があるという立場だ。6月、スペインで最大の食料品チェーン のメルカドナの労働者たちは、不当な解雇と労働者を酷使する労働条件を批判 してストライキ・デモを繰り広げた。

活動家たちは経済危機と緊縮下での民衆生活のみじめさを知らせるため、この 日の行動を行ったと明らかにした。彼らはこの日「奪われた民衆による奪った 者からの没収」と、今回の行動の立場を表現した。スーパーマーケットでのデ モには、左派連盟(IU)の政治家でスペイン共産主義の村のマリナレダ(Marinaleda) 市長も参加した。

警察はアルコスで、スーパーマーケットの扉を閉鎖して、彼らが外に出られな いようにしたが、エシハではデモに参加した人々が警察の注意を他にそらし、 抜け出すことができた。

別の労働組合代表のディエゴ・カニャメロ(Diego Canamero)はわれわれは全て を平和な方法で組織したので問題ないという立場だ。

[出処:http://www.libcom.org/news/unemployed-take-food-mercadona-carrefour-mass-action-andalucia-08082012]

しかし、アンダルシアの市長はこれを野蛮な行動だと強く批判した。スペイン 政府もまた、こうした行動に強く対応する方針だ。「開かれ民主的な労働組合 は、人々が法を勝手に破ることを認めてはならない」と内務長官は語った。

一方、スペインのジローナ(Girona)地方では、ますます多くの人々がスーパー マーケットのごみ箱に捨てられた食物を求め、該当地方政府は保健上の理由で ごみ箱閉鎖措置を取った。

不動産バブルが爆発した2008年を始め、スペインは深刻な経済と金融危機を味 わっている。政府は経済危機を突破するという名目で、急激な緊縮措置を施行 しているが、全国的な反対デモが続いている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-10 03:08:11 / Last modified on 2012-08-10 03:08:12 Copyright: Default

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