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LNJ Logo 手渡されたスニーカー〜韓国オプティカル、600日の高空籠城を終えて
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堀切さとみ

 韓国オプティカルハイテック闘争勝利をめざす9・12集会に参加した。
 火災を理由に希望退職を迫り、応じない労働者を解雇したのは組合潰しのためだった。オプティカルハイテックは日東電工の子会社。だから日本の労働者に連帯を呼びかけてきた。呼応した日本人が90人、文京区民センターに集まった。

 働く権利を求めて600日もの間、灼熱の屋上に籠城していたパク・チョンヘさんが、8月29日、地上に降りてきた。会社はまだ解雇撤回していないが、政府が動いてくれそうだ。
 集会の初めに、その日の映像が20分にわたって上映された。地上に足をつけて次の歩みを始めるために、労組の仲間たちがスニーカーをプレゼントしたという。

 日本電工の社長宅に行き「解雇撤回」を訴えた、尾澤さん夫妻と通訳の加藤正姫さんが、「社長の生活を脅かした」という理由で提訴されている。「そんな小さい肝っ玉で社長かよ。労働者の生存権を脅かしたことは罪じゃないの?」と思う。
 加害者が責任取らず、被害者面することが日本では当たり前。でも、韓国の労働運動はそんなこと許さないからね。


*尾澤邦子さん

 労働者の連帯に国境はない。理不尽に雇い止めされ、鬱積したあげくに外国人を排斥するよりも、仲間をつくる方がどれほどいいか。JAL被解雇者労働組合(JHU)をはじめ、多くの労働者が連帯しアピールした。「裕福でなくても人らしく」という京浜ユニオンの言葉が光っていた。


*京浜ユニオンの伊藤さん


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