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豪雨にもまけず「原発ノー!」/経産省前テント14周年集会レポート | ||||||
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豪雨にもまけず「原発ノー!」〜経産省前テント14周年集会レポート松原 明9月11日は、2011年に経産省前に脱原発テントが立ってから14年目の日である。記者は毎年、この集会の取材に出かけている。午後2時開始ということで、最寄りの地下鉄駅には10分前に着いた。外に出るとポチポチと雨模様。でもこの程度なら大丈夫と思っていた矢先に、激しい降雨に変わった。集会の開始時には完全な「土砂降り」になり、時折、ピカッ!バァーン!と耳をつんざくような雷の音が霞ヶ関一体をこだました。 そんな豪雨の中でも、たくさんの人が集まってきた。知っている顔が多かった。この人たちこそ「反原発のツワモノたち」であり、政府が最も恐れる人たちだろう。幅5メートルの大横断幕が経産省前の玄関に立てられた。「原発やめろ!」と書いてある。 かれらの訴えはこうだ。「福島原発第一事故は収束せず、原子力緊急事態宣言下にあり廃炉も先が全く見えず、放射能汚染水を太平洋に流し続けている。その一方、東京電力は柏崎刈羽原発6号炉・7号炉の再稼働を実施しようとしている。絶対に許せない!」。 激しい雨のなか、集会は予定とおりに進行し、武藤類子さん、柏崎刈羽の市民団体メンバー、古賀茂明さん、上村英明さん(国会議員)、鎌田慧さんらがマイクを握り、脱原発を訴えた。なかでも古賀茂明さんのスピーチが注目を浴びた。というのは、古賀さんは福島事故当時は経産省の官僚だったが、原発推進を変えない経産省に反対し、2011年9月に依願退官している。 古賀さん(写真上)は、経産省の建物をにらみながら、約20分のスピーチを行った。「福島事故が起きたとき自民党の中でさえ、もう原発は無理という雰囲気があった。しかし経産省は違った。何がなんでも原発推進で、そのための計画を着々と準備していた。それがいまの状況をつくっていると生々しく語った」と。古賀さんの話は、原発問題にとどまらなかった。石破退陣をめぐる問題や、参政党伸長への危惧、そして戦争に向かう日本に言及し、原発を止め戦争を止めるためにも、政治を変えなくてはならない」と熱く訴えた。 記者は、小さな傘をさして撮影を続けていたが、全身びっしょりで、しょっていたリュックも中まで水浸しになった。泣きたい気持ちだ。いっぽう「ツワモノたち」は準備万端で、雨ガッパ姿の人が多く豪雨もへいちゃらだった。頼もしい。こうした負けない人たちが脱原発運動を支え、次世代につなげていくことだろう。
Created by staff01. Last modified on 2025-09-12 10:21:59 Copyright: Default |