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LNJ Logo 報告 : やまき介護すてーしょん訪問介護閉鎖反対闘争
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News Item 0421yamaki
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利用者、家族、職員に通知せず事業所を変更する暴挙に抗議!

久下格(元国労組合員)

 大阪市西成区で20年前から介護事業を運営してきた、やまき介護すてーしょんでは、2013年に組合が結成されて以来、労働組合法を無視した組合つぶしが続いてきましたが、本年4月4日、施設を経営する社会医療法人山紀会は、組合との事前協議約款や団交の経過をすべて無視して、訪問介護の閉鎖を決定したと通告してきました。(既報)
http://www.labornetjp.org/news/2025/0414kuge

●おおさかユニオンネットワーク総行動が申し入れ行動

 4月14日から山紀会は、利用者、家族、現場管理者、職員には一切通知しないまま、担当しているケアマネージャーに連絡して、約半数の利用者を他の事業所の担当に変更する暴挙に出ています。これに対して、4月16日、おおさかユニオンネットワーク総行動の中で、山紀会本部に対する閉鎖反対の申入れ行動が行われました。

 総行動では、やまき介護すてーしょん前で、利用者、職員、労働組合の仲間、80名が一緒になって「閉鎖は絶対にさせない!」と声をあげました。

「がんばってください!」
「潰さないでください! ここをつぶされたら私たち困ります」
「皆さん、張り切って頑張ってください」」

 高齢の利用者さんから、たくさんの声があがりました。そして、利用者、職員、組合員全員で「団結頑張ろう!」「エイエイオー!」と大きな声をあげました。

●利用者さんも「一緒に闘いたい」と怒りの表明

 その後移動した山紀会本部前では、たくさんの組合から怒りの発言がありました。現場の訪問介護ヘルパーは、涙を流しながらうったえました。

「ヘルパーを使いながら一人暮らしをしている男性がいる。彼は、閉鎖に抗議する行動に自分も参加したいが、車椅子だから行けない…俺たちは、たった20人の利用者と4人のヘルパーかもしれない…、だけど諦めないで最後まで一緒に闘うと言っている」

 山紀会は、組合に対して「赤字」だから閉鎖すると言っていますが、法人の資産は約65億円もあるうえに、組合に開示した財源資料には不明点が多くあります。この間、一切の経営努力をしてこなかったこと、組合と一切協議してこなかったことは、紛れもなく組合潰しでしかありません。

 組合と職員は引き続き、諦めずに、利用者さん、家族と団結して闘うことを決意しています。支える会は組合、利用者とともに最後まで闘います。

●ケアワーカーズユニオン山紀会支部を支える会
https://hiroba.matrix.jp/yamaki/


Created by staff01. Last modified on 2025-04-21 16:47:39 Copyright: Default

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