本文の先頭へ
LNJ Logo 「赤坂社長、事故の怖さを教えてあげます!」/JAL争議団、争議解決を求める本社前行動
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 0610jal
Status: published
View


「赤坂社長、事故の怖さを教えてあげます!」〜JAL争議団、争議解決を求める本社前行動

動画(5分50秒)

 「会社は私たちを甘く見ていた。3人でつくった組合がいまここまで広がっている」。JAL被解雇者労働組合(JHU)委員長の山口宏弥さんは、6月10日のJAL本社前行動でこう訴えた。JALの理不尽な165人整理解雇は12年目に入った。4年前に赤坂社長は「解決したい」と公言しており、争議団はその実行をもとめている。この日は、一連の関東キャラバン(関東地区の宣伝行動)を終えた最後の集約行動であった。本社前歩道には、組合旗が林立し参加者は150人を超えた。昨年パイロット3人で立ち上げた組合は、その後客室乗務員が加入し20人をこえ、しかも支援の輪が大きく広がっていた。この日の集会はその勢いと熱気にあふれていた。

 JAL本社ビルを睨みつけながら山口委員長はこう続けた(写真)。「私は1972年に入社したが、これまで航空事故で731人の犠牲者が出ている。これでモノを言わない人がいますか? 自分の会社で事故が起きたらどんな気持ちになるのか、1987年入社の赤坂社長にはわからないでしょう。私が教えて上げます! 赤坂さん、自分で解決すると言っておいて放ったらかしている企業がどこにあるんですか! すぐに話し合いをしてください!」。

 この日は、代表6人が玄関前で要請書を会社に手渡した。その一つは130名の研究者による「JALに解雇争議の早期全面解決を求める研究者の声明」だった。要請報告をした研究者の大重光太郎さん(獨協大学教授)は、「JAL青空チャンネルをみてこの解雇の酷さがよくわかった。YouTubeを活用して学生にも広げたい」と語った。

 組合は、6月21日に有明東京ガーデンシアターで開催される「JAL株主総会」にむけて、あらたな行動を準備している。何も答えず知らんふりを続ける日本航空だが、着実に運動が会社を追いつめている。(M)

JAL被解雇者労働組合HP


Created by staff01. Last modified on 2022-06-11 12:18:52 Copyright: Default

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について