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逃げるな、出てこい!サンケン電気〜1.25集会に150人

 1月25日(火)午後6時半、東京・池袋のとしま産業振興プラザで「逃げるな、出てこい!サンケン電気1.25集会」が、コロナ対策として検温・消毒を行って開催され、150人を超える人々が集まりました。

 冒頭で、昨年5月10日にサンケン電気本社前で不当逮捕され、7ヵ月半に及ぶ勾留を経て12月27日に釈放された尾澤孝司さんから、支援へのお礼あいさつがありました。

 主催者として、韓国サンケン労組を支援する会の共同代表で、全国労働組合連絡協議会議長の渡邉洋さんが、「韓国サンケンの突然かつ一方的閉鎖は、モノ言う労働者・労働組合の排除を狙った明確な不当労働行為であり、そこで働いてきた労働者の人生をメチャクチャにする非人道的行為だ。サンケン電気は労働者の声を真摯に聞かなければならない。日韓を貫いた闘いによって解決の道筋をつけさせなければならない。働く者が海を越えて共に誇りをもって、安心して働き続けられる社会、経営者に対して堂々とモノを言える社会を目指して、これからも共にがんばろう」とあいさつ。

 韓国サンケン労組を支援する会の事務局長で、中小労組政策ネットワークの鳥井一平さんが「闘いの現状と課題」として報告を行いました。鳥井さんは「日韓連帯の闘いとしてつくりあげてきた遠征闘争が、コロナでできない。それを狙った会社の解散・全員解雇は卑劣だ。尾澤さんの逮捕は、弾圧することが目的の不当逮捕であり、労働組合に対する弾圧だ。韓国サンケン労組の闘いで私たち日本の労働者は元気になった。私たちが支援されている。『日本の労働組合がんばれ!』と言われている。韓国サンケン労組の組合員たちが納得する解決を共につくりあげていきたい」と話しました。

 第2次サンケン闘争の記録映像が、日本側と韓国側で制作され、上映されました。どちらも闘いの現場の様子が生々しく伝わってくる感動的なものでした。

 この集会は韓国とインターネットで結んでオンライン中継されていましたが、韓国の仲間からアピールがありました。韓国サンケン労組のオ・ヘジン支会長は「日韓労働者・民衆の力が大きくなってきている。連帯に恐怖を感じたサンケン電気は尾澤さんを逮捕した。弾圧に対し私たちは最後まであきらめることなく闘う。日韓連帯で勝利すると信じている。私たちは新しい歴史をつくっている」と話しました。また民主労総副委員長のキム・ウニョンさんは「みなさんがいるから私たちの闘いがある。私たちの闘いがあるからみなさんがいる。私たちはハナ(ひとつ)です。輝かしい勝利を勝ち取ろう。共に闘おう!」とアピールしました。

 連帯のリレートークでは、東京清掃労組、全国一般東京労組、韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会からアピールがありました。そして集会決議が読み上げられました。

 行動提起では、毎週行っている木曜行動への参加と、3月頃から始まる尾澤孝司さんの裁判闘争への支援・傍聴、さいたま地裁へ尾澤さんの無罪を求めるハガキを出そうと、提起がありました。弾圧を許さない、力強いエネルギーを感じる集会でした。共にがんばろう!(尾澤邦子)


Created by staff01. Last modified on 2022-01-27 12:08:33 Copyright: Default

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