*レイバーネットMLから
大阪の志水博子です
本日は、大阪茨木市に住む若者の論考を紹介させてください。
読んで私は正直自分を恥いりました。それと同時にうれしくもありました。
おこがましい言い方になりますが、日本にこういう若者がいることが、とてもうれしかっ
たわけです。
この論考の筆者、西尾慧吾さんは、昨年、グループZAZA連続講座平井美津子さん講演会「
歴史に学び、未来を拓く」第2回「沖縄戦を伝えるために」
に参加してくださいました。西尾さんの論考を読み、できましたら今夜より始まるYouTub
e発信も是非ご覧ください。
◆ 「沖縄の基地問題は、私たち全員の問題だ」イェール大学に通う日本人学生の訴え
https://president.jp/articles/-/44772
記事の一部を紹介しますーーー
沖縄の戦中・戦後史を通し、「ヤマトのエゴによって沖縄が一方的に犠牲にされる」とい
う構造が温存されてきた。
私はこの現象を「歴史的・構造的沖縄差別」と呼んでいる。
なぜヤマトは歴史的・構造的沖縄差別を現在まで続けてきたのか。戦争や基地の被害を直
接作り出すのは軍や政府だが、
私たちヤマトンチュの一人ひとりが歴史的・構造的沖縄差別の現実を避けているとはいえ
ないか。
「自分も沖縄に痛みを強いる構造の一端を担っているのではないか?」という当事者意識
がないからこそ、
現在も沖縄はヤマトの犠牲にされているのではないか――。
遺品展では、修学旅行時に私が自問自答した内容を観覧者にも問いかけながら、
沖縄の戦中・戦後の歴史に無知・無関心であることの罪深さについて共に考え、議論する
ようにしている。
それが歴史的・構造的沖縄差別の終焉に向けて、個人レベルでできる取り組みの第一歩だ
と考えるからだ。
そのような取り組みを行ってきた私にとって、具志堅氏のハンガーストライキは、
「歴史的・構造的沖縄差別が現在進行形の問題である」という事実を改めて見せつけるも
のであった。
戦没者の遺骨を、新たな戦争につながる基地の「建材」として利用するという蛮行を行っ
ているのは日本政府であり、
それに対する責任は全国民が等しく負うべきはずだ。
それにもかかわらず、私たちヤマトンチュはその問題自体に無関心である上、それを問題
提起する負担さえ沖縄に押しつけている。
具志堅氏はこの問題を命懸けで訴えているが、ヤマトンチュはその抗議の声を無視・黙殺
し、沖縄が犠牲にされる構造を温存してきた自分たちのあり方を反省すらしない。
このままでは歴史的・構造的沖縄差別は永遠に解決できないのではないか。そう考え、私
は「若者緊急ステートメント」を呼びかけた。
◆YouTube発信
(1) 4/4 20時〜 〈2夜連続緊急企画〉沖縄戦を埋めるな 【第1夜:沖縄本島南部土砂採掘
の現状】
https://youtu.be/D7WObhp1V8I
(2) 4/5 20時〜 〈2夜連続緊急企画〉沖縄戦を埋めるな【第2夜:南部土砂採掘の中止を
求めます】
https://youtu.be/42RmyHFb2NM
(3) 4/5〜4/9 毎日10時〜11時半
【Youtubeライブ配信日程別】
1日目 4/5 10時
ガマフヤーのハンスト×若者ステートメントー経緯とその思い
https://youtu.be/Mp1TmyrRszU
2日目 4/6 10時
沖縄戦跡国定公園って?−鉱山開発の現状
https://youtu.be/GfCon_R4gKI
3日目 4/7 10時
ウチナーンチュにとって遺骨とは?
https://youtu.be/2vzZQjOLkCo
4日目 4/8 10時
ご遺族はじめ、ハンスト現場に訪れた方などとの交流会(具志堅さん議会のため不参加)
https://youtu.be/ryf-S2fwWoY
最終日 4/9 10時
「これから」(具志堅さん議会のため不参加)
https://youtu.be/WOBvVX4C1lc
※FBイベントページ
https://www.facebook.com/events/1358849871151973
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staff01.
Last modified on 2021-04-04 17:06:21
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