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「攻撃受ける前に先制攻撃」なんてしていいの?〜国会正門前でダイ・イン

動画(6分)

 「自衛隊は100歩譲っても領土が攻撃されたら反撃するという『専守防衛』の仕組みでやってきた。それを攻撃を受ける前に攻撃するということはとんでもない。他国の人殺しをするということです」。元陸自レンジャー隊員の井筒高雄さん(写真下)が怒りのスピーチをした。

 12月17日、国会正門前は85人の市民が集まり「ダイ・イン」を行った。この日は抜けるような青空、そして国会周辺のイチョウ並木は見事な紅葉で色づいていた。しかし翌日の18日に、菅内閣は「敵基地攻撃能力に道を開く1000キロの射程をもつミサイル開発」の閣議決定をしようとしている。立憲・社民・共産の野党議員もやってきて反対を訴えた。

 呼びかけた杉原浩司さんは「敵基地攻撃能力の保有は、米軍と一体化した先制攻撃に道を開き、憲法9条を死文化させます。その運用によって、自衛隊は間違いなく人を殺すことになる」と訴えた。自民党お得意の「なし崩し」方式で、戦争できる国にもっていこうとしている。「学術会議の問題も、戦争に反対する学者を排除し、オールジャパンで戦争態勢をつくる目的」と杉原さんはいう。

 ある女性は手作りプラカードを持参していた(写真上)。そこには「敵基地にも人が生きている」と書いてあった。「お互いに人がいることを忘れないでほしい」と記者に語った。菅政権は安倍政権ゆずりの「ウソとごまかし」で突破しようとしている。憲法9条が完全に破壊されようとしているのだ。いま大事なことは何が起きているのかを、多くの人に知らせていくことだろう。(M)


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