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LNJ Logo 獅子舞で「福=解散撤回」を呼ぶ/韓国サンケン木曜行動レポート
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●韓国サンケン労組を支援する会、10月8日第5回木曜行動 報告

獅子舞で「福=解散撤回」を呼ぶ

<雨にも負けずアピール>

 終日雨が降る中、今回も朝7時15分から新座市内のサンケン電気本社前、志木駅南口、池袋東口東京事務所のあるビルの前で、それぞれ30人から40人が参加し抗議・宣伝行動が行われた。韓国からはネットを通じて解散の不当性を訴えていた。

 韓国サンケン労組のネットを通じたアピールをメインに、労組、争議団、支援する市民の発言で各所1時間、支援する会のニュースを配布しながら宣伝行動を繰り広げた。キムウニョンさんは、この闘いはきっと勝つことができるのではないかと思わせる感動的な希望のある熱いアピールを、志木駅前と池袋・東京事務所前で2回もしていた。力をもらった。ありがとう! 終日雨だったが、雨にも負けずに、多くの人が参加し熱いアピールと行動が行われた。

<志木駅前、獅子舞でアピール>

 この日は、特別に志木駅前では、所沢労音の人々が獅子舞を披露してくれた。雨が降っていたが、幸いなことに志木駅前はアケードが設置され濡れないようになっていた。軽やかな笛の音に合わせて獅子が舞い、通る人たちも何だろうと注目し、宣伝効果抜群。
 獅子の大きな口で頭をかむと幸福になると言われており、獅子が参加した全員の頭を一人一人大きな口でガブリ!とかみ、福を与えてくれた。これで、韓国サンケン労組の解散撤回、闘争勝利は間違いなし。希望のあるパフォーマンスを披露してくれた。所沢労音の仲間の皆さん。ありがとうございます。

<韓国・金属労組、国会前で不法、不正企業の国政監査を要求>

 韓国では、18万人の製造業を中心とする組合員を擁する金属労組が、韓国国会の国政監査の初日10月7日に、国会前で記者会見を行った。
 本来ならば企業は社会的責任を果たし、力を合わせてコロナの危機を克服していかなければならない。にもかかわらず、韓国サンケンなどいくつかの企業は、コロナを口実に労組破壊、労働者の解雇、事業部門の整理・廃業と資本撤退のチャンスとして、資本の傲慢と貪欲を露わにしている。これに対して金属労組は、解雇、廃業、労組破壊などで労働者を路頭に放り出している企業に対する、不法、不正の徹底した国政監査を要求し、企業と監督機関、政策当局の責任を徹底的に追求していくことを明らかにした。

 この記者会見には、韓国サンケン労組からは、キムウニョン副支会長と前分会長のヤンソンモ会計が参加した。今後韓国サンケンの社長や、更に親会社のサンケン電気・和田社長も、韓国国会に召喚され国会議員の厳しい追及を受ける可能性もある。このような韓国国会での厳しい追及と、韓国のマスコミや市民社会の監視を避けるには、今すぐ韓国サンケンの解散・清算を撤回するしかない。

<池袋・東京事務所前で解散撤回を要求しデモ>

10月11日、東京池袋、としま区民センター小ホールにて「コロナ対策に便乗した戦争・治安・改憲NO!10.11集会・デモ」が行われ、韓国サンケン労組の副支会長のキムウニョンさんが、ネットを通して連帯挨拶をした。
 キムウニョンさんは、闘いの経過を述べ、今回の会社の解散攻撃は、コロナを利用した組合の破壊だと喝破し、日韓労働者の連帯で闘っていくと決意を明らかにした。またコロナを利用した治安の強化で人々を抑圧し、日本が敵基地攻撃能力を強化し憲法を改悪しようとしていることに対して、東アジアの平和、世界の平和のために闘いっていかなければならないと連帯を呼びかけた。
 デモでは、サンケン電気東京事務所の前も通り、韓国労働者を古雑巾のごとく使い捨て組合をつぶそうとするサンケン電気に対して怒りの声をぶつけた。(尾沢孝司)


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