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「公共」と「貧困」を描いた米国映画〜『パブリックー図書館の奇跡』

 映画再開第1作は『The Public』邦題は『パブリックー図書館の奇跡』。ほぼ予備知識ゼロで観たが、超拾いもの、秀作だったので、満足感がいっぱいに広がる。実際のシンシナティ市立図書館(米国中西部オハイオ州)を舞台に、そこで撮影した。「図書館の自由」を各シーンに組み込んでいて、そういう意味では邦題に「図書館」を付けた意味はある。館長の毅然とした対応、レファレンス、読み聞かせなどのシーンが挿入される。
 私は観ながら原題の「パブリック」の意味を何度も何度も考えていた。ホームレスたちがもう一方の主人公だが、様々な人種、年代。かなりな数が生活困窮した「退役軍人」。二人の市長候補者の対比。ここは、奴隷解放の接点、攻防の地になっていた。何よりも、エンターテイメント要素が盛り込まれていたのも好みだ。
 英国のケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』とはまたひと味異なる「公共」と「貧困」を描いた米国映画として、ぜひ観てもらいたい。(白石孝)

*映画は「ヒューマントラストシネマ有楽町」など全国で公開中。


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