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書籍「学校を辞めます 51歳・ある教員の選択」

電子版で再刊行


この書籍は、私が2006年に当時勤務していた都内公立小学校で、私が書いた英語教育についての新聞投書を理由に強制人事異動攻撃にさらされ、結果自主退職に追いこまれた過程を記録したものです。(紙書籍は、2008年刊行。絶版)
その時東京都の公立学校は、「日の丸、君が代」の強制に始まり、教員には勤務評定による賃金格差付けの導入、子どもたちには共通学力テスト、能力別クラス編成、学区域「自由」選択制、英語教育の導入等の「教育改革」と称した学校改革が石原慎太郎都政により強行されていました。

以下、本書の「電子版発刊にあたって」の抜粋です。
「『心の病』教職員休職高止まり」という記事が目にとまった(2018年12月26日付朝日新聞)。記事によると2017度にうつ病などの精神疾患、いわゆる「心の病」で休職した全国の公立小中学校などの教職員が5077人(前年度比186人増)だったという(文部科学省調査)。そして、この数値は10年前から毎年5千人前後で続いているとも報じていた。

僕が自主退職したころ、学校は「教育改革」と称して大きく変えられようとしていた。僕が勤務していた小学校の場合、能力別授業、共通学力テスト、学校自由選択制、英語教育等の導入、教員には勤務評定の実質導入など、子どもたちにも教職員にも競争させることで学ばせる、働かせるという考え方が矢継ぎ早に教育委員会から降りてきた。この考え方は、東京都から始まり、今や全国に広まっている。

僕は、学校現場の労働過重の根本原因は「競争原理の導入」だと考えている。僕は、その導入過程の渦中にいた。この電子版がその頃のことを今一度振り返り、また知らない方には知っていただき、今の学校を見つめなおす一助になれればと考えている。(2019年10月)

お申し込みは、以下からできます。
湯本雅典・公式サイト
  お問い合わせは、以下までどうぞ。
yumo@estate.ocn.ne.jp
書籍「学校を辞めます 51歳・ある教員の選択」
電子版(税抜・1200円)(湯本雅典)

映像版「学校を辞めます 51歳の僕の選択」(16分)
東京ビデオフェスティバル2007優秀作品賞
2008年ヒューマンドキュメンタリーコンテスト≪阿倍野≫最優秀賞等受賞
動画(16分30秒)
  DVDも1000円(税込)で販売中


Created by yumo. Last modified on 2019-12-13 10:21:44 Copyright: Default

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