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新運転・事故防ピンハネ返せ訴訟を支える会ニュース 第１５号（２０１６年９月２４日） 2016-09-26 13:10:14 | 支える会ニュース 新運転組合員に厚生年金と有給休暇を！ ２０１６年９月２４日 ――――――――――――――――――――――――――――― 新運転・事故防ピンハネ返せ訴訟を支える会ニュース 第１５号 連絡先 赤川 彰三 携帯電話 ０９０-８３０３-８４３６ 連絡先 自治労・公共サービス清掃労働組合 電 話 ０３-３８９７-３６４７ ＦＡＸ ０３-３８５７-０４６４ ――――――――――――――――――――――――――――― ８月１８日（木）第12回口頭弁論への傍聴ありがとうございました。 １０月３日（月）第13回口頭弁論、11時527号法廷への傍聴よろしく お願いします。 � ‐赦賊人�43名の厚生年金加入を無にせんとする会社、東環保の動 きは行政、社会の改革の動きに逆行するものだ！！ 昭和運輸ではすでに43名が厚生年金に加入し、健康保険は厚生年金と 一体のものとしてすでに社員と同じ一般の保険に切りかえられてきま した。そして、日雇い雇用保険に関しては縦割り行政の壁もあり、一 般への切り替えが遅れていました。 しかし、東京労働局、職安の方は、昭和運輸に対し、9月26日までに一 般の雇用保険に切り替え計画を出す よう指導しているとのこと。 ここにきて、昭和運輸は、東環保「51社の団結」の圧力を受けて、必 死の抵抗を試みている。すなわち、43名の内、大多数の「フレッシュ ユニオン」（会社のてこ入れで作った偽装「労供労組」）に対し、月 11日しか仕事をさせないと一方的に通告し、生活が苦しければ派遣会 社「クレイブ」に行けと言っているようです。 「クレイブ」はすでに9月16日に会社説明会を行いました。これは何を 意味するのでしょうか？昭和運輸が3保（厚生年金、健康保険、雇用保 険）の対象である労供労働者を根こそぎクレイブに追いやり、業界の圧 力に応え、業界全体の労供労働者への3保適用を避けようという動きで しょう。 しかし、労働者派遣法40条の9は、昭和運輸をやめた労働者を派遣労働 者として昭和運輸が受け入れることを禁止しています。また、派遣会社 も同様に、派遣元責任として労働者派遣法35条の４で上記のような行為 が禁止されています。派遣会社はこの法律に違反すると厳しい罰則もあ ります。 自治労公共清掃労組は10月2日（日）第44回定期大会方針（案）の中で以 下のように明確に言っています。「継続労供労働者への3保適用は、朝日 新聞の報道や6月15日のあいはらくみこ参院議員の紹介で行った都本部と しての厚労省交渉でも東京23区清掃下請の年金逃れは明白になっており、 昭和運輸だけの問題ではない。私たちはこの非正規3000名の労供労働者 に3保の適用を求め、同時に、2割にも落とし込められた社員数を適正な 人数に戻し、社員化を進めるこの道を断固として推し進めていく」と。 私たちは公共清掃労祖のこの方針を支持、連帯していきます。 �◆／訓薪硝槁瑤隼拮�長専従は「事故防」を介して労使癒着、会社の言 いなりになってはいけない！！ 昭和運輸�蠅裡格殘簑蠅�上記のように進行する中、新運転東京の５月２ ５日の執行委員会では、生コンのみ賃金要求を決め、清掃労働者の賃金 要求の議論は見送られました。理由は、５月２７日（金）午後４時から タブレット会館会議室で事故防理事会が行われ、そこでの業者側との情 報交換（清掃業界は厚生年金対策が中心で賃金引上げ議論など後回しと 言った状況とのこと）を踏まえて要求を検討したいとのことだったので す。この後、６月１５日に労供労連（自運労も含む）として清掃業界に 要求書を提出。６月２７日の労使協議会（草苅委員長、鴨沢副委員長、 浦田書記長が参加）で業者側からの回答で妥結、終了。 今季賃金交渉では社員の賃金は引き上げたにもかかわらず、新運転、自 運労賃金は全くすえおいたままで、専従たちは１回の交渉で妥結したの です。その報告は７月２１日の執行委員会で、結果報告のみとなりまし た。このように執行委員会においても賃金要求や交渉報告が行われない まま、結果だけが報告されるという状況、本部と支部長専従だけが「事 故防」を挟んで業者理事と一体になって動くという構造は、組合民主主 義の否定につながります。本来、厚生年金問題をきっかけに、継続就労 者の権利改善と窓口就労者の日雇い手帳の確保の二本立て制度を、トラ ック討論集会等、組合員全体に報告し、十分議論すべきであるにもかか わらず、組合員の方に目が向いていません。 （赤川 彰三 原告団事務局長） �� １１月１３日（日）第６１回定期大会にむけ、継続就労者と 窓口就労者の二本立て制度の計画を議論、決定しよう！！ 同時に、「事故防ピンハネ裁判」に注目し、「事故防」の見直し（解体） と労働協約1条の改正で継続就労者の権利改善（厚生年金と有給休暇）を 議論の中心にすえよう！！ �ぁー鸚擇蠎�由の労働協約第１条と事故防 /篠崎委員長が労働協約第１ 条を改悪 私が組合に加入した柏原委員長時代の労働協約第１条には「雇用」と記載 されていました。そして、会社と労働者である組合員が組合の保証のもと に雇用関係を結ぶ、と解説されていたのです。そして労働協約２条では労 働条件は労働基準法にもとづく、と規定されていました。 （赤岩 健二 原告団 団長 ） 現在の労動協約第１条では、「甲（会社）はこの労働協約に基づき・必要 に応じて随時乙（組合）よりこの組合員の供給を受け使用し、また使用を 打ち切ることができる」と規定されており、いつクビを切られても文句を 言えないと組合員は主張しています。組合が組合員の首切り自由を会社に 認めた協約です。この協約第１条は、篠崎委員長が１９７６年の大会で「 雇用関係」を打ち消して「使用関係」にして作られました。篠崎委員長は、 この労働協約改定と同時１９７６年に事故防を設立しました。 そして労働協約第１条を改悪し、組合員を無権利状態にする労働協約第１ 条を毎年締結し続けてきたのです。 私たちは、何年働いても日雇い扱いとされ、有給休暇などの労動基準法上 の権利や、厚生年金・健康保険・雇用保険加入の権利を認められなかった のです。また、個々の組合員が労働組合のすべての問題に関与する権利、 すなわち団結権の侵害が継続しているのです。 �ァ／訓薪樟貊礁魄�は厚生年金へちゃっかり加入！ 新運転専従役員は、組合員からの切実な声については平然と聞き流し、組 合員を年金未加入の状態のまま放置し続けています。そもそも年金自体に ついては無関心なのかと言えば、全くそうではない。自分達だけは、ちゃ っかり厚生年金に加入し、さらに有給休暇を２０１６年度９月から、月に １日から２日に増やし、賃金も１万円引き上げているのです。 新運転組合員２，４００人の生活を守り、働く者の権利を無視する根本原 因である 事故防を正すため、次回裁判闘争への傍聴をよろしくお願します。 １０月３日（月）第13回口頭弁論、11時 527号法廷への傍聴よろしくお願 いします。裁判終了後、弁護士会館１００２号室で報告集会を行います。 ご参加よろしくお願いします。 �Α‐赦賊人�不当解雇撤回闘争の原告団、宮川巧氏の事故死を悼む ９月７日、昭和運輸から解雇され、３年６ケ月にわたって解雇撤回闘争 をがんばってきた原告団の宮川巧氏が交通事故で亡くなりました。解雇撤 回闘争支援共闘会議議長の宮本恒雄氏の追悼文を次ページに掲載します。 自治労組合員、宮川さんの志を受け継いで闘おう 昭和運輸不当解雇撤回闘争支援共闘会議 議長 宮本 恒雄 昭和運輸により、２０１３年３月２５日に不当解雇され、３年６ケ月に わたり「不当解雇撤回・職場復帰」にむけて闘ってきた被解雇者３名のリ ーダー格であった自治労組合員の宮川巧さん２９歳が、今年９月７日に突 然のバイク事故で逝去されました。謹んで哀悼の意を表明するものです。 宮川さんは、まず第１に「不当解雇を撤回させ職場への復帰」を熱望し ていましたが、その希望実現をはかる直前での死亡であり、痛恨の極みで す。 宮川さんのすばらしいことは、まず行動する人でした。 宮川さんが中心となり、２０１３年１２月９日年に厚生年金保険者資格 を申請し、２０１５年７月８日付で宮川さんら不当解雇者３名に、同資格 が確定されました。それが土台となり、２０１６年１月１日付で、昭和運 輸�蠅覇�く労供労働者４３名に同資格が確定され、その４３名については、 正社員と同じであるトラック健保に入ることになりました。 宮川さんの申告が出発となって、上記の実現をはかる成果をあげること ができたといえます。 ところが、その後、今年８月２４日付で墨田職業安定所の所長から昭和 運輸の社長に対して、この間の実態調査をふまえた結果として「雇用保険 の日雇から一般への切り替える『依頼文書』」がだされ、さらに『指導文 書』で９月２６日を期限として通告がなされました。 しかし昭和運輸は、「派遣会社クレイブに切り替えるので『雇用保険の 一般への切り替えはしない』」との姿勢をうちだして対抗しています。 この会社の行為は以下の通り労働者派遣法違反であります。 まず、第４０条の９では、『派遣先会社』は「その会社を離職した労働者 について、１年以内の労働者派遣としての受け入れを禁止」しています。 また、３５条の５では、『派遣元会社』に「上記４０条の９に抵触する ときは、労働者派遣を行ってはならない」と派遣を禁止しています。 こうした違法行為は、最終的には派遣事業の取り消しも含む重大なこと につながります。 裁判もいよいよ大詰めを迎えています。 私たち支援共闘会議は、昭和運輸の違法行為を許さず、宮川さんの志を受 け継いで「昭和運輸不当解雇撤回闘争」の勝利にむけて断固闘い抜く決意 です。 以上 ――――――――――――――――――――――――――――― 裁判費用は、組合員とご支援してくださる皆さんのカンパで支えられています。 振込先 ゆうちょ銀行 光が丘店 口座番号 00170-0-765089名義 赤川彰三 ――――――――――――――――――――――――――――― 新運転・事故防ピンハネ返せ請求訴訟を支える会ブログ http://blog.goo.ne.jp/pinhanekaese
Created by staff01. Last modified on 2016-09-26 14:00:40 Copyright: Default