「週刊金曜日」ニュース:右派の統一戦線としての日本会議 | |||||||
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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2016.5.27 _________________________________________________________『週刊金曜日』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【話題の新刊】セブン-イレブン 鈴木敏文帝国崩壊の深層 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001986.php ==================================================================== <http://www.kinyobi.co.jp/> 【1】注目の記事 【2】編集長コラム 【3】次号予告 【4】近刊のご案内 【5】イベントのご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】注目の記事 ■右派の統一戦線としての日本会議 近年、国内外で日本最大の右派運動団体とされる日本会議が注目されている。「安倍政権 の黒幕」、「日本を支配」といった評価も目立つ。だが、誰がその内部を動かしているの か、どのような経過で生まれてきたのかといった点についてはあまり知られてはいない。 その実像を追う。 ●復古主義だけではない 現実の怖さとは 魚住昭 ●一水会元顧問・鈴木邦男氏に聞く 左翼との闘いが日本会議の核をつくった 鈴木邦男氏はかつて生長の家信者で、全国学協の初代委員長だった。その経験から、日本 会議の誕生に至る経過と、内部事情を語る。生長の家が政治から手を引かなければ、日本 会議は生まれなかった。 ●「反米」か? 「東京裁判史観」批判の荒唐無稽 幼稚な陰謀論と歴史修正主義 能川元一 日本会議の代表的な論客の一人、高橋史朗氏。戦後になって戦争を反省したのは、「占領 軍の洗脳」のためだという。こんな「理論家」が幅を利かせているのが日本会議なのだ。 ●本当の神道の姿を説く三輪隆裕宮司インタビュー 明治時代の天皇崇拝は神道の長い歴史では特殊 日本会議は、「伝統」こそがあらゆる価値の中心と見なす。改憲も、「現行憲法は日本の 伝統に合わない」からと言う。だがその「伝統」とは、神道では異端である明治時代の国 家神道なのだ。 ●図解 日本会議を生んだ右派宗教の潮流 神社本庁、生長の家からはじまる反憲法運動70年 成澤宗男 近年、注目を集めている日本会議──。だが、1997年5月に結成されるはるか以前から、 全国の大半の神社が加盟する神社本庁、及び生長の家を筆頭とした新興宗教の運動が、そ こへと至る伏流として形成されていた事実がある。戦後のこれら右派宗教勢力の動向を知 ることなしに、日本会議の本質は理解できないだろう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 編集長後記 戦後価値観への怨念を露わにした日本会議の源流の一つは、左翼に反発した「全国学生 自治連絡協議会」だという。 右派の学生運動は戦後史であまり注目されてこなかった。強いて象徴的な存在は三島由 紀夫の楯の会だろうが、当時は武闘派学生から批判もあったという。 さて本誌2015年2月20日号の特集「劣化する自民党」内でも紹介した中丸到生・元 自民党政調会長室室長は東海大学が出版した記録「自民党元職員の回想録」の口述者だが 、「回想録」には左翼学生運動への危機感に対する動きは早稲田大学から広まり日本学生 同盟が結成されたことが記されている。同盟には森喜朗、小渕恵三、海部俊樹らOB政治 家が「物心両面の応援、支援」をしたそうだ。 一方、中丸氏も中央大学に自由主義研究会をつくる。在野の軸として、生長の家を出自 とする冒頭の全国学生協議会が、地方ブロックごとにできていった。いずれにせよ劣化す る自民を日本会議が支え、いまや復古的イデオロギーにまみれた日本社会を招いているの だ。(平井康嗣) (過去の編集長後記はホームページでどうぞ) [編集長後記]はこちら↓ http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】6月3日(1090)号予告 【特集】 憲法の危機 ●政府が根拠とする「昭和47年見解」は集団的自衛権を全否定 “首相がもっとも嫌う男”小西洋之参院議員に聞く ●濱田邦夫・元最高裁判事インタビュー 「なぜ企業は安保法に反対しないのか」 ●反憲法とたたかう安保法制違憲訴訟の動き ●ママの会・西郷南海子さん 市民も「昭和47年見解」を読んでみよう そのほか 【週刊誌報道】●“沖縄ヘイト”に走る『週刊新潮』のデタラメ記事 【写真ルポ】●満腹の情景第53回 ムスリムがいない町にやってきたハラール 木村聡 【科学】●なぜ今、異種移植を容認? 天笠啓祐 【たとえば世界でいま】 韓国版「盗聴法」で市民監視の実態 白石孝 世界は伊勢志摩サミットをどう見ているか 小林智香子 【自衛隊】●田母神俊雄元空幕長のあきれた「将の器」田岡俊次 【化学物質】●きれいな空気を吸いた〜い! ひろがる「香害」 【事件】●米軍属女性死体遺棄事件 怒りの沖縄 【強力連載】 ●それでもそれでもそれでも 齋藤陽道 ●風速計 中島岳志 ●初めて老いった!? 石坂啓 ●新・政経外科 佐高信 ●メディア一撃 岩本太郎 ●ペンと剣 マイケル・ペン ●犬が王様を見て、何が悪い? 四方田犬彦 ●世界一下世話なラブレター 佃野デボラ ●俺と写真 本多勝一 ●話の特集 矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等、むのたけじ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】近刊のご案内 http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php ★セブン-イレブン 鈴木敏文帝国崩壊の深層 著者:渡辺仁 1400円+税 四六判・並製 192頁 ISBNコード:9784-86572-009-9 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001986.php セブン-イレブン追求第三弾、 グループ10兆円企業の内幕を暴く! 産業界を揺るがした鈴木敏文・セブン-イレブン会長の電撃辞任。それをいち早くキャッ チしていた一人のジャーナリストがいた──。 マスコミ最大のタブーを追及しつづけたジャーナリストは本年2月に急死。彼の遺稿をも とに、鈴木会長辞任の裏側で何が起きていたのか、セブン最高益のカラクリをあぶり出す 。 ★テレビ現場からの告発! 安倍政治と言論統制 『週刊金曜日』編 1300円+税 四六判・並製 208頁 ISBNコード:978-4-86572-008-2 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001947.php 一体、いまテレビ局の現場で何が起きているのか── 現在、週刊誌などがさまざまに報じているが、伝聞が多く、事実のあいまいな記事が目立 つ。 本書は現役テレビ局員として活躍している人々が、安倍政権のやり口やテレビ局の自主規 制を 匿名ながらも「ばれたらクビ」の覚悟で告発する。 【主な内容】 ○はじめに ○内部告発! 止まらない籾井体制の暴走でNHK崩壊 「NHKを憂う有志の会」 ○テレビを抑え込む菅義偉官房長官 座談会 古賀茂明×中野晃一×佐高信 ○海外記者は見た!弱腰な日本メディア マイケル・ペン ○現役テレビ局社員匿名座談会 TBS岸井キャスター、テレ朝古舘キャスター降板の舞 台裏 ○一線を越えた安倍政権のメディアコントロール 岩崎貞明 ○偏らない意見って何? 今、ジャーナリストに求められるもの 対談 池上彰×佐高信 資料1 放送法とは 資料2 自民党からテレビ局への文書 資料3 BPOの意見書 資料4 図解 特定メディアを「攻撃」する団体の相関図 資料5 安倍首相とマスコミ関係者との会食・懇談会等 ★僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ 著者:鵜澤佳史 1400円+税 四六判並製 304頁 ISBN:978-4-86572-007-5 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001909.php シリアで戦士として戦い、瀕死の重傷を負った若者。 彼が体験した「戦争」とは── 僕は「イスラム過激派」といわれる仲間たちと生活を共にしてきた。3カ月と いう短い間ではあったが、その中でみた彼らの姿は、それまでの日本のメディ ア報道から抱いていたイメージとはまるで異なるものだった。(まえがきよ り) 「鵜澤さんとは共通点が多い。でも死なないやり方でたたかって、何か変える ことができるんじゃないかと思うから、自分はいま武器を持たずに路上で声を 上げている」元山仁士郎(SEALDs RYUKYU) ★「戦後」の墓碑銘 著者: 白井聡 1400円+税、四六並製 296頁 ISBN:978-4-86572-005-1 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001805.php 「戦後」の断末魔=安倍政権を歴史の屑籠に叩き込め! 「永続敗戦レジーム」という構造を歴史的、社会的、精神的に暴露し、生起しつつある新 たな民主主義革命のヴィジョンを示す必読のテキスト。 「追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているので ある。ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。すでに勝利は確定している 。真の問題は、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、ということにほかな らない」(政治学者)白井聡 ★私の1960年代 著者: 山本義隆 2100円+税、四六並製・368頁 ISBN: 978-4-86572-004-4 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001792.php 元東大全共闘代表が、これまで一切語ることのなかった「安田講堂占拠事件」「ベトナム 反戦運動」そして「原発問題」等々、平和への思いを綴る歴史的書物! 「回顧談のようなものを公にする気にはこれまでなかなかなれなかったのですが、196 0年の安保闘争からの歩みと経験を活字にすることは、今の時代に合って、それなりに意 味があるのではないかと、自分に言い聞かせて承諾しました。」 2015年安保闘争の渦中で── 元東大全共闘代表 山本義隆 ┃Kindle版┃草の根歯医者のひとりごと 岡田弥生:著 Kindle 購入価格:300円 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001888.php きちんと歯みがきしているのに虫歯ができる、 歯周病がなかなか改善しない、 歯医者さんでインプラントを勧められたけど……などなど、 歯でお悩みの方は、ぜひ本書を読んでみてください。 岡田弥生先生は訪問診療専門の歯医者さん。 「目からウロコ」のユニークな提言の数々は、悩めるアナタの胸に響くはず。 また、要介護や胃瘻(いろう)の方の口腔ケアなど、 高齢化社会ならではの重要な提案もあります。 いくつになっても自分の歯で、自分の口で食べることは、 「自分らしさ」を失わないことにつながるのです。 ┃Kindle版┃どうする? 親の介護 太田佐恵子:著 購入価格:300円 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001763.php いつの時代でも、子にとって心配なのは「親の介護」のことですよね。 今は元気でいても、いつか「Xデー」はやってくる。 ……やっぱり子が介護しないといけないんだよね? 介護っていくらかかるの? 仕事と家庭と介護、両立できるのかな? 仕事辞めないと無理かしら? かといって仕事を辞めちゃうと収入が……。 親の介護は子世代の人生設計にもからんでくる問題だけに、悩みはつきませ ん。 そんな悩める子世代に、どう解決すればいいのか、どんな解決方法があるの か、 長年、遠距離介護問題に取り組んできた太田さんが贈るアドバイス。 介護に直面している人、これからの介護に備えたい人、双方におすすめです。 ┃Kindle版┃お金のギモン! 何で私に聞くんですか? 斉藤賢爾:著 Kindle 購入価格:300円 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001727.php 著者の斉藤賢爾さんはビットコインに代表されるデジタル通貨の専門家。 ですが、本書はビットコインの解説本ではありません。 お金や経済についての素朴なギモンに、斉藤さんが答えます。 「今こそが物々交換の時代の始まり」「狩猟採集時代が復活する」── と語る斉藤さんの回答は謎だらけ。 お金とテクノロジー、そして人間と社会の関係について考察した1冊です。 ┃Kindle版┃強制起訴 あばかれた東電元最高幹部の罪 武藤類子、海渡雄一、明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:300円+税 http://www.kinyobi.co.jp/publish/001889.php 福島第一原発事故の刑事責任が、ついに裁判の場で問われることになった。 東京地検が2度不起訴とした東京電力の旧経営陣3人について、東京第五検察審査会が 2015年7月17日、業務上過失致死傷罪で起訴すべきと2回目の議決をしたからだ(公 表は同年7月31日)。原発事故の刑事責任が裁判で問われること自体が初めてとなる。 起訴されるのは、東京電力の勝俣恒久元会長(75歳)と、武藤栄元副社長(65歳)、武 黒一郎元副社長(69歳)。 未曾有の原発事故はなぜ起きたのか。その責任は誰にあるのか──東京電力幹部らを刑 事告訴した福島原発告訴団の武藤類子団長、告訴団代理人の海渡雄一弁護士、ルポライタ ーの明石昇二郎氏が強制起訴の意義と今後の見通しについて徹底的に話しあう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】イベントのご案内 ★第11回「金曜日文庫」 日本会議の正体 ■日時:2016年6月17日(金)開場18時、18時30分〜20時 ■場所:寺島文庫(東京都千代田区九段北1-9-17 寺島文庫ビル1階) 地下鉄九段下駅(5番出口)徒歩3分 ■登壇者:鈴木邦男さん(元「一水会」顧問)、佐高信(評論家) ■参加費:1000円(1ドリンク付)、要申し込み、先着30人 ■申し込み先:book@kinyobi.co.jpまたはFAX 03-3221-8522 ※申し込み件名に必ず「金曜日文庫11回目申し込み」とご明記ください。 ==============================================『週刊金曜日』 ※ 定期購読のお申し込みは以下のページから。 https://ssl.kinyobi.co.jp/consult/input.php?id=tk ※ このメールは、お申し込みいただいた方にお送りしています。 ※ このメールへの返信はできません。 ※ お届けするE-Mailアドレスの変更や配信停止は以下のページから。 http://www.mag2.com/m/0000140118.html ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃発 行 株式会社金曜日 ┃ ┃ 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-23 ┃ ┃ アセンド神保町3階 ┃ ┃ http://www.kinyobi.co.jp/ ┃ ┃編集部 mailto:henshubu@kinyobi.co.jp ┃ ┃業務部 mailto:gyomubu@kinyobi.co.jp ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ Created by staff01. 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