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サミットで勝手に決めるな!「戦争と重税」〜日銀前で記者会見

動画(5分/小倉氏アピール)

 G7伊勢志摩サミットに反対する市民団体が、5月12日夜、日銀本店前で「街頭記者会見」を行なった。日本のカネの総本山・日銀本店は「ネオ・バロック建築」で威厳を放っていた。ネオンもない薄暗い歩道で、会見が始まった。参加した記者はフリーがほとんどで10人余り。一方道路をはさんで監視する公安警察官が30人以上いて、異常な光景だった。主催者の一人、小倉利丸さんがマイクを握った。「民主主義を標榜する国のリーダーが議会や国民の声を聞かずに、勝手に世界のことを決めていいのか。今回はとくに戦争法成立のあとであり、日本が対テロ戦争に加担する一歩になりかねない。またパナマ文書で明らかになったが、金持ちは税金逃れの一方、各国の国民は重税を押しつけられている。その怒りの声をぶつけたいと思い、日銀前での会見になった」と。またサミット警備に名を借りた「過剰警備・人権侵害」についての批判も出た。(M)

↓駆け付けたメディア

↓道路の向かい側で熱心にメモする人たち

↓アピールする小倉利丸さん

↓サミットのロゴを取りあげた

↓「核による世界支配こそかれらの狙い」と訴える

ーー*チラシのよびかけからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

主催 G7伊勢志摩サミット反対街頭記者会見

発言者 小倉利丸さん
    ATTAC Japan(首都圏)
    G7茨城・つくばサミットを問う会
    伊勢志摩サミットに反対する実行委員会(東京)
    ほか

 × × × × × × × 

8年ぶりにサミットがやってきます。伊勢志摩をはじめ全国各地で開催された関連会合で も「歓迎」ムード一色のサミット。しかし8年前の洞爺湖サミット以降、「世界のリーダ ー」を自称するG7サミット体制がもたらしたのは、リーマン金融危機、ユーロ債務危機 、緊縮攻撃、イスラム諸国に対する軍事介入、放射能被害者を放置したままでの原発再稼 動・輸出、沖縄へのさらなる基地負担の押し付け、そしてアベノミクスという危機の先送 り…。

サミットを前に安倍首相は外遊先で「世界一ビジネスがしやすい国を目指す日本に投資を !」と叫び、まるで福島や熊本の災害などなかったかのようにサミット前の売り込み一色 です。

しかしパナマ文書の公開でその一端が明らかになった大企業と金持だけが潤う世界の秩序 と安定を目指すのがサミット体制の本質ではないでしょうか。テロの危機を叫びながら、 テロの原因となっている貧困と混乱を世界中にまき散らしてきたのがサミット体制の本質 ではないでしょうか。

「サミット反対」の声は世界の常識です。サミット参加国のフランスでは労働規制緩和に 抗する「夜たち上がれ」運動が5月15日に世界中で夜に立ち上がることを呼びかけてい ます。イギリスのコービン人気やアメリカのサンダース現象の根底には貧富の格差と不公 正に対する人々の怒りがあります。カナダ・モントリオールでは6月に世界社会フォーラ ムが開かれます。

サミット参加国だけではありません。わたしたちは不正と格差と差別に怒る世界中の人々 とともに、サミット体制に反対の声を上げたいと思います。

日本でサミット開催反対を主張する団体や個人による街頭記者会見にぜひお越しください 。

※パナマ文書の公開によりその一端が明らかになった多国籍企業や富裕層による税逃れ問 題について、5月20〜21日に仙台で開催するG7財務大臣・中央銀行総裁会合でも対 応が話し合われる予定ということもあり、記者会見の場所を日本銀行本店前にしました。 ご了承ください。


Created by staff01. Last modified on 2016-05-13 11:38:41 Copyright: Default

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