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「川内2号機再稼働」官邸前に怒りの声〜10.16金曜行動レポート

       木下昌明

動画(7分)

 10月16日金曜日、朝からの小雨で、官邸前の反原発抗議は案じられた。知り合いの会社に寄るとそこでも雨の心配をしていた。ヤクルト×巨人戦が中止にならないか、と。人さまざまだ。

 官邸前ではいつもより人は少なく、長蛇の列が尻切れトンボになっていた。この日は川内原発2号機の強引な再稼働に怒っているスピーチやプラカードが目についた。

 国会前の「希望のエリア」では、愛媛からきた女性(写真上)が伊方原発を推進する地元町会議員を批判していた。

 以前に毎週のようにスピーチしていた共産党の吉良よし子議員が結婚し妊娠し、2ヵ月ほど切迫流産の危機で苦しんでいたが、無事男の子を出産したという報告もあった。

 テントひろばでは、レイバーネットTVで取り上げたドイツ映画の『顔のないヒトラーたち』を昨日みた乱鬼龍さんが「あれはすごい。ドイツだけのことじゃないだろう。日本人は日本人の落としまえをどうするんだよ、と問われている――重いメッセージを突きつけられている」と人々に訴えていた。

 財務省前ではいつも旗をふっていた84歳のご婦人は今日もきていなかった。もう2ヵ月以上になるので電話してみた。ご病気かと案じて。というのもわたしは映画批評をかいていて『ゴジラ』や『放射線を浴びたX年後』などの原発映画を中心に『<いのち>を食う』という本を出したが、その表紙に彼女の写真を掲載させてもらったいきさつがあったからだ(写真・撮影はshinya)。彼女の元気な声が電話からきこえてきたので、ほっとした。実は病気ではなく、彼女が入居している施設は行動は自由で決まりはないのだが、それでも干渉する老人がいて、「施設に入っていながら、そんな激しいことをするなんておかしい」と。彼女の行動を監視しているというのだ。

 老人ホームに入っていてアベ政治にノーといって何が悪い! 電話の終わりに「また行きたいです」と話してくれた。


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