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「9.16国会前弾圧事件」全員が釈放される!〜デモの萎縮ねらった不当逮捕

     佐々木有美

 9月16日、異常な警備体制が敷かれた安保法案反対の国会前集会では、13人が公務執行妨害の容疑で逮捕された。7人はすでに釈放されていたが、9月25日、留置10日目にして、やっと残る6人が釈放された。当日、夕方6時から東京・豊島区勤労福祉会館で、「解放を喜び祝う集会」が開かれた。当事者4人が登場すると、会場からは「やったー」「よかった」などの声が湧き上がった。

 愛宕署に留置されていたAさんは、スクラムを組んでいて機動隊に引き抜かれ、逮捕時にひどい暴行を受けた。また、高輪署に留置されていたBさんは、シールズのステージを見ているとき、いきなり背後から引きずられてつかまった。その時着ていたビニールの雨合羽を見せてくれたが、中央部分が大きく裂けていた。(写真トップ)


 *「03-3591-1301(サーゴクイリイミオーイ)」の「救援連絡センター」Tシャツ姿で報告するBさん

 6人の中には、安保法案成立阻止でハンストを行った学生ハンスト実行委員会のメンバーが2名含まれていた。中央署に留置されていたCさんは、国会正門前にいたが、午後9時頃、機動隊に無理やりひきずられるようにして逮捕された。品川署に留置されたDさんは、護送される途中の車の中で、首を絞められ息もとまるような暴行を受けた。二人とも弁護士との連絡、接見もなかなかさせてもらえなかった。

 4人の発言からは、今回の逮捕がいかに強引で暴力的なものだったかがわかる。8月30日には12万人、9月14日には4万5千人が国会前の車道を埋め尽くしたが、これを恐れた政府と警察がデモへの萎縮効果を狙ってこのような暴挙に出たとしか思えない。


 取り調べ拒否を続けた学生のCさんは、救援の大切さを身にしみて感じたという。「最初は不安だったが、機会あるごとに応援してくれる仲間の顔を見たり、メッセージにふれて、闘いぬく力をもらった」と話す。同じく学生のDさんは、13人の中で唯一の未成年者だった。「取調べでは、家族のことで揺さぶられた。“普通の生活をすればいい”とも言われた。でも社会に問題提起することは、異常なことではない。人として当然の生き方を妨害するものははね返す。そのために完全黙秘をつらぬいた」と語ると、大きな拍手が起きた。

 救援にあたった学生ハンスト実行委員会のメンバーは、「弾圧への周囲の反応は冷たかった。マスコミは取り上げない。同じ運動側からも、やりすぎだから逮捕されて当然、の声もあった」と話した。9月14日から18日の間に20名以上の逮捕者が出た。運動と弾圧は表裏一体だ。救援活動とともに、弾圧の事実を明らかにするメディアの責任は大きいと自戒をこめて思った。

↓25日午後1時から開かれた「9.16国会前弾圧事件」記者会見(司法記者クラブ)。この時点では釈放は決まっていなかった

記者会見動画(33分・出席者の冒頭発言)

↓逮捕者が続出した場所(9月16日 国会正門前)

↓警察の指揮官が「逮捕者」を上から指名していた


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