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根津公子の都教委傍聴記(6/11)〜竹花委員はきょうも欠席! | ||||||
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●根津公子の都教委傍聴記(2015.6.11) 竹花委員はきょうも欠席!今日(6/11)も非公開議案が校長の任命についてで、報告が以下の2件だけ。竹花委員は今日も欠席。 1.「企業等による体験型講座」について 「体験型講座」とは、「企業やNPOが主として学校に『出張授業』として提供している多彩な教育支援プログラムを一同に集め、小・中学生に体験する機会を提供する」昨年度からの新規事業。今年度は8月8日に教職員研修センターを会場に、旭化成グループ等19団体が講座を担当する。あわせて、学校に導入する際の参考になるよう、教員・コーディネーターに公開するというもの。 経済同友会「学校と企業・経営者の交流活動推進委員会」委員長だった遠藤委員は、「私のやってきたこと」と、これを絶賛。発見や知ることの楽しさを体験する機会を子どもたちに提供する企画に、私も反対するものではない。しかし、ならば、都教委は、こまごまとした教育内容のチェックや教員管理をやめ、教員や学校に教育編成の自由を返すべきだ。教員に自由な発想を保障しなければ、発見のある楽しい授業がつくれるはずはない。そう思いながら聴いていた。 2.2015年度に実施する都立高校入学者選抜における実施方針について 過去3年間に採点ミスが大量に発覚したことから、2014年度は採点の日数を1日多くして4日に、生徒を登校させない日を2日設ける、採点・点検方法を変更するなどの対策をとったことでの成果や課題が報告された。単純ミスは大きく減少したが、記述式問題では「誤って部分点を与えた」などのミスは増加したとのこと。都教委が採点基準を詳細に設定したが、それが徹底できなかったことによるという。一方、マークシート方式の問題を導入した20校では、当然ながら、マークシートの解答については照合作業を必要としないため、採点ミス防止と時間短縮に有効だったという。 このことから2015年度は全校で原則、マークシート方式を導入する。記号選択式問題の中で、思考力を見ることができる出題を工夫する。また、記述式問題の採点・点検方法の改善をはかるとの報告だった。マークシート方式全校実施にかかる費用は1年で2億円という。 「マークシート方式の導入でミスがどのくらい減ったか、採点・点検の日数を長くしたなどのことでミスがどのくらい減ったかが示せない中で、2億円かかることの理解が都民から得られるかが気になる」(乙武委員)との発言は頷けた。しかし、氏も、マークシート方式を進めることには賛成と表明し、議論にはつながらなかった。 さらに氏は、「入試をどうしていくかは、日本の教育をどうしていくかの問題。与えられた選択肢の中から選ぶのか、思考力を育てる、思考力を見る問題にするのかということだ」とも発言した。 氏が思考力を育てる教育を本当に大事にするならば、都教委に都合の悪い事実を記載した実教出版日本史教科書を高校生に使わせないとか、事実をゆがめて記述する育鵬社歴史・公民教科書使用を都立学校の中学生に使わせることにまずは反対してほしい。これらは、子どもたちの思考力を育てることと逆行するからだ。 今後4年間、改築のため教育委員会定例会の会場や教育委員会の場所が、第1庁舎37階かわった。定例会の会場が狭いことから、傍聴者の背面監視をする職員席はなくなった。しかし、傍聴者排除の方針は変わらず、今日も遠路はるばるやってきたFさんには、「誓約書」を出さないからと傍聴をさせなかった。 Fさんが木村委員長(当時)から「妨害行為」とされたのは、1年半前に質問をしたことだった。その日、傍聴に行くと、定例会開始時刻が前回の定例会で告げられていた開始時刻より20分繰り上がっていた。その理由の説明さえせずに委員長が議事に入ったので、Fさんは質問をしたのだった。傍聴者の誰もが、都教委に質す権利を有していることであり、都教委に明確な瑕疵があることは明らかなことであった。都教委の独裁的運営は変わらない。 Created by staff01. Last modified on 2015-06-30 11:12:23 Copyright: Default |