インドの原発を描いた『ハイ・パワー』上映会で監督から日本へ課題が投げかけられた。 | |||||||
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7月20日(日)東上線志木駅の新座ほっとぷらざで、インド原発ドキュメンタリー映画『ハイ・パワー』上映会と、プラディープ監督のおはなし会が開催された。 50年前にインド初の民生用核施設として誕ョ生したタラプール原発建設は、立地地域の人々を強制撤去によって始まった。 ところが現在、原発企業が約束していた雇用、道路や水道、電気などのバラ色のインフラ設備、医療施設や学校の保障はなく、病気や原因不明の疾患にかかる人が多く、住民の怒りは収まらない。 ところがインド政府は同じ手法で、今度はジャイタプールに原発施設を作ろうとしている。 この映画は福島原発爆発事故以前の2010年に撮影されているが、住民の収まりきれない怒りは生々しく伝わってくる。 現在、安倍自公日本政府が自国の原発事故未処理状態のままインドに原発を売りこもうと必で、それも、このジャイタプールがターゲットだ。 監督のプラディープ・インドゥルカーさんはもともとBARCハーバー原子力センターに科学技官として12年間勤務したが、2009年、ジャイタプール原子力発電所に関わる運動に参加し、反原発の立場で2年かけて、この映画を完成させた。 上映後のおはなし会の中で、 プラディープ監督から次の4つの質問が投げかけられた。 ○埼玉では3.11以降、何か社会は変わったか? ○埼玉に避難してきた人はいますか? ○インドの原発を止めるために、日本では何ができますか? ○原発が止まって、電気が足りなくなったことはありますか? この問いかけを含めて、埼玉県での脱原発活動や放射能測定活動の取り組み実践報告や、米国とインドで反原発活動をしている人たちからの報告と叱咤激励があった。 参加者の中からの発言で、特に印象的だったのは、「2011年の原発事故直後に比べて現在の反原発運動はおとなしくて、まるで放射能にみなさんがやられてしまったのかと感じた」という発言だった。 7月26日にたんぽぽ舎で上映される予定。 (写真はプラディープ監督と通訳の萩谷海さん) (ジョニーH) Created by JohnnyH. Last modified on 2014-07-21 02:07:09 Copyright: Default |