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香港「雨傘運動」を担ったタムさん・マルコさん〜レイバーフェスタにやってくる!

12月20日のレイバーフェスタに香港からオキュパイ運動を担った二人(タムさん・マルコさん)が来日する。それに先立ってレイバーネット国際部メンバーが、12月初旬、現地で二人を訪ねた。レイバーフェスタは20日・田町交通ビル6Fホールで開催。二人による映像を使ったプレゼンがある。フェスタ詳細情報

2016年の立法会(香港議会)と2017年の行政長官選挙をより民主的な制度で実施することを求めてオキュパイ(占拠)運動が2か月近くにわたって続いている香港に12月20日のレイバーフェスタ参加予定の2人のゲストを訪ねた。

「ここからがオキュパイの空間です」。オフィス街に突如あらわれた広大な空間。片道四車線の道路が両面にわたって鉄柵で封鎖されている。警察が設けた境界線だ。そこからさらに数百メートル先からが本当のオキュパイ・エリアになっている。各団体のテントや寝泊り用の個人テントなどがびっしり並んでいる。路面や壁のあちらこちらにさまざまなメッセージやオブジェ。「こんな香港をこれまでみたことはありません」と案内してくれたウェブ・メディア「独立媒体」のマルコさん(写真下)は少し誇らしげだ。

9月末の学生らの闘争への警察の弾圧が、逆に巨大な市民らの街頭闘争を誘発し、現在まで2か月にわたって巨大なオキュパイ闘争が続いている。警察が使用した催涙弾や目つぶしスプレーなどに雨傘を広げて抵抗したことから、この闘争は「雨傘運動」と呼ばれ、現在も3か所で街頭占拠が続けられている。

大学で新聞学を専攻していたマルコさんは、在学中の3年ほど前から「独立媒体」の活動にかかわっており、現在は編集と運営に携わる専従スタッフの一人。「学生や教員などの特約記者による独自報道と、社会運動に携わる当事者らの発信が二大特徴です。今回の『雨傘運動』でもこれら執筆者が活躍しました。現在一日当たり7万のアクセスがあります」。

ひとしきり案内をしてもらったところで、「街坊工人服務処」という労働団体のテントの前で「民主サロン」と称する街頭討論会が始まった。この団体で活動するタム(譚)さんに話を聞いた。「労働者や市民の生活と普通選挙の実現をどう結び付けることができるのかが重要です。わたしたちの団体は労働問題と住民運動の立場から『雨傘運動』に参加しています」。

「雨傘運動」の熱気はまだまだ冷めることはなさそうだ。レイバーフェスタでその熱気を感じてほしい。(レイバーネット国際部・I)

*フェスタ第三部「香港オキュパイ運動がやってくる」は午後3時から。「雨傘」持参での参加大歓迎です。


Created by staff01. Last modified on 2014-12-18 10:49:02 Copyright: Default

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