デモクラシー・ナウ!情報〜チェルノブイリの大惨事:世界最悪の原発事故から25周年 | |||||||
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を訪問したことがある。同団体は、Nuclear Reactor Accident Evacuation Zone Mapping Tool(米国各地の原子炉で事故が起きた際に退避を迫られる地域の範囲を地 図で視覚化したもの)の新版を出したところ *ジャネット・シャーマン(Dr. Janette Sherman,)内服薬と毒物学の専門家。 Chernobyl: Consequences of the Catastrophe for People and Nature(『チェルノ ブイリ 大災害の人間と自然に対する影響』)の編集者で、最新記事は"Chernobyl, 25 Years Later"(「チェルノブイリ 25年」) 字幕翻訳:加藤麻子/全体監修:中野真紀子/ウェブ作成:中森圭二郎 新着ストリーミング ******************************************** 2011/12/5 グリーンピース事務局長クミ・ナイドゥ:反アパルトヘイトから気候正 義へ ******************************************** 南アフリカのダーバンで開催された2011年国連気候変動会議(COP17)で、グリーン ピース・インターナショナルのクミ・ナイドゥ事務局長にインタビューしました。ナ イドゥ氏は14歳で反アパルトヘイト運動に参加し、1986年に非常事態宣言の下で逮捕 された後、地下にもぐったベテラン活動家です。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20111205-3 (動画 18.5分) **クミ・ナイドゥ(Kumi Naidoo):グリーンピース・インターナショナル事務局 長。 ダーバン出身のベテラン活動家。 字幕翻訳:中山周平/校正:桜井まり子/全体監修:中野真紀子/サイト作成:丸山 紀一朗 新着ストリーミング ******************************************** 2011/12/6 インドの活動家プラフル・ビドワイ:気候変動の政治学と危機に陥る世 界 ******************************************** 「汚染会議」とまで呼ばれた南アフリカ、ダーバンでの国連の第17回気候変動枠組条 約締約国会議(COP)。過去150年間にわたる最大の温暖ガス排出国である米国は、自 国が参加すらしていない京都議定書で中国が発展途上国として規制を受けないことを 交渉を遅らせる口実にし、交渉自らの排出量をしばることになる世界的な規制作りへ の真剣な取り組みを拒みました。インドのジャーナリスト・評論家・平和運動家のプ ラフル・ビドワイ氏は、人口の55%が電気へのアクセスが無く、発展を必要とするイ ンドのような貧困国を責め、これまで蓄積してきた排出量をほおかぶりしようとする 米国の不正義を問います。「大気中に蓄積され、そこに残留し数千年の間地球を温暖 化する、全ての温室効果ガスの4分の3は、北半球の先進国からの排出、米国はその4 分の1以上に対して責任がある」のです つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20111206-3 (動画 13分) *プラフル・ビドワイ(Praful Bidwai) インドのジャーナリスト・評論家・平和運 動家。インド国内紙はもちろん、ガーディアン紙、ネイション誌、ルモンド・ディプ ロマティーク誌などにも寄稿している。新著はPolitics of Climate Change and the Global Crisis: Mortgaging Our Future (『気候変動の政治学と世界的危機:抵当 にされた未来』)。 インドの『タイムズ』紙の元編集長で、インドの核廃絶運動の 創設に携わった。 字幕翻訳:大竹秀子/全体監修:中野真紀子/サイト作成:丸山紀一朗 新着ストリーミング ******************************************** 2011/12/12 ダーバン合意 約束を反故にして途上国に責任を転化する先進国の常套 手段 ******************************************** ダーバン気候変動会議(COP17)は2日間の会期延長の末、法的拘束力のある唯一の条 約「京都議定書」の延命(第2約束期間)が合意され、これに非加盟の国々や義務を 負わない国々をも取り込んだ新たな枠組みの交渉を開始し、2010年の発効をめざすこ とになりました(ダーバン・プラットフォーム)。多国間の交渉による気候対策の枠 組みづくりの重要な一歩と喧伝されますが、環境団体の多くは、これではまったく不 十分だと非難します。国際環境団体フレンズ・オブ・ジ・アースのケイト・ホナー は、「富裕な国々が、これまでの約束をすべて反故にして責任を逃れるという昔から のパターンの繰り返しです。新たな協定の交渉のために10年近くも費やして行動が遅 れ、それまでは低い目標に縛られます」といいます。そうすることで、問題を招いた わけでもないのに被害を受ける途上国に負担を押し付け、尻拭いをさせるつもりで す。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20111212-2 (動画 16分) *ケイト・ホーナー(Kate Horner) 環境NGOフレンズ・オブ・ジ・アース(地球の友) の政策アナリスト。 *ボビー・ピーク(Bobby Peek) 南アフリカの環境正義組織groundWorkの代表。 字幕翻訳:野村茜/全体監修:中野真紀子/サイト作成:丸山紀一朗 新着ストリーミング ******************************************** 2011/12/9 COP17 青年使節が気候正義を訴える人間拡声器のパフォーマンス ******************************************** 国連気候変動会議が開かれている南アフリカのダーバンでは、世界の指導者たちが温 室化ガス排出削減のための法的拘束力を持つ協定にいつまでも合意できずにいること に対して、いくつもの抗議行動が行われています。青年使節団の代表としてCOP17で 演説した米メイン州アトランティック・カレッジの学生アンジャリ・アパデュライ は、「世界の過半数を代表して発言します。これは"声なき者たちの声"です。私たち は会議に招かれても、私たちの要求は取り上げられません・・・チャンスはあと5年なの に、皆さんは10年くれと言う。それを"意欲的"と呼ぶなんて、私たちの世代への裏切 りです」と痛烈な批判を展開しました。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20111209-2 (動画 10分) *アンジャリ・アパドゥライ(Anjali Appadurai) メイン州アトランティック・カ レッジの大学生、国連気候サミットの青年使節代表。 字幕翻訳:中野真紀子/サイト作成:丸山紀一朗 新着ストリーミング ******************************************** 2012/1/12 元FCC委員マイケル・コップスが語る米国メディアの未来 ******************************************** ブッシュ政権からオバマ政権にかけて約10年間、連邦通信委員会(FCC)委員を務め たマイケル・コップスが、この10年で大きく変化した米国のメディア環境について語 ります。米国では1996年の通信法で、国民すべてにブロードバンド環境を行き渡らせ ることが目標に掲げられました。2001年ごろまでは順調に普及していたようですが、 ブッシュ政権下で普及は世界から大きく遅れることとなります。ブッシュ政権がAT& Tなど大企業を優遇し、ブロードバンド化を市場競争に任せたためです。広大な国土 を持つ米国では、光ファイバーの敷設などインフラの整備に莫大な費用がかかりま す。投資の見通しがつかない地域事業者は高速インターネットへの投資を抑制する結 果になりました。マイケル・コップスは、ブロードバンドサービスは橋や道路と同じ く国家的事業として扱うべきであり、市場競争にゆだねたブッシュ政権の通信政策は 間違いだったと指摘します。 つづきはこちら→ http://democracynow.jp/video/20120112-1 (動画 32分) *マイケル・コップス(Michael Copps):10年を超える任期を終え、先頃米連邦通 信委員(FCC)を退官した。FCC委員としては歴代7番目にあたる長期在任となる。 字幕翻訳・サイト構成:桜井まり子/全体監修:中野真紀子 ************************************************** 今週の お勧めトピックス(英語のみ) ************************************************** ○ バチカンが米国の尼僧たちを叱責 「急進的フェミニズム」の説教や社会正義を 立ち過ぎと http://www.democracynow.org/2012/4/27/us_nuns_face_vatican_crackdown_for ローマ法王庁が米国最大のカトリック尼僧グループを叱責しました。社会正義の問題 にばかり気を取られて、妊娠中絶や同性婚といった「極めて重要な問題」がおろそか になっているというのです。先週(4月第3週に)発表された報告によると、カトリッ ク教会の指導者層は、尼僧たちが「急進的フェミニズム」を推進し、同性愛のことや 司祭は男性に限るという重要な教義に異議を唱えているとして非難しています。大司 教1人と司教2人が─みな男性です─尼僧たちを監督する役目に指名されています。 「私にはさっぱりわかりません。貧者とともに働くことはイエスが福音書の中で私た ちにやりなさいと説いていることです。それが批判の原因らしいのですから。」とシ スター・シモーヌ・キャンベルは言います。彼女は先週の報告書を厳しく批判してい るカトリック教会の中の社会正義グループNETWORKの代表です。報告書による叱責 は、2012年米大統領選挙でいわゆる「女性に対する戦争」が争点のひとつに浮上して きたことと連動しています。カトリックの尼僧の一部はオバマ政権の医療保険制度改 革や医療保険に避妊措置を含むことの義務化を支持して司教たちと対立しています。 キャンベルは、バチカンが彼女のグループを攻撃しているのは彼女たちが医療保険制 度改革を支持しているからだと思うと言います。「あの人たちは私たちがただ奉仕す るだけで、ものを考えたり、疑問を持ったり、批判したりしないでいるのが好きなん です」とキャンベルは言います。「それはこの政治的社会にあってとても難しいこと です。私たちはこのことに向けて、公共の利益のために前進する道をさぐるために、 微妙なところを明らかにする深い分析を行わなくてはならないのに」 ○ 米国で拘束されて:映画監督ローラ・ポワトラ 米空港で止められ尋問を受ける こと40回の経験を語る http://www.democracynow.org/2012/4/20/detained_in_the_us_filmmaker_laura アカデミー賞ノミネートの映画監督ローラ・ポワトラが、米国に入国するたびに必ず 連邦捜査員に拘束され尋問を受けることが繰り返されていることについて話します。 ポワトラが言うには、この尋問は彼女が米侵攻後のイラクを描いたドキュメンタリー 映画My Country, My Country(『わが祖国』)の制作にとりかかったときから始まっ たそうです。最新の作品はイエメンとグアンタナモに関するThe Oath(『誓約』) で、オサマ・ビン・ラーデンのかつての2人の仲間の人生を追ったものです。彼女の 記憶では、拘束は40回ほどにおよび、その度にラップトップ・コンピューターや携帯 電話、私的な所持品が捜索されました。ポワトラは今夜、ニューヨーク市のホイット ニー美術館で監視システムについてのティーチインを行ないます。本日の放送の他の ゲスト、コンピューターセキュリティ研究員で政府の監視対象となったジェイコブ・ アッペルボーム、国家安全保障局内部告発者のウィリアム・ビニーも参加します。ポ ワトラは現在、9.11後のアメリカを描く映画の制作に取りかかっています。 ○ 批判にさらされるサイバーセキュリティ法案(CISPA):米国内での監視活動の増 加とプライバシーの権利の侵害の恐れ? http://www.democracynow.org/2012/4/26/cispa_critics_warn_cybersecurity_bill_ will 下院での採決間近の「サイバー情報共有・保護法案(CISPA)」に批判の声があがっ ています。批評家たちは、同法案が、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトの ような民間インターネット企業に、機密の顧客記録や通信を国家安全保障局(NSA) や米連邦捜査局(FBI)、国土安全保障省にごっそり渡す事を許し、国家安全保障局 が既に密かに実施している国内監視プログラムを事実上合法化することになるのでは ないかと危惧しています。一方、法案支持者たちは同法案は、中国・ロシア両政府を 含めた外国機関によるオンライン上での経済スパイ活動を民間会社が取り締まるため に必要だと主張しています。同法案は、オンライン上でのプライバシーを擁護する広 範な人たちによる反対を受けており、オバマ政権でさえ拒否権の発動を警告していま す。アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union)の法律顧問、ミッ シェル・リチャードソンに話を聞きます。 ○ 監視の対象にされたハッカー ジェイコブ・アッペルバウムが語るサイバーセ キュリティ法案 監視と「サイバー空間の軍事化」 http://www.democracynow.org/2012/4/26/targeted_hacker_jacob_appelbaum_on_cis pa コンピューター・セキュリティ・リサーチャーのジェイコブ・アッペルバウムは、 「サイバー情報共有・保護法案(CISPA)」には、米国市民に対する軍事的な監視を 原則的に合法化する案が含まれていると主張しています。「こういったことを『合法 的なやり方』で行える能力を飛躍的に拡大したがるのは、すでに行っていることを合 法化し、既成事実にしようとしていることだと理解するのが大事です」とアッペルバ ウムは言います。彼はユーザーがインターネット上で匿名で交信できるようにする ネットワーク「Tor プロジェクト」の開発者であり擁護者です。またウィキリークス のボランティアでもあります。 ○ オバマ政権 アリゾナの反移民法に異議 一方で国外追放者の数は前代未聞 http://www.democracynow.org/2012/4/26/obama_admin_challenges_arizona_anti_im migrant 4月25日、米最高裁判所で行われたアリゾナ州の悪名高い反移民法(S B 1070)に 関する公聴会についてカラーラインズ・ドット・コム(Colorlines.com)の記者、セ ス・フリード・ウェスラーから最新情報を聞きます。この訴訟は、同様な法案を通過 させ裁判所の裁決を待って保留中の他の6州に影響を及ぼしかねません。「昨日、裁 判所で問われたのは、州にはどんな権限があるのかということでした。でもちまたの 多くの人々が抱いている疑問は、オバマ大統領は何をしようとしているのか?という ことです」とウェスラーは言います。「オバマ政権は、40万人という前代未聞の規 模の人々を国外退去させてきましたから」。一連の質問から見る限り、判事たちはイ デオロギーの違いを超えて、この法を無効にすることを渋っているように見受けられ ました。もし最高裁が同法の一部でも支持するのなら、公民権団体は、最高裁判所が 人種および民族背景に基づいて差別をしたとして、異議を唱える構えです。「結局、 判事たちはこの法律が、ここに住んでいる人々の暮らしにどんなに深刻な影響を与え るのかを理解していません。無届け移民だけでなく、米国ですでに3世代も4世代も生 きてきたラティーノ系も、路上で職務質問され、嫌がらせを受け、拘置されていま す」とシティズンズ・フォー・ア・ベター・アリゾナ(Citizens for a Better Arizona)の活動家、ランディ・パラツは言います。 ○ 「1-T Day」 米国の学生ローン負債が1 兆ドルになる日 占拠活動者たちが全米 のキャンパスで抗議を計画 http://www.democracynow.org/2012/4/25/1_t_day_as_us_student 今日は活動家たちが「1-T Day」(1兆ドルの日)と呼ぶ日です。米国の学生ローンの 負債が1兆(1-Trillion)ドルにまで膨れ上がる日だからです。ウォールストリート 占拠運動の複数のグループが集結して全米の大学キャンパスやコミュニティーで記録 的な大学の学費の高さに抗議し、連邦政府が助成する学生用スタッフォード・ローン の低金利延長を求める集会を計画しています。若者たちの票を得ようと、オバマ大統 領は24日、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で行った演説で学生たちの負債の増 加を問題視する姿勢をみせました。現役の博士課程の学生で「『学生負債を占拠しよ うキャンペーン』拒否の誓約」("Occupy Student Debt Campaign" Pledge of Refusal)の立ち上げに協力したパメラ・ブラウンと、ニューヨーク市立大学大学院 教授で、最新書Rebel Cities: From the Right to the City to the Urban Revolution(『反乱の都市:都市への権利から都市の革命へ』)を出版したデイビッ ド・ハービー教授にも話を聞きます。「企業と富裕層などにより、教育にかかるコス トを教育を受ける側に転嫁しようという大きな試みが進行中です」とハービーは言い ます。「彼らは自社の労働力を訓練するコストを支払いたくないのです。労働者が自 費で訓練を受け、自分たちはただそれを使おうという魂胆なのです」 ○ 独占放送:ムミア・アブ=ジャマール 刑務所から語る 死刑囚となった後の人 生と自由を求める旅 http://www.democracynow.org/2012/4/25/exclusive_mumia_abu_jamal_speaks_from デモクラシー・ナウ!独占放送で、ムミア・アブ=ジャマールがペンシルバニア州フ ラックビルのSCI マハノイ刑務所から電話で出演します。彼は判決を受けてからほぼ 30年間、この刑務所の独房で過ごし現在は一般房に移っています。彼が「小さな犬の 檻」と呼ぶ、過去30年余りを過ごした独房よりは大きい房で暮らすことになったもの の、この終身刑は「ゆっくりした死刑待ち」と同じもので、「時間的には長くなった としても、これはゆっくり訪れる死に違いない」と彼は言います。2011年暮れに死刑 判決が覆った後、アブ=ジャマールは彼の有罪判決における人種偏見と司法上の不当 行為を告発することで釈放を勝ち取ることを心に決めていると言います。自身の釈放 を求める運動について「我々は自由を求めているのだ」と語ります。彼の支持者たち は、公判判事と検事の人種差別がアブ=ジャマールへの死刑判決を招いたと、長い間 主張してきました。アブ=ジャマールは、当時の法廷速記者がアルバート・サボ判事 が彼の執務室で、「あのニグロを痛めつける手伝いをしてやる」と言った発言を聞い たと言います。この発言は、法廷のスタッフであり、裁判所の従業員であり、おそら くどの会話であっても最も良い聴き手である法廷速記者が聞いたのです。法廷速記者 とは会話を聴き記録するのが仕事なのですから」とアブ=ジャマールは言います。 「我々がこの事実を知ったのはずっと後の事ですが、その事実を書面で法廷に提出し ても、基本的にはこの件を担当したどのレベルの裁判でも無視され続けたのです。ど うしてこんなことが可能なのか? つまり、もうお分かりでしょうが、これは司法シ ステムが不公平であるという一つの例であることは確かです」 ○ 司法省前で数百人が抗議 連邦政府にムミア・アブ=ジャマール有罪判決の背後 にある人種差別の調査を求める http://www.democracynow.org/2012/4/25/hundreds_protest_at_doj_to_demand 元死刑囚ムミア・アブ=ジャマールは死刑判決は破棄されたものの有罪判決は維持さ れているため未だ収監中です。彼の58歳の誕生日である24日、支持者たち数百人がワ シントンDCの司法省前で事件への連邦政府の調査を求めて抗議活動を行いました。ア ブ=ジャマールは数十年にわたり、自分がフィラデルフィアの警官ダニエル・フォー クナー殺害事件で有罪となったのは、公判判事と検事たちの人種差別によるものだと 主張しています。昨2011年、第3連邦巡回控訴裁判所は彼に死刑を言い渡すことに なった一審で陪審員たちへの指示が混乱を招くようなものであったため、終身刑では なく死刑を選択するよう誘導されたと認定し、死刑判決を破棄するという下級裁判所 の判定を支持しました。今年1月、アブ=ジャマールは独房から一般房に移されてい ます。アブ=ジャマールの弁護士であるジュディス・リッターに法的な最新状況を聞 きます。その後にアブ=ジャマールと電話で直接話します。 ○ 『コニー 2012年』:ネットで評判の動画が 中央アフリカへの米国の軍事介入 を支援しているとしてウガンダで批判の的に 120418-2(23分) http://www.democracynow.org/2012/4/18/kony_2012_ugandans_criticize_popular_v ideo さまざまな議論を呼んでいる動画 Kony 2012(『コニー 2012年』)を取り上げま す。これはジョセフ・コニーと彼の率いる神の抵抗軍(Lord’s Resistance Army (LRA))を標的にしたもので、LRAは中央アフリカで子供たちを誘拐し、少年たちを 強制的に自軍兵士に、少女たちを性労働の奴隷にしたりして悪名を轟かせています。 この動画は3月5日にネット上でリリースされると、わずか1週間足らずで1億回も視聴 され、史上最も急速に拡散したビデオとなりました。2人のウガンダ人に、この動画 の衝撃と、『コニー 2012年』によるキャンペーンがLRAと戦うため、どのようにし て米国の中央アフリカ介入を要求するに至ったかについて話を聞きます。ミルトン・ アリマディはブラックスター・ニューズ誌の発行人兼編集長です。ビクター・オー チェンはLRA戦争の生存者であり、北ウガンダを拠点とする「アフリカン・ユース・ イニィアティブ・ネットワーク(African Youth Initiative Network)」の理事長で す。 ○ 国境での死:メキシコ人移民が国境警備隊員らに殴られテーザー銃で撃たれた衝 撃映像 http://www.democracynow.org/2012/4/24/death_on_the_border_shocking_video PBSの新しいドキュメンタリーが、 カリフォルニア州で米国境警備隊員らがメキシコ 人移民にテーザー銃を発射し殴って死亡させたことを明らかにし、不処罰の文化と批 判されている状況が見直されています。2010年5月、32歳のアナスタシオ・ヘルナン デス=ロハスは、サンディエゴ付近でメキシコから米国に入国しようとして拘束され ました。彼はそれ以前に25年間米国に住んでおり、米国生まれの5人の子供の父親で した。しかし、ヘルナンデス=ロハスの拘束は、国外退去ではなく、彼の死という結 果に終わりました。多くの国境警備隊員が彼を殴った後、隊員の一人が彼に少なくと も5回テーザー銃を発射したことが目撃されています。その直後に彼は死亡しまし た。隊員らは、ヘルナンデス=ロハスが敵意を見せ、逮捕に抵抗したので、応戦した と言っています。しかし、目撃者らが携帯電話で録画した、すでに公開された映像に は、別の状況が映っています。「我々が話した目撃者は全員、基本的に同じことを 言っています。手足を縛られ後ろ手に手錠をかけられた男は抵抗することなく、死亡 するまでの約30分の間、警棒や足や拳で繰り返し殴られ、テーザー銃で撃たれたとい うのです」と、ジョン・カルロス・フレイ記者は言います。彼の取材は、PBSの番組 「ニード・トゥ・ノウ」(Need to Know)と「ネイション・インスティチュート調査基 金」(Investigative Fund of the Nation Institute)の共同調査の一環として4月20 日に全米ネットの特別番組の中で放送されました。ヘルナンデス=ロハスの未亡人マ リア・プガからも、通訳を通して話を聞きます。「私たちはただ正義を求めていま す。そしてその正義を得るためには、皆さんの助けが必要なのです。」 ○ 「戦争は貧困者の敵」:コーネル・ウエストとタビス・スマイリーが語る貧困、 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、2012年大統領選 http://www.democracynow.org/2012/4/24/war_is_the_enemy_of_the タビス・スマイリーとコーネル・ウエスト博士へのインタビュー第2弾の中で、労働 者階級の家庭で育つということについて語ります。「成長する過程で多くの貧困を目 の当たりにしました」と、13人の家族と共に寝室が三つのトレーラー住宅に住み、楽 観的ではいられない時でさえも希望を持つことはできることを学んだというスマイ リーは言います。「希望は助けを必要とする」と、スマイリーは指摘します。ウエス トは、カリフォルニア州サクラメントで成長する過程で、地元の高校にアフリカ系米 国人研究プログラムを設けるために、ブラックパンサー党と共にゼネストを組織する ことに取り組んだことを振り返ります。現在の時事問題を考察し、スマイリーとウエ ストは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の「戦争は貧困者の敵」とい うコメントを引き合いに出し、イラク戦争と2012年の大統領選に使われた金と、いま や米国人の二人に一人が属する貧困層を援助するためのプログラム資金とを比較しま す. ○ メキシコ湾原油流出事故:処罰を免れるBP幹部、いまだ続く海洋生物への事故の 影響 http://www.democracynow.org/2012/4/23/gulf_oil_spill_bp_execs_escape 米国史上最悪の海底油田での原油流出事故から2年、メキシコ湾岸に住む人たち と野生生物への影響を考察します。この事故で刑事訴追されたBP社の従業員はまだ誰 もいません。BPのディープウォーター・ホライゾン掘削施設爆発で11人の作業員が犠 牲となり、事故発生後51日目に油井が封鎖されるまで、原油約500万バレルが海に流 出しました。BPは自社の努力によりメキシコ湾は急速に回復していると主張をしてい ますが、アルジャジーラの記者、ダール・ジャマイルは、湾内のエビ類、魚類、カニ 類が原油や回収作業時に散布された化学薬品によって奇形になってきているという科 学者の見解を伝えています。一方で、調査報道サイト「プロプブリカ」の環境記者エ イブラハム・ラストガーデンは、BPが過去の過ちから教訓を学んでいれば爆発を回避 できたかもしれないと語っています。彼は、新書『Run to Failure: BP and the Making of the Deepwater Horizon Disaster』(故障した後で修理する:BPとディー プウォーター・ホライゾン事故が起きるまで)の著者です ○ 国家安全保障局の内部告発者ウィリアム・ビニーが米国の監視活動の拡大を語る パート2 http://www.democracynow.org/2012/4/23/more_secrets_on_growing_state_surveill ance 米国内で拡大しつづある監視活動についてです。国家安全保障局(NSA)の内部 告発者、ウィリアム・ビニーと、監視対象になったアカデミー賞ノミネートの映画監 督ローラ・ポワトラとハッカーでウィキリークスにボランティアで協力し、現在は非 営利団体でインタネットセキュリティーについて教えるTORプロジェクトを進めてい るジェイコブ・アッペルボームの2人のアメリカ人に話を聞きます。ビニーは、9.11 米同時多発テロ発生後、NSAによる国民の監視が拡大していることを懸念して同局を 辞しました。FBIがその後いかにして彼の自宅を家宅捜索し、銃口を彼に向けてきた かを語ります。そして、NSAによる米国市民に関する情報収集の手段と内容を監視 し、そのデータの使い道を監視する効果的な方法はないと彼は指摘してます。特別番 組の第1部を見るには、この部分をクリックしてください。 ****** 掲示板 ******************************************** ****************** デモクラシー・ナウ!は皆さんの協力で支えられています。あなたもぜひ、ご参加く ださい。 Created by staff01. 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