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LNJ Logo 「JR東日本に人権を! 辻井さんを励ます会」せまる
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松原@JRウォッチです。

2月13日に、JR東日本が信濃川発電所で、長年にわたって「不正取水」つまり「水泥棒」をしていたことが発覚した。手口は取水口にある観測装置のプログラムを改ざんするという「確信犯」で、10年間に1億8千万トンを「泥棒」していたのである。普段乗っている山手線はその電力で動いていたわけだ。身内の国交省でさえ「極めて悪質かつ重大な河川法違反」と断定する、ひどいものだった。

「民営化ビジネスの特徴で、儲けるためには、詐欺も、盗みもいとわない体質になっている。アメリカのサブプライムローンや“かんぽの宿"格安払い下げと同じだ」とJRウォッチャーの立山学さんは指摘しているが、こんな体質を許しておいたら、日本はとんでもないクニになってしまう(もうなっているが・・)。

政府・JRは、1987年の民営化のときには国労つぶしの国家的不当労働行為を行い、1047名を解雇した。この問題も国鉄からJRに名前が変わったから「JRに責任なし」と頬被りで、22年間放置し続けている。最近では、新宿駅ビルの人気店「ベルク」の追い出しをはかったり、横暴ぶりは目にあまる。

今回、JRウォッチで取り上げる辻井義春さん(58歳・本郷台駅勤務)の国労バッジ事件も、その典型。1センチ四方の国労バッジにめくじらをたて、賃金カット・出勤停止と重処分を繰り返している。バッジ事件は、99年に最高裁で組合側の勝利が確定し、JR東日本は「今後はこのような行為は繰り返さない」と誓約したにもかかわらず、である。ちなみに辻井さんの仕事ぶりは、仲間からも高く評価されている。辻井さんのバッジは、誇り高い労働者のバッジ、安全と人権を守るバッジだと私は思う。

いま辻井さんは、JR東日本から「バッジを付け続けたら、定年後の再雇用はしない」と脅しをかけられている。国労の支援もなく、辻井さんは追いつめられている。昨年末には、家族会議(妻と三人の子ども)も開き、「正しいのはお父さん。生活がきつくてもみんなで支えよう」と決めたというが、一般の支援はほとんどない。

今回JRウォッチでは、「水泥棒」JR東日本にこれ以上ばかなことをさせないために、「励ます会」を企画した。当日は、佐高信さんの辛口講演はじめ、新作DVDとオリジナルソングも披露される。とにかく、一人でも多くの人に参加いただき、まずこの問題を知ってほしいと思う。

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●たかがバッジ されどバッジ〜JR東日本に人権を! 辻井さんを励ます会

●と き  3月6日(金) 18時開場 18時30分開演〜20時30分ごろまで

●ところ  SKプラザ地下ホール(東京・JR飯田橋東口7分・東京清掃労組ビル地下)↓
  http://vpress.la.coocan.jp/skmap.html 

●内容 *講演「懲りないJR」 佐高 信 
    *新作DVD上映「国労バッジははずせない!」(20分・湯本雅典)
    *オリジナルソング「バッジの歌」披露(ジョニーH)
    *応援メッセージ (根津公子さん、職場の同僚ほか)
    *辻井義春さん、妻のまゆみさんの訴え

●参加費 500円

●主催 JRに安全と人権を!市民会議(JRウォッチ)
      TEL 03-3511-3386
協賛 週刊金曜日

※なおこの日上映されるDVD「国労バッジははずせない!」は、1000円で頒布予定です。また、壱花花さんの漫画がレイバーネットのウェブサイトでご覧いただけます。↓
http://www.labornetjp.org/

Created by staff01. Last modified on 2009-03-03 22:46:52 Copyright: Default

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