国労バッジの辻井さん、解雇の脅しはねのけ再雇用勝ち取る! | |||||||
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国労バッジをつけ続けた辻井さん、解雇のおどしをはねのけ、再雇用勝ち取る! 9月1日、JR東日本でただ一人国労バッジをつけ続ける辻井義春さん(JR京浜東北線本郷台駅勤務)の第7回審問が神奈川県地方労働委員会で開かれた。傍聴には国労組合員、支援者50人がかけつけた。 辻井さんは、国鉄、JR通じて35年間国労バッジをつけ続けてきた。そのことでJRは、就業規則を盾に処分を連発し、「国労バッジをつけ続けるのなら、再雇用は無い」という非情なおどしまでかけてきたのである。 今回の審問は、辻井さんに10日間の出勤停止処分(2008年10月)を直接下した人事の責任者、木村法雄氏(元JR東日本横浜支社総務部人事課長)の証人尋問である。 木村氏は、会社側弁護人による主尋問で辻井さんのバッジ着用は「何度も何度も外すよう指導したが、外さなかった。これは、就業規則違反にとどまらない、職場管理権の否定だ」と言い切った。 ところが、反対尋問では木村氏の態度が一変した。 先ず、すでに辻井さんには昨年3月に東京都労働委員会から救済命令が出ている(現在中労委で係争中)のだが、たとえ係争中であっても「救済命令の効力は消えるものではないと労組法にはある」との指摘に対して、木村氏は「会社としては履行しなくても良いと考えている」と開き直った。 また辻井さんからの「労組法と就業規則とどちらが上なのか」という質問に対して、木村氏は「就業規則はとても重要、その内容が違う」とこれまた開き直った発言を繰返したのだ。 また今回、木村氏は辻井さんの10日間出勤停止を決めた「苦情処理会議」に出席していなかったことが判明した。そして木村氏は、自分が出席していない「苦情処理会議」で、国労側の代表は「処分に反対しなかった」と言いつつ、その点を質問されると「国労側は処分に賛成したわけではない」などとあいまいな発言を行なうという始末であった。 辻井さんは7月17日、再雇用の契約書をJRとの間でとりかわした。このことで来年2月の定年退職以降5年間の再雇用が確定したのである。これまで、JRが「バッジをつけ続けるなら再雇用は無い」とい言い続けてきた非人間的な攻撃を、とうとうはねのけたのだ。 辻井さんは退職まで国労バッジをつけ続けること、再雇用先でも国労組合員であり続けること、さらには労働委員会闘争を通じて原状復帰を勝ち取ることを決意している。 神奈川県労働委員会の審問は、次回11月5日で結審をする。いよいよ最後の詰めの段階である。辻井さんの闘いをより多くの人に広め、勝利を確実なものにしたい。(湯本雅典) ★次回労働委員会審問(結審)の予定 日時:11月9日(月)午後4時〜 「国労バッジは はずせない!」の最新の映像を入れた拡大版(30分)が、レイバー映画祭(9月26日)で上映されます。ぜひ御覧ください。こちら ↓辻井さん夫妻 Created by staff01. Last modified on 2009-09-02 15:53:09 Copyright: Default |