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LNJ Logo 免職処分ではなく現場の教員との対話を(近藤順一)
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News Item 0330kondo
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皆様へ
 本日、都教委に提示した要請書を送ります。なお、明日の処分発令は、14:40,都教職員研修
センターとの連絡を受けました。



                      2009年3月30日
東京都教育委員会 
    各位
 
 免職処分ではなく、
   現場の教員との対話を要請します

                       八王子市立第五中学校
                         教諭 近藤順一
 
 教育委員の皆様が、都民の選挙によって選出された東京都知事に任命されていること、つまり、間
接的にせよ都民の代表として教育行政に当たっていることを知っています。しかし、入学式や卒業式
などにおける国旗・国歌の取扱いは、私ども学校現場の者にとって重圧となっています。
 
 私が勤務する夜間中学には多くの来日外国人生徒が在籍しています。ここでの一律の日本国国旗掲
揚、日本国国歌斉唱は、各生徒の民族的、文化的内容の尊重という国際的信義・儀礼とも矛盾してい
ます。このため、私は卒業式要項(案)が審議された職員会議でも議論し、卒業式当日は起立・斉唱
できませんでした。

 本日の委員会では、私の事案も審議されることと思います。事情聴取の時にも申し上げましたが、
国旗・国歌に関して一律の実施、処分をしないように願いたい。特に、根津、河原井両教諭に対して
はすでに停職六ヶ月の処分が発令、執行されています。今回懲戒にしろ、分限にしろ、免職処分され
るならば教員としての対話が絶ちきられていまいます。     

 私たちは、行政側であれ、個人であれ、批判者・反対者との対話、議論を継続したいと思います。
どうか、貴委員会が、免職処分を回避し現場の教員との話し合いを継続する道を選択されるよう要請
します。 


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