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News Item 0324
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佐々木です。

3月24日は根津公子さんの勤務する都立南大沢学園養護学校の卒業式でした。 小雨降る午前7時半から校門まえには根津さん支援者が集まりました。門の中に は15名ほどの都教委の腕章をつけた人たちが、そして通りをはさんだ背後には私 服刑事とおぼしき6〜7名がわたしたちを監視していました。そうしたなかで、 根津さんが昨年勤務していた鶴川二中地域のグループ「虹のたね」の一団がこど もたちをまじえて登場しました。持参した透明のカサには「こどもが主役」「教 育に愛を!」「根津先生をやめさせないで」の色とりどりの文字が。緊張した雰 囲気が暖かく和やかなものにかわりました。教育はこどものためのもの、根津さ んの不起立と幼いこどもたちの姿ががしっかり結びついた一瞬でした。

根津さんは、免職覚悟の不起立を貫きました。副校長が「お立ちください」と二 回くりかえしたそうですが、根津さんは「教員として教育でないことはできませ ん。」と答えたそうです。この日、門前には地方からの参加者を含め約100名 の支援者が集まり「根津さんをクビにしないで」とアピール行動を続けました。

午後3時からは、都庁記者クラブで記者会見。葛飾区の教員米山さんが根津さん と同じように不起立をしてきたのに処分をされていないことが記者の前で明らか にされました。

午後4時半からは第二庁舎27階で要請行動。根津さんの教え子、大学生Nさん が人間バリケードを作る都教委職員に「このバリケードは何のためにあるのです か。来るたびにあなたがたがいて通してくれない。なぜここまで頑なになるので すか。根津さんやわたしたちがまっとうなことを言っているのになぜ答えてくれ ないのですか。誠意をもって答えてください。普通に考えてこの廊下の状態は恥 ずかしい。」と切々と訴えました。彼女のあまりにも正当で真摯な訴えに耐え切 れなかったのか金井任用係長は途中で姿を消しました。このほか、10日前に 「解雇をさせない会」からだされた請願書の行方についての質問、それにかかわ る情報開示請求に関する質問が支援者から矢継ぎ早に出され、金井係長が追い 詰められる場面が続きました。

25日も午後4時半から都庁第二庁舎で情宣、要請行動があります。


Created by staff01. Last modified on 2008-03-25 14:20:03 Copyright: Default

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