郵政民営化〜どう変わるのか、公共サービスは大丈夫なのか | |||||||
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山口(ATTAC・Japan首都圏)です。
いよいよ10月1日に郵便局が民営化され、郵便・貯金・保険・窓口サービスがそれぞれ4つの会社になります。みなさんの所にも郵便局から「これまでどおりのサービスを提供します」という冊子が届いていると思いますが、本当にこれまでどおりなのでしょうか。 定期刊行物や点字郵便物などの第3種・4種郵便物などの料金はとりあえず変わりませんが、今後はそれぞれの会社がそのサービスや料金を決めていくことになります。以前、公社になる時に4種郵便料金の値上げ案が持ち上がりましたが、利用者の反対の声があり実施されませんでした。今後、儲けの少ない部分は切捨てか料金値上げということになる可能性は大きいでしょう。実際、郵貯銀行では10月1日からなくなるサービスもあり、また私たちがよく利用している安くて便利な振替・払い込み料金が大きく変わります。 民営化で郵便局がどう変わっていくのか、そして公共サービスとは、郵政民営化直前に問い直すシンポジウムを行いますので是非ご参加お願いします。 -------------- 民営化直前!公共サービスを壊させない 郵政民営化を監視する市民ネットワーク 総会&市民シンポジウム 日時 9月29日(土)18:30〜 場所 SKホール(地下) 住所 東京都千代田区飯田橋3-9-3 主催 郵政民営化を監視する市民ネットワーク + + + + + 司会 山口啓&稲垣豊(ATTAC Japan) パネリスト 原田茂彦さん(国労高崎) 村上彰一さん(全水道・東水労) 宮下智行さん(練馬保育園裁判原告) 河津竜司さん(自治労・公共サービス清掃労組) 藤原妙子さん(大田区職) 日野正美さん(電通労組) 発言 棣棠浄(郵政労働者ユニオン)ほか郵政労働者 ゆうメイト全国交流会 + + + + + 10月1日、わたし達の郵便局が民営化されます。 各地の思いを運んできた全国あまねく張りめぐらされた郵便ネットワーク、地域に密着した丁寧な金融サービスを提供してきた郵便貯金、誰でも入ることのできる簡易保険、こんな公共サービスが、利益と競争が最優先される民間企業になってしまうのです。 民営化にむけて、郵便局のなかでもそとでも、てんやわんやの大騒ぎが続いています。郵便屋さんは郵便を運ぶだけでなく、地域のネットワークをつなぐ大切な役割を担ってきました。その地域から郵便屋さんが消えてしまい、遠くの郵便局からわざわざ沢山のCO2を撒き散らしてやってくることになってしまいました。 民営化で会社がバラバラになることから、郵便局のなかではあっちとこっちを壁で仕切る工事がすすんでいます。この壁は郵便局で働く人たちをも分断するかもしれません。民営化にむけて効率化が叫ばれ、働く人たちの権利や安全もおろそかにされています。「ゆうメイト」と呼ばれる不安定で低賃金で雇用されている郵便屋さんも民営化の後はどうなってしまうのだろうか、と心配しています。 大切なお金はどうなってしまうのでしょうか。これまで郵便貯金や簡易保険のお金がいろいろなことに使われてきました。もちろん問題のある使われ方もしてきたのですが、民営化されてしまうと、お金はもっとたくさんのお金のためだけに使われてしまうことになり、問題のある使われ方をしても、わたし達によるチェックや計画変更などはできなくなります。 郵便局だけではありません。世界的に吹き荒れる「新自由主義」と呼ばれる、新しくも、自由でもない政策によって、いろいろな公共サービスが掘り崩され、地域や職場が、私たちの生活やガタガタになっています。 今年の郵政民営化を監視する市民ネットワークの総会&シンポでは、郵便局で働く人たち、郵便局を利用する人たち、公共サービスにたずさわる人たちと、民営化を前に、郵政民営化でいまなにが進んでいるのか、どのように公共サービスを取り戻すのかなどについて、討論と交流を行います。ぜひご参加下さい。 郵政民営化を監視する市民ネットワーク http://ubin-watch.ubin-net.jp/ Created by staff01. Last modified on 2007-09-19 01:23:23 Copyright: Default |