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LNJ Logo トヨタアムラックス東京前情宣活動報告
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9月9日(土)、池袋にあるトヨタの東京最大のショールームであるトヨタアム
ラックス東京前でフィリピントヨタ労組を支援する会と全造船機械労働組合関東
地方協議会による情宣活動が取組まれた。

この活動は国際金属労連が世界の労働者、市民に呼びかけたフィリピントヨタの
被解雇労働者の原職復帰を要求しての反トヨタ世界キャンペーンの
一環として実施された。

午後1時半過ぎにアムラックス東京前に結集した20名の情宣隊は3本の横断幕
とチンドン屋の宣伝スタイルで情宣を開始した。同時に、マイクによる訴えとビ
ラ撒きを実施した。ショールームから出てきた人のビラの受け取りも良く、効果
的な情宣活動となった。情宣隊代表がアムラックス東京に対しトヨタへ「フィリ
ピン最高裁判決に従え!ILO(国連国際労働機関)勧告に従え!フィリピントヨ
タ労組との団体交渉を行え!233人の解雇を撤回しろ!」を伝えるように申入
れを行ったがアムラックス東京の担当者は「うちは別会社で、関係ありません」
と不誠実な対応に終始した。


また、12日はフィリピン大使館への申入れ、15日は午後2時半よりトヨタ東
京本社への申入れ、22日には名古屋駅前トヨタ毎日ビルでの情宣活動が取組ま
れます。多くのみなさんのご参加をよろしくお願いします。なお、当日配布した
ビラは以下の通りです。

フィリピントヨタ労組を支援する会 Oidon

↓ トヨタアムラックス前






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ほんと?製造業利益NO.1グローバル企業トヨタ
トヨタは『環境に優しい』?『品質がよい』?

フィリピントヨタ労組を支援する会
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/ 
全造船機械労働組合関東地方協議会 045-575-1948


 トヨタ自動車は世界27ヶ国で生産を行い、世界171ヶ国で販売を行うグ
ローバル企業です。また、トヨタ自動車は3年連続して純利益1兆円を越え、自
動車産業においても、製造業全体においても利益世界NO・1企業です。GMと
フォードの後退が明らかになる中、自動車の販売台数、販売高においてもトヨタ
の世界NO・1は具体的な日程に上っています。
 トヨタはハイブリッドカーを武器にし、『環境に優しい』『品質が良い』こと
をうたい文句にしてますます世界で生産と販売を伸ばしています。
一方、トヨタはフィリピン最高裁判決に従わない、国連の国際労働機関(IL
O)の勧告も守らない企業です。フィリピンの法律を無視して、二〇〇〇年以来
六年以上もフィリピントヨタ労組との団体交渉を拒否しています。そしてこれに
抗議した労働者を平然と二三三人も大量に解雇しています。むろんトヨタは解雇
撤回を要求する労働者の声に耳を傾けようとはしません。どちらがトヨタの真実
の姿でしょうか。むろん後者です。
 
 トヨタは働く労働者に、人間に優しくないのです。

 日本でトヨタが何をやっているかを見ておきましょう。まず品質の問題を見て
おきましょう。トヨタは2000年以来一貫してリコール台数を増やし続けてい
ます。昨年トヨタは販売台数の実に34%をリコールし、驚くことに今年はリ
コール日本NO・1企業です。では、トヨタは日本で労働者にやさしいでしょう
か。トヨタはサービス残業を改めるよう2001年に労働基準監督署から是正勧
告を出されました。そのトヨタがなんと2003年に再び同じ勧告を出されたの
です。またトヨタの二〇〇五年度の労災での死者は二〇人に上るそうです(鎌田
慧「トヨタの正体」対談)。過労死も出ています。トヨタはリコールを多く出し
続けているだけでなく、リコール隠しまでやっています。


 最近マスコミがトヨタの下請業者での違法請負、ベトナム実習生への組織的な
違法行為の問題を取り上げました。これは決して部分的な問題ではありません。
トヨタ自動車本体こそ直接的に違法請負や外国人労働者の使用をしていません
が、グループ企業、とりわけ下請では違法派遣・違法請負は構造化しており、日
系ブラジル人やベトナム人研修・実習生を中心とした外国人労働者を大量に使っ
ています。そしてそこでは有給休暇・社会保険・年金なし、残業未払い、労災隠
し、違法解雇が行なわれ、研修・実習生の導入が実質的な奴隷的労働を生み出
し、無法がまかり通っています。


 なぜトヨタはこんな状態になったのでしょう。トヨタの組合は1950年代以
来ストライキを行ったことがない。1960年代以来団体交渉も行ったことがあ
りません。賃金交渉などは団体交渉ではなく、労使協議会で行われています。ト
ヨタには、使用者と交渉しないただ協議する名ばかりの労働組合はあっても、実
質的な意味での労働組合はすでになくなっています。


 こうした状況でトヨタの監督職労働者は会社から正規の会社業務ばかりではな
く、企業内インフォーマル活動や労働組合業務まで担わされてきました。そのた
めトヨタでは以前からこうした過酷な労働によって何人もの過労死を出すことに
なっていました。労働組合が御用化され、労働組合が労働者を管理する会社の道
具になることによって、トヨタは過労死さえも生み出す労働条件におかれること
になったのです。トヨタ生産方式は有名ですが、それは「過労死の生産方式」で
もあります。

 

 世界経済は一九九〇年代に大きくグローバル化し、トヨタも一挙にグローバル
化を進めましたが、それは世界中での競争を一挙に強化し、労働者の労働条件の
切下げ競争を促しました。トヨタ自動車本体、トヨタの下請などにも非正規労働
者が一挙に拡大しました。そして、これまでも超過密労働に置かれていたトヨタ
の労働者を長時間労働に駆り立てることになりました。これがリコール拡大・
サービス残業から様々の不法、そして労災・過労死・精神疾患増加などの理由で
す。
そしてトヨタはグローバル化とともに実質的に労働組合を否定する、「過労死生
産方式」を世界中に輸出しているのです。トヨタは世界中で無数の組合潰し、不
法を行っています。 

 
 企業が国境を越えて世界中に展開しているのに対し、労働者も世界で団結して
闘う必要があります。世界の労働者が多国籍企業のためにお互いに競争している
限り労働者の生活の根本的な改善はありません。この9月に国際金属労連(IM
F)など世界の労働者、市民がフィリピントヨタの被解雇労働者の原職復帰を要
求して反トヨタ世界キャンペーンを実施します。

9月15日(金)14:20 水道橋−飯田橋のトヨタ東京本社へ、
9月22日(金)名古屋駅前トヨタ毎日ビルへ。



Created by iseki-kaihatu and Staff. Last modified on 2006-09-17 00:05:58 Copyright: Default

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