女性差別による32%賃下げ裁判と
民事再生下の整理解雇裁判をしなやかに、したたかに闘う女性のページ
(イセキ開発工機訴訟原告・西本敏子)

和解が成立しました(2004年6月14日、東京高等裁判所)
 
 

式会社イセキ開発工機は、主に下水道工事用のトンネルを掘る機械を製造している会社で1989年2月に株式を店頭公開。業界では「アンクルモール」という商品名で知られていましたが、2002年3月27日、東京地裁に「民事再生手続き開始」を申請し倒産。管渠更生部門を大林道路に営業譲渡して現在は再生会社となっています。
00年6月27日に提訴した女性差別による32%賃下げ裁判は、2003年12月12日、新格付けは、労働契約上付与された降格権限を逸脱するものとして合理性を欠き、社会通念上許容しがたいから、権利の濫用であり無効。しかも慰謝料まで支払わせる画期的判決でした。
02年7月22日に強行された民事再生下の整理解雇は、2003年12月22日、解雇は権利の濫用に当たり無効の判決を勝ち取ることができました。
事再生下であっても、整理解雇4要件は堅持する画期的判決でした。
かし会社は2件の裁判とも控訴しましたが、2004年6月14日、東京高等裁判所で一括和解が成立しました。闘いの成果は勝利判決です。2件とも「労働判例」2004年7月号に掲載されました。この判決が活用されることを願っています。長い間、ご支援いだだきありがとうございました。


 
【トピックス】 (詳細はこちら)

「月刊労働組合」より寄稿依頼!2004年2月号記事掲載

専門誌、「月刊労働組合」より寄稿依頼があり、2月号の「発言席」欄に顔写真入りで争議のいきさつを紹介しています.

レイバーネット日本に勝利判決が掲載されました!

労働者の情報ネットワーク、「レイバーネット日本」に、2003年12月に相次いで出された女性差別による32%賃下げと整理解雇の勝利判決が報じられました。

「労働判例」に判決2件とも掲載されました!

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