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民営化日本の未来を暗示する『パーマネントウェイ』 | ||||||
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松原です。 燐光群の演劇「パーマネント・ウェイ」の初日を見てきました。イギリス鉄道事故をテ ーマにした意欲的作品です。舞台は観客席の真中に「鉄路」がつくられているという奇 抜なつくりになっていました。 イギリスの鉄道民営化で事故が多発していることは、イギリス鉄道労組の来日などで、 知ることができましたが、この演劇ではより詳しく実感をもって感じることができまし た。とにかく、イギリスの鉄道が民営化によってガタガタになってしまったのです。 演劇を見ていて、どうしても尼崎事故を連想せずにはいられません。列車は遅らせては いけないという運転士にかけられたプレッシャー・遺族の悲しみ・政治家、経営者の無 責任さ・・等々。レールの亀裂が放置され大事故を引き起こした2000年のハットフィー ルド事故などは、保線作業を下請け丸投げしてレール破断が頻発しているJR東日本の現 状とも通じるものがありました。 イギリスの実態は、民営化に突っ走る日本の未来を暗示しています。なお「パーマネン ト・ウェイ」は12月4日まで世田谷のシアタートラムでやっています。 Created by staff01 and Staff. Last modified on 2006-05-16 17:33:37 Copyright: Default | ||||||