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*レイバーネット日本・メーリングリストより

事務局の河添です。

遅くなりましたが、総会の報告をいたします。

レイバーネット日本第4回総会が2004年2月28日(土)、シニアワーク東京で2 4名の会員の参加で開かれました。

2004年度活動方針と会則改正、会計報告が承認され、新役員も選出されました。

総会では、会員数をさらに拡大していくための会則改正がおこなわれました。

 第二部として、木下武男さん(昭和女子大学教員)にグローバリゼーションの進展と 新しい賃金論/労働運動論」と題して講演していただき、会員外からの参加も含めて3 3名の参加者とディスカッションしました。

講演では、新自由主義的グローバリゼーションの下で、国際的な「底辺に向かう競争」 がおこっており、WTOなども無限の競争を担保する国際的枠組みとしてできあがって いることを強調されました。

そうした状況の下での、新しい労働運動は「緑(エコロジズム)、ピンク(フェミニズ ム)、新しい赤(刷新された左翼)」の三つの価値を持つべきと問題提起されました。

具体的な運動としては、企業内労組中心ではなく個人加盟ユニオンを中心とした労働運 動によって社会的賃金規制を獲得していく、その賃金規制も家族賃金ではなく、職種別 の賃金を運動の中で作り上げていくことが提起されました。さらに個人加盟ユニオン支 援のNPOや政策立案のためのネットワークなどの必要性が論じられました。

大きな課題を全面的に短い時間で講演していただき、講演後の懇親会でも講師も交えて 活発に議論が続いていました。  

■レイバーネット日本2004年度活動方針

1. 運動の現場からの情報発信をさらに進める  レイバーネット日本は、2001年の設立から3年間で累計256000ものアク セスのある社会運動系のウェブサイトとしてはアクセス数のかなり多いサイトとなっ た。このことはレイバーネット日本がマスメディアの十分に報道しない労働運動や反 戦運動や反グローバリズム運動を積極的にとりあげたことが大きい。特に、このこと は発足当初から重視していることであるが、運動に参加している人自身が情報を発信 するサイト運営スタイルが徐々に定着し情報が多く寄せられるようになったことも重 要である。今後とも運動の現場からの情報発信をさらにつよめるための活動を進める 必要がある。

? インターネット・デジカメ講座を開催する 労働運動の現場活動家がインターネットを使って情報を収集したり、電子メールを 使って情報交換をしたりする技術を活動に活かせるように講座を開く。ごく初歩的な インターネットや電子メールの使い方を教える初級講座、ホームページ作成などのや や上級の講座など、レベルや需要にあわせて講座を開く。また、ディジタルカメラ、 ディジタルビデオカメラの初歩的な撮影講座も開く。これらの講座は、労働組合など への「出前講座」も可能な限りおこなう。

? ウェブサイトの管理を担うことのできる上級者育成のための技術講習をおこなう ADSLなどが普及することにより、動画なども提供することが可能となっている。 運動の中でインターネット技術に長けた人材を育てていく。

2. ウェブサイトの充実のために

? 動画の提供 韓国のレイバーネットの協力により動画が提供できるようになった。世界社会フォー ラムの動画は、日本国内の他のサイトでは見ることができない。おそらく唯一見られ るのはレイバーネット日本のサイトだけである。マスメディアが報道しない運動の姿 を動画でも伝えられることになったことは重要である。 ? 海外情報の充実、国内情報の海外への発信 海外滞在中の会員からの定期的な情報提供や定期的な翻訳情報もかなり増えてきたの で、情報は充実しつつある。特に韓国の運動情報は、日本語で読めるサイトとしては 他に類を見ない充実である。トップページ掲載の国内情報を英訳して提供するように はしているが、遅れ気味である。国際部の翻訳体制を強化して対応したい。

? 文化情報の強化 運動の文化をつくりだすために、労働運動や労働者に関わる映画・演劇などの紹介・ 批評を強化する。特に若い世代に労働運動を身近なものとして接近してもらうために も文化の情報を重視する。

? インターネット放送の具体化 インターネット放送のための技術的検討を開始する。番組内容についても会員からの 意見を集めて制作していきたい。

3. 例会の年4回程度の定例化  昨年は、4月にWORLD PEACE NOWの実行委員の方とバグダッドでの「人間の盾」に 参加した方をお招きしてイラク反戦運動に関する例会を開いた。8月には、フランス でフランスの労働組合SUD-PTTとの交流をしてきた郵政労働者の方のビデオ上映会を 開いた。会員交流の貴重な場なので、年4回の定例化を今年こそ実現したい。

4. ニュースレターの定期発行  ニュースレターは、印刷を改善し、写真などもきれいに印刷されるようにして発行 するようにした。内容もさらに充実させつつ定期発行したい。

5.「レイバーフェスタ2004」にむけて全面的に協力していく  昨年のレイバーフェスタは、参加者の感想は好評だったのだが、宣伝・チケット販 売等でうまくいかず、参加人数は少なかった。今年は、日程やスタイルも刷新して、 特に若い人に魅力のある労働者文化祭としてのレイバーフェスタを成功させたい。ま た、今年は関西でもレイバーフェスタを開催するうごきが始まっている。関西でのレ イバーフェスタにも協力して成功させたい。

6. 関西でレイバーネット日本のネットワークを作る。  関西地域での例会を独自に開いてレイバーネット日本の関西でのネットワークをつ くる。

7. レイバーネット日本の本の出版の検討  レイバーネット日本をより広く知ってもらい活用してもらうための本の出版を検討 する。

8. インターネットの国際ルールのあり方にも関心を払って発言していく。

9.海外での労働メディア運動と積極的に交流していく  今年1月にムンバイで開かれたAPWSLの会議で、レイバーネットアジア発足が具体 的に検討されることになった。海外の労働メディア運動とこれまでも活発に交流をお こなってきたが、さらにアジア地域へレイバーネットを広げるための活動を強める。

10. NPO法人化をめざす  サーバーや回線の確保や財政の確立をはかるために、運動団体からの援助や公的援 助(たとえば、パソコン教育の助成、海外交流の補助など)を受けやすいようにNPO 法人化をめざす。

■会則改正 <以前の会則> 3 本会は、設立趣意書ならびに本会則に賛同する個人で構成する。労働組合、労働団 体等は賛助会員となることができる。

<改正後の会則> 3 本会は、原則として設立趣意書ならびに本会則に賛同する個人で構成する。なお、 労働組合、労働団体等も個人と同等の資格で会員となることができる。

<改正の理由>  団体での加入を認めることにより、より多数の参加が見込めるため。なお、加入は団 体でできるようにするが、議決権等は個人と同等の資格すなわち1票とする。  また、団体での加入を認めるため、賛助会員制度は廃止する。  なお、運用については、別に運営細則を定めることにする。


Created byStaff. Created on 2004-03-05 10:06:18 / Last modified on 2005-09-05 02:59:37 Copyright: Default

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