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2025/12/03 12.3 医療観察法を廃止しよう!全国集会「医療観察法」施行20年「当事者の声を聞いてください!」(衆院議員会館)

投稿者: 安藤裕子

12.3 医療観察法を廃止しよう!全国集会
「医療観察法」施行20年 「当事者の声を聞いてください!」
 〜 改めてその本質と現状を検証する 〜

■2025年12月3日(水) 16:00開場 16時半〜18時半
■衆議院第2議員会館第8会議室(地下1階)
交通: https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/saiyo/access.html
■基調提起 池原毅和さん(弁護士)                   
●発言 医療観察法当事者およびご家族 ほか
■共催:心神喪失者等医療観察法をなくす会/認定NPO大阪精神医療人権センター/心神
喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
・集会後、同会議室で交流会を開きます。(おにぎり2個・お茶付 ¥300)
・関東地方以外から参加の精神障害当事者には5000円の交通費補助があります。
〇Zoom参加あり            
 ZOOMでの集会参加をご希望の方は、12月2日までにkansatuhou20@gmail.comあて、下記
の事項を記載して申し込んでください。
1.名前(必須) 2.連絡先メールアドレス(必須):ZOOMでの参加に必要な情報をお
知らせします。 3.電話番号 ZOOM関係の調整用電話番号 4.所属もしくは立場(あ
れば)
★ ZOOM参加に慣れていない方は、当日30分前くらいからアクセスして接続を確認してい
ただけます。
 ★ 財政難の折、ZOOM参加の方はカンパ(1口500円以上)の振り込みにご協力くだ
さい。
  ◆カンパ振込先 郵便振替 00120−6−561043
         加入者名 予防拘禁法を許すな!ネットワーク
  注)摘要欄に「12.3全国集会」もしくは「Zoom」と必ずご記入ください。

 医療観察法(正式名称:「心神喪失等の状態で重大な他害行為をした者の医療及び観察
に関する法律」)は2003年7月16日に公布され、2年の準備期間を経て2005年7月15日に
施行されました。今年は法の施行20年目となります。
 医療観察法は、いわゆる池田小学校事件(2001年に起きた精神科に入院・通院歴のある
男性による校内児童殺傷事件)を契機にして、「危険な精神障害者を野放しにするな!」
という差別キャンペーンが張られ、「触法精神障害者」対策として国会に上程された法律
です。
当時の政府原案はその目的を「再び対象行為を行う『おそれ』なく」とされており、「再
犯の予測は不可能」「“恐れ”で拘束する予防拘禁法=保安処分」だとして、議員・弁護
士・学者・医療関係者も巻き込んだ大きな反対の声を押しきっての強行制定でした。
医療観察法の処遇は、大きく分けて2つあります。「鑑定入院」を経て処遇されるのです
が、一つは強制入院で、もう一つは強制通院です。(わずかに不処遇も。)
この処遇には、一般の刑事手続きのような厳格な適正手続の権利―異議申し立てなどの―
が保障されていません。医療観察法は、医療を提供する「利益処分」なのだから、厳格な
適正手続の権利は保障しなくてよいという解釈があります。しかし、強制入院・強制通院
で自由を奪われることにかわりなく、対象者にとっては「不利益処分」であり、不当な差
別的扱いです。

「医療観察法は廃止しかない!」という悲痛な当事者の訴え
私たちは法の制定・施行以降もその保安処分的性格と精神障害者差別に基づく運用に対し
て反対し続け、「医療観察法廃止!全国集会」を毎年7月・11月(12月)の2回、開催してき
ました。その中で医療観察法対象者である当事者やご家族の方達とも出会い、理不尽で差
別的な対応や扱いの中で心身共に侵害を受け、生活破壊も伴って日々苦しんでいる実態を
目の当たりに突き付けられてきました。当事者のTさんは、「医療観察法は廃止しかない
!」と訴え続けています。

国連障害者権利委員会の勧告:「医療観察法の見直し・廃止の検討」
日本は障害者権利条約に批准していますが、2022年の対日審査における障害者権利委員会
総括所見(対日勧告)でも、「医療観察法の見直し・廃止の検討」(第15条(拷問等から
の自由)に関連して、医療観察法を含む非自発的入院制度について検討すべき)としてい
ます。

医療観察法施行20年目を迎えるにあたり、今こそ当事者の生の声に耳を傾け、障害者権利
条約に照らした検証を通して、医療観察法廃止に向けた流れを共につくり上げて下さるこ
とを訴えます。12.3院内集会にぜひご参加ください。

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