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2025/11/22 申込み 在日韓人歴史資料館開館20周年記念・新版図録刊行記念シンポジウム「在日の未来を紡ぐ−求められる資料館の役割と向後の期待(11/22 東京・港区)

案内→https://x.gd/sbjeM
   https://x.gd/NHOJa
チラシ→https://x.gd/0tBXN

 在日韓人歴史資料館は11月24日に創設20周年を迎えます。
 この間、多方面のご支援をえて、在日100年の歴史と文化に関わる資料の収集、保管、展示に努め、創設時にめざした目的は実現されつつあります。
 一方、この数年のうちに、ウトロ平和祈念館、大阪コリアタウン歴史資料鎔、神戸在日コリアンくらしとことぱのミュージアム、多文化共生をめざす川崎歴史ミュージアムなど、日本各地に地域の特色を生かした在日コリアンの展示施設が開設されました。
 また、在日の多様化と共に、在日をとりまく環境も大きな変化のただ中にあります。
 在日の過去、現在を照らす視点は、希望ある未来をいかに語るのかに大いに関わっています。
 こうした時代の推移の中で、資料鎔の現状を見つめ直し、今後の使命を模索するため、開館20周年記念シンポジウムを開催いたします。

 第2部では、世界的なヴァイオリン製作者、陳昌鉉 (1929ー2012)さんの遺作を「鳳仙花を愛する会亅(金鐘福氏)のご協力をえて、記念演奏会を開催いたします。
 演奏曲目は、令夫人・李南伊さんに選曲して頂きました。
 「東洋のストラディバリウス」と称賛され、「鳳仙花」と命名された陳昌鉉さんのヴァイオリンによって、韓日の名曲を始め、世界の名曲の演奏をお楽しみいただきます。
 当日は、李南伊さん。ご令嬢・陳昌淑さんにご出席いただく予定です。

在日韓人歴史資料館開館20周年記念・新版図録刊行記念シンポジウム「在日の未来を紡ぐ−求められる資料館の役割と向後の期待
日 時:2025年11月22日(土)13時〜17時
会 場:在日韓人歴史資料館(韓国中央会館8階大ホール)
 〒106-8585 東京都港区南麻布1-7-32
 東京メトロ・大江戸線「麻布十番駅」徒歩5分
 アクセス→https://x.gd/NWA2Z
 地図→https://x.gd/5HmSl
プログラム:
・第1部 テーマ講演・総合討論 13:00〜15:30
 ・外村大さん(東京大学教授)
  「在日の歴史」の意義とその継承の課題
 ・金敬黙さん(早稲田大学教授)
  今、なぜ、「パブリック・ヒストリー」が求められているのか?−エスニック・ミュージアムを通じた可能性の模索
 ・深沢潮さん(作家)
  これからの在日は
 ・討論司会:李成市さん(在日韓人歴史資料館館長)
 ・コメント:
  樋口雄一さん(元高麗博物館館長)
  朴一さん(大阪市立大学名誉教授)
  朴珠嬉さん(早稲田大学政経学部学生)
・第2部「東洋のストラディバリウス」故陳昌鉉氏制作ヴァイオリン演奏会 16:00〜17:00
 ・演奏者:
  李文佳さん(ヴァイオリン)
  孫尚卿さん(ヴァイオリン/ピアノ)
 ・演奏曲:鳳仙花、荒城の月、ほか
参加費:1000円(会員800円、学生500円)
主 催:在日韓人歴史資料館
連絡先:
〒106-8585東京都港区南麻布1-7-32
TEL 03-3457-1088
Mail info@j-koreans.org

※事前予約制:事前に申し込みが必要です。電話・メールのいずれかでご連絡ください。(FAXは不可)
 TEL : 03-3457-1088
 MAIL : info@j-koreans.org
*参加費は現金のみお受けいたします。
*学生の方は学生証をご提示ください。

講演者プロフィール
外村大さん
 1966年生まれ。
 東京大字大字院総合文荀研究科教授。
 専門は日本近現代史、在日朝鮮人史。
 著書に『在日朝鮮入社会の歴史字的研究−形成・構造・変容』(緑蔭書房、2004年)、『日本と朝鮮 比較・交流・入門−近世・近代そして原題』(共著、明石書店、2011年)、『朝鮮人強制連行』(岩波書店、2012年)、『和解をめぐる市民運動の取り岨みーその意義と課題』(共著、明石書店、2022年)、「〈負の遍産〉を架け橋に−文化財から問う日本社会と韓国・朝鮮』(共著、ころから、2024年)など。

金敬黙さん
 1972年生まれ。
 早稲田大学文学学術院教授。
 専門は東アジア市民社会論、平和研究、NGO研究。
 著書に『越境するNGOネットワーク−紛争地域における人道支援・平和構築』(明石書店、2008年)、『越境する平和学−アジアにおける共生と和解』(共著、法律文化社、2019年)、『〈日韓連帯〉の政冶社会学−親密圏と公共圈からのアプローチ』(共著、青土社、2021年)、『グローバルな物語の時代と歴史表象−「PACHINKO パチンコ」が紡ぐ植民地主義の記憶』(共著、青弓社、2024年)など。

深沢潮さん
 1966年生まれ。
 在日の家族が抱える “答えの出ない問い” に向き合う作品や、現代女性の価値観に切り込む作品を多数発表。
 2012年「金江のおばさん」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞、受賞作を含む連作短編集『ハンサラン 愛する人ぴと』(新潮社、2013年。文庫版『緑を結うひと』)刊行。
 著書に『ひとかどの父へ』(朝日新聞出版、2015年)、『緑と赤』(実業之日本社、2015年)、『海を抱いて月に眠る』(文藝春秋、2018年)、『翡翠色の海へうたう』(KADOKAWA、2021年).『李の花は散っても』(朝日新聞出版、2023年).『はざまのわたし』(集英社インターナショナル、2025年)など。

総合討論者プロフィール
樋口雄一さん
 1940年生まれ。
 元高麗博物館館長、中央大学政策文化総合研究所客員研究員。
 著書に『協和会−戦時下朝鮮人統制組職の研究』(社会評論社、1986年[増補改訂版 2023年])、『協和会関係資料集』1〜5(編・解題、緑蔭書房、1991年)、「戦時下朝鮮の農民生活誌」(社会評論社、1998年)、『戦時下朝鮮人労務動員基礎資科集』1〜5(編・解題、緑蔭書房、2000年)、『戦時下朝鮮の民衆と徹兵』(総和社、2001年)、『金天海−在日朝鮮人社会運動家の生涯』(社会評論社、2014年)。『植民地支配下の朝鮮農民』(社会評論社、2020年)、『戦時末朝鮮の農政転換−最後の朝鮮総督・阿部信行と上秦文』(社会評論社、2D24年)など。

朴一さん
 1956年生まれ。
 大阪市立大学大字院経済字研究科教授を経て、大阪市立大学名誉教授、大阪大学大学院公共政策研究科招聘教授、摂南大学国際学部客員教授。
 専門は朝鮮半島の政治と経済、日韓・日朝関係論。
 著書に『〈在日〉という生き方−差異と平等のジレンマ』(講設社、1999年)、『「在日コリアン」ってなんでんねん?』(講談社、2005年)、「朝鮮半島を見る眼−「親日と反日」「親米と反米」の構図』(藤原書店、2005年)、『在日という病−生きづらさの当事者研究』(明石書店、2025年)など。

朴珠嬉さんさん
 早稲田大字政冶経済学部生。
 早大在日同胞同窓会「ウリ稲門会」奨学生。

「東洋のストラディバリウス」陳昌鉉
 14歳で渡日した在日1世の陳昌鉉。
 「名器ストラディパリウスの再現は不可能」という言葉に触れ、ヴァイオリン制作を志すが、在日コリアンを理由に弟子入りを次々と新られ,やむなく独学で挑む。
 1976年に国際ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロコンクールにて金賞を受賞。
 1984年には世界に5人しかいない「無鑑査マスターメーカー」の称号を授与され、「東洋のストラディバリウス」と称された。

演奏者プロフィール
李文佳さん(ヴァイオリン)
 東京音楽大学卒業。
 同大学新人演奏会、第77回新人演奏会、第19回大倉山記念館新人演奏会に出演。
 オーストリア・アレグロヴィーヴォ祭にて演奏。
 みなとみらい赤レンガにて横浜開港150周年記念コンサートに出演。
 第7回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第3位など国内、国際コンクールで受貫。
 NHK文化センター講座番組に出演。
 またソリストとしてヴィヴァルディ「四季」全曲演奏、カルメン幻想曲、チャイコフスキー、メンデルスゾーン、ハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲をオーケストラと共演。
 市民講座、寿大学の演奏者兼調師を務める。
 テレビやラジオなどにも出演。

孫尚卿さん(ヴァイオリン/ピアノ)
 ピアノを柳桂子氏に、ヴァイオリンを上月恵氏、金田幸男氏に師事。
 幼少よりクラシック、ジャズ、カントリー、ポップス、ロックなど、多様なジャンルの豈楽に親しみ、演奏している。
 国際音楽コンクー「若い芽のコンサート」ではグリンカ作曲『ロシアの主題による変奏曲』を演奏、審査員の遠山慶子氏より特別評価を得た。
 オーケストラ活動では、第ニヴァイオリン首席奏者としてヨーロッパ主要10都市でのツァー公演を成功に導いた経験を持つ。
 現在はアイリスフィルハーモニックオーケストラにてコンサートマスターを務め、団の演奏活動の支柱となっている。

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