本文の先頭へ
LNJ Logo 「国防」をうたい棄民亡国へ突き進む人々へ 島々から平和への切なる祈りをこめて 三上智恵監督渾身の最新作「戦雲(いくさふむ)」公開(5/31〜 栃木)
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
Event 1710748934215ma...
Status: published
View


2024/05/31 「国防」をうたい棄民亡国へ突き進む人々へ 島々から平和への切なる祈りをこめて 三上智恵監督渾身の最新作「戦雲(いくさふむ)」公開(5/31〜 栃木)

案内→http://tinyurl.com/y359ps9v
   https://pole2.co.jp/coming/65bcd382e134a71fde546db7
監督インタビュー:ttps://www.youtube.com/watch?v=QBtCBClXr7g
(デモクラシータイムス【著者に訊く!】三上智恵 戦雲(いくさふむ) 2024.3.1)
映画評:http://www.labornetjp.org/news/2024/0316eiga
(「戦はNO」が日常にある中で〜映画『戦雲―いくさふむ』を観て)

『標的の村』『沖縄スパイ戦史』三上智恵監督 6年ぶり待望の最新作!!

戦雲(いくさふむ)
劇場公開日:2024年3月16日

2024年製作/日本/132分/ドキュメンタリー
配給:東風
公式サイト:https://ikusafumu.jp
予告編:https://youtu.be/tURGC0NVVQg?si=WXLDcOUEZ0XoPpPF

スタッフ
監督:三上智恵
プロデューサー:橋本佳子 木下繁貴

キャスト
語り:山里節子

 本当の「国防」とは何か?
 圧殺されるのは沖縄の声だけではない

 沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島――この美しい島々で、日米両政府の主導のもと急速な軍事要塞化が進行している。
 自衛隊ミサイル部隊の配備、弾薬庫の大増設、基地の地下化、そして全島民避難計画……。
 2022年には、「台湾有事」を想定した大規模な日米共同軍事演習「キーン・ソード23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とし、現地の人々の犠牲を事実上覚悟した防衛計画が露わになった。
 しかし、その真の恐ろしさを読み解き、報じるメディアはほとんどない。
 全国の空港・港湾の軍事拠点化・兵站基地化が進められていることをどれほどの日本人が知っているか。
 本当の「国防」とは何か。
 圧殺されるのは沖縄の声だけではない。

『標的の村』『沖縄スパイ戦史』三上智恵監督 6年ぶり、渾身の最新作

 本作は2015年から8年かけ沖縄・南西諸島をめぐり取材を続けてきた映画監督でジャーナリストの三上智恵による渾身の最新レポートである。
 タイトルは、山里節子さんが「また戦雲(いくさふむ)が湧き出してくるよ、恐ろしくて眠れない」と歌った石垣島の抒情詩とぅばらーまの歌詞に由る。
 映画が映し出すのは、民意を置き去りにしたままなし崩し的に進む戦力配備の実態だけではない。
 過酷な歴史と豊かな自然に育まれた人々の暮らしや祭り――それらこそ、まやかしの「抑止力」の名のもとで今まさに蹂躙されようとしているかけがえのない何かであり、私たちの希望と祈りの源にほかならない。



 今からでも遅くはない。
 共に目撃者になり、今という歴史を背負う当事者になってほしい。
 −三上智恵(映画監督/ジャーナリスト)

*与那国島
 町に何も知らされないままミサイル基地建設が決まり、戦車やPAC3積載車が公道を走る島に。
*石垣島
 若者手動の住民投票運動は市政に潰され、ミサイル基地が島の真ん中にできた。
*宮古島
 集落の程近くにミサイル基地、射撃訓練場を備えた弾薬庫も完成した。
*沖縄本島
 島々に配備されたミサイル基地統括本部がまもなく完成。
 民間の港が次々と軍事訓練に使われている。

 与那国ブルー。
 与那国島の海の色はどこまでも深く、濁りのない紺色だ。
 エメラルドグリーンの清に彩られた八重山の一角にありながら、孤高の輝きを放つ離れ島。
 この島が太古から育んできた豊かな自然と神々が、どんなに誇り高い人々の暮らしとまつりを生み出してきたのか。
 本来は声高にいう必要はない。
 けれどもこの島を不沈空母としか見ない輩がいる。
 反撃を受けても被害を局限できる要塞にするという痩せた感性しか持たない人々によって、いま島の生命線が絶たれようとしている。
 戦争をしない監視部隊と聞いて受け入れた自衛隊と共に暮らして8年。
 しかし最近は戦車が来る、PAC3も来る、シェルター、巨大軍港の整備にミサイル基地増設と要塞化に歯止めがない。
 知らぬ問に全島避難の計画もできあがっていた。
 戦争へと突き進むこの国は、また南西諸島を最前線に押し出す。
 その流れを止めたいのにズルズルと軍事化を許したこの8年は取材者にとっても試練だった。
 しかし、苦し紛れに撮り溜めた映像の一部を番外編として世に出したところ、上映会は全国で1300を超えた。
 『もっとちゃんと伝えて欲しい』。その声がエールとなってこの映画の製作を支えてくれている。
 ドキュメンタリー映画の可能性を見失いかけていた私を糺(ただ)してくれたのは、過去の映画でつながった、全国の一人ひとりの想いだった。
 見るのが辛いシーンも「よっしゃ!受け止めるぞ!」と待っていてくれる観客がいると知ってつなぐことができる。
 これまでで最も悲愴で、しかし最も幸せな映画になるかも知れない。
 タイトルの「戦雲」は、山里節子さんが「また戦雲が湧き出してくるよ、恐ろしくて眠れない」と歌った石垣島の抒情詩とぅばらーまの歌詞からいただいた。
 石垣島の発音で「いくさふむ」とした。
 島々で踏ん張る人々と共に、戦を告げる不穏な雲を吹き飛ばす力が沸き上がってくるような映画にしたい。
 三上智恵 2023年12月20日 都内編集室より

解説(映画.com:https://eiga.com/movie/100996/
 「標的の村」「沖縄スパイ戦史」の三上智恵監督が、沖縄など南西諸島の急速な軍事要塞化の現状と、島々の暮らしや祭りを描いたドキュメンタリー。
 日米両政府の主導のもと、自衛隊ミサイル部隊の配備や弾薬庫の大増設、全島民避難計画など、急速な戦力配備が進められている南西諸島。
 2022年には台湾有事を想定した日米共同軍事演習「キーン・ソード 23」と安保三文書の内容から、九州から南西諸島を主戦場とする防衛計画が露わになった。
 三上監督が2015年から8年間にわたり沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島などをめぐって取材を続け、迫り来る戦争の脅威に警鐘を鳴らすとともに、過酷な歴史と豊かな自然に育まれた島の人々のかけがえのない暮らしや祭りを鮮やかに映し出す。

劇場情報:https://ikusafumu.jp/#theater
北海道 シアターキノ         3月30日(土)〜4月12日(金)
北海道 シネマ・トーラス       4月13日(土)〜
宮 城 フォーラム仙台        4月5日(金)〜4月18日(木)
山 形 フォーラム山形        4月5日(金)〜4月11日(木)
福 島 フォーラム福島        4月5日(金)〜4月11日(木)
東 京 ポレポレ東中野        3月16日(土)〜4/5 終映未定
    ★4/1(月)〜4/5(金)の15:00の回はスペシャルトークイベント付上映となり、特別料金となります。
    https://pole2.co.jp/showing/65bcd382e134a71fde546db7
    4/1(月)〜4/5(金) 15:00の回、スペシャルトークイベント付上映
    4月1日(月)〜4月5日(金)、ポレポレ東中野で特別トーク付き上映が開催決定しました!
    5日間、15:00の回上映後に約40分ほどじっくり、たっぷりトークを行います。(終了予定時刻は18:00頃)
    ぜひご来場ください!
    4月1日(月)15:00の回上映後|布施祐仁さん(ジャーナリスト)×三上智恵監督
    4月2日(火)15:00の回上映後|下地茜さん(出演者・宮古島市議会議員)×三上智恵監督
    4月3日(水)15:00の回上映後|金平茂紀さん(ジャーナリスト)×三上智恵監督
    4月4日(木)15:00の回上映後|ジャン・ユンカーマンさん(映画監督)×三上智恵監督
    4月5日(金)15:00の回上映後|三上智恵監督 単独トークショー *ご来場の皆さんからのご質問にたっぷりお答えします
    [事前にご確認ください]
    *トークは約40分間を予定しています。
    *上記トーク回は特別料金:2300円(学生:1500円)[税込]となります。
    *『戦雲』全国共通特別鑑賞券、ポレポレ回数券でのご入場はできません。
     サービスデーの適用もございません。
    *チケットはご鑑賞日の3日前からお買い求め頂けます。
     ポレポレ東中野の劇場窓口・ポレポレ東中野ホームページからご購入いただけます。
     くわしくは下記をご確認ください。
     https://pole2.co.jp/news/65f52719a236de71aef20e73
神奈川 横浜シネマ・ジャック&ベティ 3月16日(土)〜3/29 終映未定
    https://www.jackandbetty.net/
千 葉 キネマ旬報シアター      3月23日(土)〜
    3/26(火) 12:05の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
群 馬 シネマテークたかさき     4月19日(金)〜
栃 木 宇都宮ヒカリ座        6月7日(金)〜6月13日(木)
栃 木 小山シネマロブレ       5月31日(金)〜6月6日(木)
愛 知 ナゴヤキネマ・ノイ      4月6日(土)〜
    4/12(金) 13:30の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
静 岡 シネギャラリー        4月5日(金)〜4月18日(木)
    4/13(土) 時間調整中、三上智恵監督による舞台挨拶
静 岡 シネマイーラ         5月17日(金)〜5月23日(木)
長 野 長野相生座・ロキシー     3月22日(金)〜
    3/27(水) 14:00の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
長 野 上田映劇           4月19日(金)〜
長 野 松本CINEMAセレクト   3月31日(日)、4月13日(土)のみ
新 潟 シネ・ウインド        3月23日(土)〜4月5日(金)
新 潟 高田世界館          4月13日(土)〜
富 山 ほとり座           4月6日(土)〜4月12日(金)
石 川 シネモンド          4月19日(金)〜4月26日(金)
    4/19(金) 時間調整中、三上智恵監督による舞台挨拶
福 井 メトロ劇場          4月13日(土)〜4月26日(金)
    4/18(木) 時間調整中、三上智恵監督による舞台挨拶
三 重 伊勢進富座          4月12日(金)〜4月14日(日)
    4/12(金) 18:15の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶(別途料金/要予約)
    詳細→https://shintomiza.whitesnow.jp/news/index.htm#ikusafumu_event
大 阪 第七藝術劇場         3月16日(土)〜
京 都 京都シネマ          3月22日(金)〜
    3/28(木) 12:20の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
兵 庫 元町映画館          3月16日(土)〜4/5
    https://www.motoei.com/post_now/
岡 山 シネマ・クレール       4月26日(金)〜5月9日(木)
広 島 横川シネマ          3月30日(土)〜
    3/31(日) 11:00の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
広 島 シネマ尾道          3月23日(土)〜
愛 媛 シネマルナティック      3月16日(土)〜3月22日(金)
香 川 ホールソレイユ        4月5日(金)〜
福 岡 KBCシネマ1・2      3月29日(金)〜
    3/30(土) 時間調整中、三上智恵監督による舞台挨拶
大 分 シネマ5           4月6日(土)〜
大 分 別府ブルーバード劇場     4月26日(金)〜
佐 賀 シアター・シエマ       5月10日(金)〜5月16日(木)
熊 本 Denkikan       4月12日(金)〜
宮 崎 宮崎キネマ館         4月12日(金)〜4月25日(木)
沖 縄 桜坂劇場           3月23日(土)〜
    3/23(土) 13:00の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶
沖 縄 ミュージックタウン音市場   4月26日(金)〜
沖 縄 よしもと南の島パニパニシネマ 3月23日(土)〜
    3/24(日) 13:00の回上映後、三上智恵監督による舞台挨拶

このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について