予約 高麗博物館企画展「ハンセン病と朝鮮人−壁をこえて−」(1/10〜6/30 東京・新宿区)5/11:講演「ハンセン病療養所の朝鮮人入所者たち」〔要申込み〕 | |||||||
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2024/05/11 予約 高麗博物館企画展「ハンセン病と朝鮮人−壁をこえて−」(1/10〜6/30 東京・新宿区)5/11:講演「ハンセン病療養所の朝鮮人入所者たち」〔要申込み〕案内→https://twitter.com/kouraihaku/status/1735857780798423260https://kouraihakubutsukan.org/event/2024hansenbyototyousenjin-2/ 【お知らせ】 2023年7月からおこなってきた「関東大震災100年−隠蔽された朝鮮人虐殺」展も12月24日(日)で終了し、1月10日(火)からは新しい「ハンセン病と朝鮮人─壁をこえて」展が始まります。 2024年高麗博物館企画展示「ハンセン病と朝鮮人−壁をこえて−」 90年近く続いたハンセン病の隔離政策は、今もハンセン病回復者やその家族に被害を及ぼしています。 戦前、国は民族浄化思想のもと、ハンセン病撲滅をスローガンに無らい県運動を呼びかけ、官民一体で息者の絶対隔離を推進しました。 怖い病気というイメージは、戦後、治る病気となっても払しょくされず、基本的人権を謳った民主憲法下でも、個人の人権よりも公共の福祉が侵先され、強制隔離や懲戒検束規定を伴った「らい予防法」は1996年まで存続しました。 その後のハンセン病回復者たちの「人間回復」を求める裁判闘争を通じて、私たちはその差別の深刻さを知ることになります。 ハンセン病はらい菌による感染症です。 感染力の弱い病気ですが、劣悪な栄養状態や衛生環境にあった人々の間では高い割合で発症したのです。 植民地下で、貧しい生活を余儀なくされ、過酷な労働を強いられた在日朝鮮人の発症率は高く、療養所にも多くの朝鮮人がいました。 在日朝鮮人入所者の生活実態、植民地朝鮮の隔離政策、そして戦後、国籍を剥奪された在日朝鮮人ハンセン病患者の苦しみと闘いを考えます。 さらにハンセン病と優生思想、部落差別、文学、そして菊池事件など具体的な事例を紹介します。 私たちは、2020年に「ハンセン病と朝鮮人差別を生きぬいて」展を催したとき、新型コロナウイルスが蔓延し、「感染症と差別」の問題に直面しました。 あれから4年。 あらためてハンセン病をめぐる差別の壁をこえることができるのか、皆さんと考えていきたいと思います。 2024年高麗博物館企画展示「ハンセン病と朝鮮人−壁をこえて−」 会 期:2024年1月10日(水)〜6月30日(日) 場 所:高麗博物館 〒169-0072 東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階 (1階ファミリーマート) 地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」A1出口 徒歩4分 西武新宿線「新宿駅」徒歩7分 地図→https://kouraihakubutsukan.org/access/ 開館時間:12:00〜17:00(最終入館16:30) 休館日:月曜・火曜 入館料:一般 400円、中・高生 200円 パネル展示の主な内容(予定) ●無らい県運動とは何か ●ハンセン病と優生思想 ●ハンセン病と天皇制(救らい思想と天皇の慈恵主義) ●米軍統治下沖縄のハンセン病政策 ●ハンセン病者の文学の投げかけるもの ●部落差別とハンセン病(光田健輔の差別調査) ●療養所の朝鮮人(在日朝鮮人入所者の全国分布など) ●在日朝鮮人入所者の生活実態:金相権さん、李衛さん、金夏日さん ●在日朝鮮人入所者の生活実態:在日患者聞き取りに参加して ●在日朝鮮人入所者の生活実態:女性と子どもたち ●日本植民地下の小鹿島更正園の患者収容実態 ●植民地朝鮮の隔離政策 ●韓国の「定着村」(仁川)とその後 ●家族訴訟と旧植民地朝鮮・台湾の補償金請求問題 ●菊池事件を考える ●コロナ感染症とらい予防法 *内容は変更する場合があります。ご了承下さい。 ★入館日・時間は事前予約制となります。 下記の予約表にあります項目をすべてご記入頂きお送り下さい。 予約表→https://kouraihakubutsukan.org/ahbooking/ 企画展「ハンセン病と朝鮮人−壁をこえて−」関連講演会 場 所:高麗博物館展示室(オンライン併用) 時 間:各回いずれも14:00〜16:00 参加費:1000円(会場・オンライン共) 参加希望の方は、下記ページからお申込下さい。 申込み→https://kouraihakubutsukan.org/sanka-online/ ◆2月10日(土) 「感染症と差別」(仮題) 講師:徳田靖之さん(弁護士) 1944年大分県別府市生まれ。 「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟西日本弁護団共同代表。 ハンセン病市民学会共同代表。 著書:『感染症と差別』 ◆3月9日(土) 「ハンセン病と差別」 講師:内田博文さん(国立ハンセン病資料館館長) 1946年大阪府生まれ。 九州大学名誉教授。 専門は歴史研究を通じた刑事法学研究。 ハンセン病市民学会共同代表、全国精神医療審査会連絡協議会理事など。 ◆5月11日(土) 「ハンセン病療養所の朝鮮人入所者たち」 講師:金貴粉(キン・キブン)さん(国立ハンセン病資料館学芸員) 北海道函館市生まれ。 在日朝鮮人ハンセン病回復者の歴史、朝鮮書芸史を主な研究テーマとして活動している。 著書:『在日朝鮮人とハンセン病』 |