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日進ダイヤモンド職場閉鎖…労組破壊本格突入?

労組「ストライキ参加者さらに大きな怒り…最後を見届ける」

キム・ハンジュ記者 2019.08.13 13:01

[出処:日進ダイヤモンド支会]

金属労組日進ダイヤモンド支会(以下労組)が全面ストライキに突入してから48日目、 使用者側がついに職場閉鎖を実施した。

日進ダイヤモンドは8月12日午後2時から職場閉鎖に突入すると公告した。 職場閉鎖範囲は日進ダイヤモンド陰城工場の全施設だ。 対象は労組組合員と日進ダイヤモンドに所属していない第三者だ。

労組は使用者側が労組を破壊するために職場閉鎖措置を実施したと見ている。 組合員だけを職場閉鎖の対象者としたのは、 使用者側が労組脱退を誘導して分裂を試みる小細工だという。 しかも正当な労組活動が行われる労組事務室まで閉鎖することは、 労働三権を愚弄するものだと主張した。 大法院は2010年のユソン企業職場閉鎖事件で 「職場閉鎖が正当な行為と評価される場合にも、 事業場内の労組事務室などの出入は認められなければならない」と判決している。

労組は8月13日午前、ソウル市麻浦区にある日進グループ(日進ダイヤモンド所属) 本社前で記者会見を行って 「職場閉鎖は日進グループの労組破壊の欲望による横車」だとし 「横車の内心は、結局労組を認めず、さらに現場から労組を追い出すということだ。 だから職場閉鎖は労組破壊の別名でしかない」と明らかにした。

労組のホン・ジェジュン支会長は 「労働者たちが賃金をあきらめて戦う理由は、 使用者側の弾圧とカプチル(パワハラ)から抜け出すための」とし 「しかし使用者側は何を恐れて職場閉鎖というカードを切り、 私たちを追い出そうとしているのかわからない。 使用者側が労組破壊行動をいますぐ止めて誠実交渉に臨めば、 労組はいつでも交渉で対立を円満に解決する」と明らかにした。

▲金属労組日進ダイヤモンド支会ホン・ジェジュン支会長

金属労組のシン・スンミン首席副委員長も 「日進ダイヤモンドの職場閉鎖に強く抗議する」とし 「最低賃金の労働者、保護具なく有害物質に露出する労働者、 労組を作って8か月の日進ダイヤモンド労働者のために、 金属労組は18万の力で対応する」と警告した。

金属労組大田忠北支部のキム・ジョンテ支部長は 「使用者側がタイムオフ(有給労組活動時間)を提供し、 その時間に何をしたのか使用者側にいちいち報告しろといった。 私たちがこのとんでもない要求を拒否すると、 使用者側は3か月間、賃金を支払わなかった。 それで全面ストに突入した。 組合員たちは人間の尊厳を放棄できないという切迫感を持って 闘争を続ける」と声を高めた。

労組は使用者側に、 △労組破壊中断、 △告訴・告発中断、 △職場の安全確保、 △2014年から凍結されている賃上げなどを要求している。 労組によれば、使用者側は今まで組合員9人を告訴・告発した。 ストライキに突入する前に警告、停職などの懲戒を受けた組合員は40人ほどに達する。 しかし組合員ではない労働者は懲戒を受けていないと労組は伝えた。

特に、日進ダイヤモンド労働者の賃金問題は深刻な状況だ。 労働者の基本給は時間当り最低賃金の8350ウォンだ。 勤続10年を越えても基本給は最低賃金より10ウォン高い8360ウォンに過ぎない。 使用者側は隔月で支払う賞与金を最低賃金範囲の基本給に算入し、 労働者の実質賃上げを防いでいる。

労使交渉は空転を繰り返している。 労使が毎週火曜日に交渉をしているが、 使用者側がいつも立場を出さないと労組は明らかにした。 労組は使用者側の誠実交渉履行を要求し、 日進グループ本社前で6日間テント座り込みを進めている。

労組は今回の使用者側の職場閉鎖が不法だと見て、 雇用労働部に問題を提起する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2019-08-25 04:48:29 / Last modified on 2019-08-25 04:48:29 Copyright: Default

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