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民主労総16万労働者ゼネスト…「弾力勤労制拡大反対」

109の金属事業場、公共部門労働者がストライキ

キム・ハンジュ記者 2018.11.21 18:08

全国民主労働組合総連盟(委員長キム・ミョンファン、民主労総)が 「弾力勤労制期間拡大阻止」などを掲げてゼネストに突入した。 民主労総所属の組合員16万人は11月21日、 ストライキに突入して各地域を拠点としてゼネスト集会を開いた。

民主労総はゼネストで △弾力勤労制期間拡大推進中断、 △光州型雇用推進中断、 △ILO核心協約批准、 △まともな正規職転換、 △非正規職撤廃、 △年金改革などを要求した。

金属労組からは現代起亜車、韓国GM、現代重工、大宇造船などの完成車工場をはじめとして 109か所の事業場で12万8千人ほどがストライキに参加した。 公共運輸労組所属の韓国ジョブワールド、ソウル大病院、KT常用職、国民年金などの事業場もストライキに参加した。 特に雇用労働部傘下機関の韓国ジョブワールド非正規職労働者41人は、 非正規職集団解雇問題解決を要求して、この日、無期限ハンストに突入した。

ゼネスト大会は全国同時多発で開かれた。 全国15の地域で開かれた大会には5万人の労働者が参加した。 国会前での首都圏大会には1万人が集まり、 蔚山地域には2万人が集結したと民主労総関係者は伝えた。 仁川地域は韓国GM近くの富平駅広場、 全州地域はタクシー社納金廃止高空籠城場がある全州市庁の近くでゼネスト大会を開いた。

民主労総はゼネスト大会決議文で 「政府と国会は財閥の傀儡の役割をして世の中をまた財閥共和国に追いやっている」とし 「弾力勤労制は、長時間労働搾取を合法化し、 光州型雇用は低賃金労働搾取競争をあおる。 政府と国会が最低賃金法を改悪して公共機関の子会社を拡大し、非正規職撤廃を妨害した。 われわれは財閥の反動に対抗して、右傾化に突き進む政府と国会に対し、 社会大改革の方向性を刻印させる大長征を宣言する」と明らかにした。

民主労総のキム・ミョンファン委員長は大会発言で 「ゼネストをめぐり、青瓦台と与党は民主労総を敵対視する発言を吐き出している」とし 「特に執権与党の院内代表が弾力勤労制拡大のために労働界を強迫するのなら 民主労総はまた機械を止めて仕事を止める」と警告した。 金属労組のキム・ホギュ委員長も 「金属労組のゼネストの核心的な要求は、 財閥改革と労働法改正、造船産業構造調整問題解決」だとし 「なぜ労働者たちがこれらの要求を掲げてゼネストをするのか、 政府と国会、言論は理解しなければならない。 全労働者の権利を保障するゼネストなら、何度でもまたストライキをする」と話した。

公共運輸労組のチェ・ジュンシク委員長は 「時間が経つほどに公共機関での子会社が拡大している。 文在寅(ムン・ジェイン)政府の正規職転換政策は『フェイク政策』だ」とし 「韓国ジョブワールドは雇用労働部傘下公共機関だが、 正規職が50人、非正規職が340人にのぼる。 韓国ジョブワールドの非正規職労働者たちは、後で大きくなったら先生のようになりたいという子供たちの話に答えることができない。 非正規職だという理由で差別と苦痛を受ける人生を伝えることができない。 このように、子会社での間接雇用は労働者だけでなく、子供と青少年の夢まで奪っている」と伝えた。

LGユープラス非正規職支部のチェ・ユゴン支部長は 「LGユープラス非正規職労働者も元請の『中途半端な子会社』推進に反対し、 本社前で40日以上野宿座り込みを続けている」とし 「LGユープラスが言う子会社は、雇用安定も保障せず、一部だけを段階的に採用する。 下請け業者も一部残して下請構造を維持する。 民間部門の間接雇用闘争に連帯してほしい」と訴えた。

民主労総は大会の最後に 「弾力勤労制拡大阻止」、「非正規職撤廃」などと書かれた造形物を壊す パフォーマンスをした。

一方、警察はこの日、 国会前から麻浦大橋まで警察兵力を配置した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-11-22 07:45:29 / Last modified on 2018-11-22 07:45:32 Copyright: Default

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