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忠武アートセンターがストライキに突入…2500時間に達する「無料労働」

イベントは出席、労働者は無視した「使用者」の中区庁長

キム・ハンジュ記者 2018.05.11 19:46

代表的な公共文化芸術機関である忠武アートセンターの労働者たちが 人員補充を要求して5月11日、ストライキに突入して注目されている。 忠武アートセンターは、中区庁が出資した(財)中区文化財団が運営する総合芸術機関だ。 ストライキに突入した労働者たちは、舞台音響、照明、電気などを管理する技術職だ。

[出処:公共運輸労組ソウル京畿支部]

全国公共運輸労組ソウル京畿支部忠武アートセンター分会はこの日、 大漢門前でストライキ突入記者会見を行った。 労組は忠武アートセンター正規TO 2か所を補充することを要求したが、 使用者側がこれを受け入れなかったため、ストライキに突入したと明らかにした。 労組によれば、忠武アートセンターは公共機関で労働者50人に該当する予算を受けているが、48人しか雇用していない。 労組は「使用者側が交渉で契約職1人ならともかく、正規職2人の採用はできないといった」と伝えた。

労組はまたこの6か月間、組合員8人が補償を受けられない延長労働時間が2564時間に達すると明らかにした。 労使は昨年賃金交渉で延長労働手当てを45万ウォンまで支払うことにしている。 だが使用者側が人員を増やさず、既存の労働者が45万ウォンを越える延長労働をしてきたのだ。 舞台音響パートのチェ・ジュンギル組合員の3月の不払い延長労働時間は70時間、 照明パートのユン某組合員の3月の不払い延長労働時間は75時間に達する。

労組は「1人当り月52時間の無料労働で忠武アートセンターが運営されており、 労働者は年次休暇も法定日数を認められなかった」とし 「こうした問題の原因は、(使用者側が)必要人員を補充しないためだ。 労組は長時間労働を解消するために週52時間制が全面施行される7月1日の前に人員補充を要求しているが、 忠武アートセンターは先に休業日を変更して、後で人員を補充しようという小細工を働かせている」と伝えた。

チェ・ジュンギル組合員は 「週60時間以上働いても、残った休暇も使えない現実の中で、 補償休暇日は自動で消滅する」とし 「また(使用者側が)休日手当てを支払わないように『年次促進制』という規定をあげて金銭的補償さえしない」と話した。

イ・ヘシク代議員は 「公演に対する情熱で労働力の搾取に耐えた私たちに戻ってきたのは、今日のような現実」とし 「勤労基準法と週52時間制を遵守しろという正当な主張を使用者側が握りつぶし、 不信と反目を助長している」と指摘した。

また労組は長時間労働は公演会場の安全を害するとし、 人員補充と同時に公演会場の点検期間を延ばすことを要求した。

この日の記者会見が開かれた大漢門前には、 チェ・チャンシク中区庁長が「征東夜行」イベントに出席するためにきたが、 同じ場所でストライキ出征式をする労働者の前を通り過ぎた。 区庁の関係者は労組にイベントを行うので記者会見を止めろとも言った。 労働者たちは中区庁長に対し、問題を解決しろと叫んだ。

ストライキは11日から二日間進められる。 以後、労組は怠業に転換し、要求案を貫徹させる計画だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-05-19 18:06:42 / Last modified on 2018-05-19 18:06:44 Copyright: Default

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