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ソウル大病院ストライキ…「患者を威嚇するソ・チャンソクの積弊はそのまま」

ソ・チャンソク罷免市民請願2万人を突破

キム・ハンジュ記者 2017.12.08 12:28

ソウル大病院の労働者たちが 12月8日にストライキに突入した。

公共運輸労組医療連帯本部ソウル大病院分会組合員約400人は △ソウル大病院のソ・チャンソク医院長辞任、 △非正規職1600人の正規職転換、 △医療公共性強化、 △福利厚生回復を要求して、 この日の午前5時付でストライキを始めた。

[出処:公共運輸労組医療連帯本部ソウル支部ソウル大病院分会]

労組は午前9時30分、ソウル大病院本館1階のロビーでストライキ出征式を始めて、 午後1時30分にソウル大病院近隣の大学路をデモ行進する。 この日のストライキは一日だけのストライキで、 来る12日には2派ストライキを行う予定だ。

労組は報道資料で 「政府は『公共機関非正規職ゼロ』を宣言したが、 ソ・チャンソク医院長は非正規職正規職転換対策を出さずにいる」とし 「医院長は成果給制の廃止どころか、 手術件数、検査件数に連動する医師成果給制廃止の約束さえ拒否している」と伝えた。

続いて労組は「特に医院長は、看護師の初任問題、慢性的な人員不足、 職員福祉の強制削減など『労働者いじめ』も中断しようとしない」とし 「また、子供の患者の外注給食を直営給食に転換し、 病院に借金を残すだけの営利子会社『ヘルス・コネクト』の撤収、 市立ポラメ病院の職員分離反対など、 患者のための要求もすべて受け入れられないという病院の立場だ。 合意の努力が全くない医院長のために、労組はストライキを決めるしかない」と明らかにした。

[出処:公共運輸労組医療連帯本部ソウル支部ソウル大病院分会]

労組をはじめ、市民社会陣営もソ・チャンソク医院長の罷免の声を高めている。 「ソ・チャンソク医院長退陣、医療積弊清算のための共同対策委員会」は、 ソウル大のストライキに合わせて12月8日、 青瓦台噴水台の前で市民署名の青瓦台伝達記者会見を行った。

共対委は「ソ・チャンソク医院長の罷免請願署名が2万人を越えた」とし 「それでも相変らずソウル大病院理事会と文在寅(ムン・ジェイン)政府は沈黙している。 このような姿を見て、積弊を清算するという大統領の真実を疑わざるをえない。 共対委はソ・チャンソクの罷免により、ソウル大病院を国民の病院にするために躊躇なく戦い抜く」と伝えた。

共対委は12月21日に開かれるソウル大病院理事会に対し ソ・チャンソク医院長の解任建議案を上程すること、 政府に対しソ・チャンソク医院長の即時罷免を要求した。

医療連帯本部ソウル支部のキム・ジンギョン支部長は 「ソウル大病院が国民、患者の信頼を回復する第一歩は、ソ・チャンソク医院長の退陣だけ」とし 「前の国政監査で与野を問わず、すべての議員がソ・チャンソクに対して医療壟断と金品授受の責任を取って辞任を要求したが、 ソ・チャンソクはこれを拒否した。 ソ・チャンソクが辞めなければソウル大病院が国立病院の地位と国民の信頼を回復することができない」と伝えた。

ソウル大社会大学生会のユン・ミンジョン会長は 「公共医療サービスを提供すべきソウル大病院の医院長が贈収賄して、 非正規職問題を放置し、収益だけを試みている」とし 「すべて医療積弊であるソ・チャンソクが作ったソウル大病院の現象だ。 ソウル大構成員として学生も問題解決に積極的に参加する」と話した。

一方、共対委によれば、警察の放水銃で亡くなったペク・ナムギ農民の死亡診断書の虚偽作成を主導した シン・チャンス教授(当時診療副委員長)は現在、 ソウル大医科大学新任学長1順位に上がった。

共対委は記者会見の後、青瓦台に市民請願書を渡した。 共対委には公共運輸労組、医療連帯本部、労働者連帯、社会進歩連帯、 ペク・ナムギ闘争本部、ソウル大総学生会などが参加している。

[出処:キム・ハンジュ記者]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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